食品のカラクリと暮らしの裏側

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選挙の投票用紙は大都市では有権者全員の枚数を用意していないんだ~/少数派

2019年07月14日 | 政治情勢1
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
選挙の投票用紙は大都市では有権者全員の枚数を用意していないんだ~

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■印刷作成される割合は自治体によって異なり100%・95%・90%など様々
年々、投票率が下がり、50%前後あるいは大幅に割る選挙が多くなっています。投稿者は、常々、無投票分の投票用紙は廃棄され、何ともったいないなと思っていました。てっきり事前に全員分が用意されていると思いましたが、そうでもないようです。建前としては「全員分」を用意すべきでしょうが、昨今の投票状況から、“作成率(準備率)”は自治体(選挙管理委員会)ごとにバラバラです。東京都は、有権者1149万人の9割、1024万枚。神奈川県・埼玉県は95%、大阪府は町村が全員、市部は9割。北海道・愛知・福岡県は全数用意。他の地方都市は比較的投票率が高いので、全数用意と思われます。

全数を用意しない自治体は、節約事情と、現実として都の場合は過去最高でも1971年都知事選の72.36%。全員分用意すべき建前は理解しても、現実を見れば無駄でしかないのです。でも投稿者としては、節約するなら、もう少し絞っていいと思いますが。99.99%不足する可能性がないとしても、万が一、投票率が上がり用紙が足りなくなったら選挙無効になる恐れがあります。そこで選管は、中途半端な枚数にならざると得ないのでしょう。因みに都の場合は、9割分でも用紙の作成・輸送に5000万円掛かります。単純計算で1枚5円程度、小規模自治体では数倍か。但し国政選挙でも用紙は都道府県が洋意し、費用は国が賄います。しかし廃棄費用は自治体が負担するので、できれば節約したいと思われます。

■投票用紙は樹脂製で折り畳んでも投票箱の中で自然に広がる
投票用紙と呼んでも、紙ではなくフィルムの一種でポリプロピレン樹脂が主な素材です。なぜ樹脂を使うかと言えば、たとえ折り畳んで投票箱に入れても箱の中で自然に広がり元通りになるのです。平らになっていれば、開票作業が早くできるからです。次に樹脂ではツルツルして書きにくいのに、なぜ鉛筆で綺麗に字が書けるかです。これも工夫されており、見ても触って分かりませんが、表面が細かくザラザラになっているので鉛筆で書けるのです。日本の選挙開票が早いのは、投票用紙も貢献しているのです。だからといって投票締め切り午後8時になった途端、TVで次々と当確者が発表され、新しい勢力数が瞬時に出てくるのは腹立ちます。これはTV局の事情ですが(笑)、参考ページのリンクをご覧下さい。

外国の選挙では、投票用紙がA4・A3大の大きなものを見ます。あれは複数選挙にも関わらず、1枚の大型用紙を使っているからです。あるいは識字率が低い新興国では、候補者名が読めない書けないこともあり、候補者をカラーで色分け、あるいは政党がシンボル絵になっているため、どうしても大きくなってしまうのです。諸外国では候補者リストにチェックを入れるやり方が多く、候補者名を直接記入するのは、先進国では日本だけだそうです。用紙に候補者名を印刷する必要がないことから、早いうちから準備できます。来たる選挙では、投票用紙が“無駄に廃棄されない”ように、投票に行きましょう。近未来、自宅のPCやスマホから、投票できる時代が来ると思います。それまでは鉛筆を使い、丁寧に候補者名あるいは政党名を書きましょう。

Sankoub 投票日の午後8時になった途端「当確」・議席予測発表のTV報道方法にうんざり・憤り

Ntopkeiji

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