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与良政談★うごめく「安倍・維新」連合=維新は安倍氏と国民党とも組んで「改憲」へ/少数派

2021年11月22日 | 政治情勢1
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
与良政談★うごめく「安倍・維新」連合=維新は安倍氏と国民党とも組んで「改憲」へ

Yoraseidan
毎日新聞の夕刊、「熱血!与良政談」というコラムからの記事をご紹介します。
コラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトル付けは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


◆維新松井代表「岸田政権には是々非々で臨む」と言うが安倍氏の「改憲」代弁者に
先の衆院選で議席を伸ばした日本維新の会は、岸田文雄首相にとって、とてもやっかいな存在になりそうだ。今後、自民党の安倍晋三元首相らと維新が歩調を合わせる「安倍・維新」連合が形成されて、首相への影響力を強めていくとみられるからだ。衆院選投票日の翌々日、維新代表の松井一郎大阪市長は、さっそくくせ球を投じた。来夏の参院選までに憲法改正原案を国会が発議し、国民投票を参院選の投票と同じ日に実施すべきだ――。松井氏はそう提案した。参院選と同じ日なら投票率も上がりそうで、経費も削減できる。なるほど、維新らしい提案だ。

岸田首相が掲げる政策課題の中で、憲法改正の優先順位は必ずしも高くない。自民党と連立を組む公明党も改憲には消極的だ。松井氏はそんな首相や公明党にハッパをかけたのだろう。松井氏の発言を歓迎したのは、言うまでもなく、改憲を宿願としている安倍氏である。憲法改正だけではない。岸田首相は10月8日の所信表明演説で、「改革」の2文字を全く使わなかった。後に首相が「改革という言葉には市場原理主義、弱肉強食など冷たいイメージがある」と語ったように、「新自由主義からの転換」を目指す岸田カラーの表れだった。安倍氏が進めたアベノミクスからの転換という意図も込められていたと思う。

「改革」の文字が消えた演説に対し、即座に厳しい批判を浴びせたのが実は松井氏だった。松井氏らは安倍氏や菅義偉前首相と近く、維新は「自民党の補完勢力」とも呼ばれてきた。松井氏が「岸田政権には是々非々で臨む」と言っている通り、今後は、時に安倍氏らの意向を先取りし代弁するかのように、岸田首相に厳しい注文をつけていくのだろう。安倍氏は衆院選後、自民党の派閥「清和会」の会長に就いた。党内での発言力はさらに高まるとみていい。そして国民民主党は、立憲民主党と一段と距離を置き、維新との連携を深めていくという。国民民主党も改憲には前向きだ。2年前の本欄で、安倍氏はタカ派の自分より、ハト派と目される岸田氏の方が与野党の改憲議論は進みやすい、といった程度のことは考えている……と私は書いた。そうなりそうになっている。これが総選挙後の一番の変化かもしれない。

投稿者の文章/先の総選挙で維新に投票した方は、”身を切る改革”に共鳴した、”立憲共産党”には入れたくなかったが主な理由と思う。しかし維新へ投票すれば、またぞろ安倍氏が暗躍し「改憲」「右翼化」が加速化されると考えなかったのだろうか? 選挙はワンイシュー(選択肢)ではなく、純粋に”身を切る改革”を望む声はあるが、維新が躍進すれば「安倍増幅」の副反応・副作用の悪影響のほうが大きい。これは選挙前から言われていたことだ。つまり維新の本音は”身を切る改革”ではなく、「改憲・右傾化」にまっしぐら。”身を切る改革”を、隠れ蓑に使っているに過ぎない。維新へ投票した方のうち、このようなことをご存じなかったとなれば罪は大きい。”身を切る改革”は自民党が反対し、実現できないことを承知の上で選挙ウケする綺麗事を並べているだけだ。文書費100万円の問題を提起する一方で政党助成金は知らんぷり、議員増によってちゃっかり維新は19.2億円を授受する。防衛費5兆円・大阪万博に数千億円の国税が投入されるが、こちらも知らぬ存ぜぬ。維新が主張する政治家・役人を減少させれば、増々、民主主義が遠のき専制政治が行われやすくなる。もちろん経費削減は必要だが、彼等は、一見、無駄と思える「民主主義を保つ」経費を削減することを主目的としている。主張は、専制政治(右翼支配)そのもの。そうならないように大局的な政治費用=「民主主義の経費」は値切ってはならない。ここまで考えて、まやかし維新に投票しなかった一部の大阪府民を讃えたい。

Ntopkeiji

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