岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

ドドン”パァ~ンの左儀長

2010-01-11 00:00:00 | 日々の暮らし
   ここは富山県下新川郡入善町小杉地区

          
昨日、村の神明宮に於いて元始祭が執り行われた。 元始祭のあと還暦と初老を迎えられた方々のお披露目があり、ご夫人共々神事を受けられた後に宴が催された。

こうやって一年一年、我が身に近づいてくる還暦の二文字、免れるものならと呟いたら・・、 隣りの方に、今日にでも死なれたら間違いなく60は来ませんよと言われた。

・・・ご尤も(苦笑。


明けて今日、1月10日は毎年恒例の左儀長だった。 各家の昨年の大麻やお守り札に今年のしめ飾りなどのナイロン系を取り外し、歳の神に感謝し、供養し、今年の平安をお祈りする。

       

       
場所は同じく神明宮の隣の田んぼで行なわれ、前もって役員の方々で火起こしされた火を用い、点火された。

       

       
マイギリ方式と呼ばれるもので、200年ほど前に使われていたそうだ。


神の事にはお酒は付きものである。 火がまわり始めると竹筒にお神酒を注ぎ、燃え盛る傍に立ててお燗が始まる。

       

       
これが楽しみで駆けつける人もいるくらいで、煤が混じった酒も、お神酒であればご利益があると、威勢良く竹の弾ける音を肴に今日ばかりはまだまだ松の内(笑。