NHK-BSで『知られざる在外秘宝 発見された桃山のジャパン~スペイン・修道院で守られる蒔絵~』を観ました。
マリーアントワネットは日本の漆器を大事にしていた!!
伊勢物語の場面を描き込んだ蒔絵の箱やシルバーな感じの漆器。
別物みたいに綺麗で魅力的だわ。
これをマリーが持っていたなんて、テレジアもマリーも審美眼があったのね~。
最高の職人が作った極上の品。
細かくて高い技。
ハプスブルク家(オーストリア)にあるシェーンブルン宮殿。
幼少期にマリーも遊んだといわれる漆の間。
母のテレジアは宝石より漆器が好き!
贅沢品だった。
ヨーロッパで漆は穫れない。
オランダの東インド会社が運んだ。
当時客間に飾られ、財力を誇示するものだった。
中国主義が流行っていたので、中国の絵。
中国の磁器と日本の漆器。
それを眺めながら東洋を夢みていた。
そういえば、先日観てきた『ヴィジェ・ルヴラン展』の絵画にも東洋の絵があった。
漆器コレクションは母テレジアからの贈り物だった!
そのあと自身も集めた。
自分が捕われる前に美術商に保管命令をした。ヴェルサイユ宮殿から運び出され、他のものは売り払われたにもかかわらず、これらの漆器たちは
1794年ルーブルに入り永久コレクションになった。
マリーが日本の漆器のファンだったのですね!
漆がとれないヨーロッパではいろんな方法で日本の漆塗りを目指していた
” JAPANING,”(→。シェラック。サンダー・・・
漆に比べて寿命が短い。)
” DEEP BLACK” (→松を燃やした煤や、酸化鉄を混ぜる)
これらは日本独自の世界に誇れる工芸なのだとあらためて知りましたよ。
画像お借りしました
one pochi please!!