たわいもない話

かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂

夕食でのたわいのない会話

2011年10月14日 16時16分38秒 | 雲雀のさえずり

祖母

「誠恵、明日9時半に美容院を予約したけん連れて行っていや」

「急に、何処かに行きな~だか」

祖母

「あさって敬老会が福祉センターであって、行ってみょかと思って」

「よけ行きな~だ」

祖母

「何回にも分けて開かれ~しこだぁ~もん、毎回会場がいっぱいにな~だって。町長さんも来て歌を歌いな~しこだぜ」

「子供の数はだんだん少なんな~に、年寄りはなんぼでも増え~なぁ。年寄りが増え~ほど子供が増えやええになぁ~」

祖母

「だって、いかにゃぁ損んだがん。飲みもんや折りもで~しこだし」

「折り箱一つもらあてて、美容院まで行きゃぁ~、そっちの方が高かつくがん」

祖母

「だって美容院は、いつかどうせ行かんといけんがん」

「まあ、そりゃ~そげだぁ~もん。敬老会なんて公費を使った、てえのいい選挙運動みたいなもんだな~ぁ」

(平成17年に三町が合併し新しい町制のもと、二度目の町長選で現職町長を新人が僅差で破り現町長が誕生した)

「だって年寄りはこんなことでもないと、なかなか外に出る機会がないがん」

「誰と行きな~だ」

祖母

「隣の奥さんと一緒の行く約束しちょうだがん」

「敬老会は何歳から出席でき~だ」

祖母

「75歳からで、となりの奥さんは今年初めてでな~だって」

「ほんなら、朝9時に連れて行った~げ~けん、よいしちょきないよ」

以上

 

 

 


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