だ・こーじの「いま、思い、考えること」

「目に見え心に思ふこと」をホンネのごとくフィクションとして綴ります。

学会の週末

2014年06月08日 | 日記
この週末は地元の小学校高学年数名たちとキャンプをする予定であちこちへと手配をしていた。無論多少の雨など気にせず雨天決行の予定だったが、あまりの梅雨、大雨警報により中止に。
同時期に出張が重なっていて新座市の立教大学で開催。キャンプ地から立教でのC学会へ通うこともなくなった。
それにしても目が重い。モノモライなどは子どものころに何度か経験したがどうも蕁麻疹ぽい。

学会はいわゆる書誌学に関するミニシンポジウム。古典というと書かれた内容、テクストとしての読みに関して考えてきたが、ここへきて、私の関心も内容もさることながら、何に、どんな風にというところへ意識が移ってきた。
そういう意味ではK大学のS先生が『書物学』に入門の類を連載され、和歌を専門にされているK師匠、Twitterのつぶやきがまた異なる一面を示しているT大のKさんから学ぶことが多い。源氏物語という散文をやりつつ書誌学にも目の届いているNくんなどもそうだ。
とにもかくにも失敗しながらも視野を広げてみようと遅々としながら動いている。
さて、そんな学会の2日目は文科省のFさんが伊勢物語の書き込み「勘物」について、また先輩のYさんは「若紫」を軸に発表。関心のアンテナはその問題意識であり主張へのアプローチだが、疑問も残り刺激も受けた。
人の研究方法を消化しながら、自分のテーマ、問題意識を改めて省みるよい機会となった。