山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

会議出席

2012-03-15 16:48:40 | インポート
昨日はトーキョーで社用での会議でしたが
今日は山里で自然保護員として会議出席です。
会議の主催者で事務局の七ヶ宿町役場林務担当Y君は
私の習性(会議を忘れて山に行く)を理解しているので
午前中に電話をよこし、私が不在だったので
開始直前にもう一度電話をいれてくれました。

「大丈夫、憶えてるから」と答えたものの
スッカリ忘れており、別件で事務所に来た
宮城県のSさんに思い出させて頂きました。

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虫と獣の防除に関する会議の2本立てです。
虫は凄い勢いで被害拡大中のナラ枯れがメイン
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我が七ヶ宿は文化も虫も山形と深い関わりがあるようで
県内ダントツの被害状況です。

獣は猿による農作物被害についてが主な議題
我が町の猿は西部山間地の出身だそうで
現在、539頭の個体が10の群れで棲息しているとのことです。

元々は猿の出身地である、町内西部で猿害が深刻だったのですが
最近では、東部(私の住んでいる所含む)の方が被害が多く
西部の猿は山に帰りつつあるとのことでした。


猿が山に帰った要因は、防除の効果よりも
高齢化と過疎化で、猿好みの作物を作る人が
居なくなり、里に食べ物が無いので里育ちの猿も
山へ帰らざるを得ない状況になったからとのことでした。

なんとも複雑な感じです。