昨年まで仕事でたいへんお世話になった方の奥様が急逝され、
都内で執り行われる明日明後日の通夜告別式への参列も考えたのですが、
6日の予定を考えるとどうしてもむずかしく、
また、仕事の予定を変更することは、
その方への礼を欠くことにもなると思ったので、
やむを得ず電報を打たせてもらうことにしました。
もちろん既成の電文ではなく、自分の言葉で。
とはいえ、奥様が亡くなられた状況はお聞きするところ信じ難いもので、
絞れどもなかなか言葉が出てくるものではありませんでした。
本当に悲しい出来事に際しては、
お悔みなど伝えきれるはずもなく、
ましてや勇気づけてあげられるべくもなく。
それでも何かを伝えたいのは、もしかしたらエゴ?でしゃばり?
いや、自分の気持ちはただの社会儀礼ではないはずで、
奥様の安らかな眠りや、彼のこれからの人生のために
何もできないくせに、せめて届けたい形のない思い。
これだけやるせない思いで文をつづったことはなかったかもしれません。
さて、いまどきの電報、インターネットからとても簡単に送信することができます。
体裁を選んで、送り先など必要事項を入力して、文面を選択、または記入。
印刷イメージも確認できるようになっています。
決済はクレジットカードで可能。
この送信作業のほうは、ネットで買い物に慣れていれば、
あっけないくらいスムーズに行うことができます。
しばらくして携帯電話に着信あり、関東のNTTさんから。
葬儀場に確認したところ、私の送った電文の宛名に誤字があったようで、
それを修正したうえで電報を届ける旨の確認でした。
やるじゃんNTT。
仕事がおざなりじゃない。
電報はセレモニーの一環となるものだから、誤字はたいへんな無礼、
そこをちゃんと踏まえてくれている。
おかけで私は恥をかかないで済んだことになります。
この姿勢、私たちの仕事においても大切にしないといけないことだなと思いました。
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