16日の月曜日、店長がお客様にこう話していました。
明日明後日は慰安旅行なので、お休みなんです。
「研修」旅行なんですけど。
って、横で聞いてて思った私です。
まあ、現実はほとんどレジャーですけど。
さて、二日目は8時に朝食のレストランに集合。
天気が良かったので、私はその前に少し早めに降りて付近を散歩です。
日比谷公園。
まだ世の中の喧騒が始まる少し前の時間。
落ち着きます。
が、こんな事件が勃発。
ベンチでタバコを吸い始めた若者に、常連らしきおばちゃんが近づいてモーレツに怒りはじめました。
若者もモーレツに抵抗して喫煙をやめようとしません。
負けたくねえ気持ち、つっぱり根性も若者の特権ですが、すみませんのひと言が言えて居住まいを正すことができないうちは浮かぶ瀬もないこともわかないうちはケツが青い!、せいぜいガンバレ青年よ、なんて傍観して見ていたところ、
あまりに抵抗する若者に業を煮やしたおばちゃんが、怒り極まりに達したのか、おまえなんか死んでしまえ!とまで発言して激高状態に。
これでは事態が収拾するはずもありません。
止めに入ろうかという寸前で(80メートルほど走らなくてならない距離でした)おばちゃんが怒りつかれてUターンして戻っていったので休戦となりましたが、早朝の静寂した公園での出来事に人間という生き物の未熟さを痛感してしまいました。
はじめは善意のお気持ちだったにちがいありません。
でも、いくら相手がよくなくても、自分の心を乱しては元も子もない。
平和のため、正義感ゆえに人は心の波を荒げてしまうことがあります。
いや大義の御旗が攻撃を加える理由にすり替わってしまうことさえあるかもしれない。
なかなか冷静にはいられないのが現実で、私も含めてどちらの立場にもなりうる人がほとんどのはずで、傍からみればこれはまさしく今の世の中の縮図なわけです。
…素直って大事。胆力って大事。
そろそろ集合時間が近づいてきたと、ホテルへの帰路の先には…
東京電力。
出社が始まっているというのに、門扉はわずかに数十センチばかりの幅で開いているたげで、警備員も多数、警官と万一の護送車両も配備。
この物々しさもまた、好天の朝にふさわしくない日本の現実です。
東京って、いろんなもんが見れるなああああ。
勉強になるな、これが研修旅行ってもんだ、わかるか店長!なんて考えながら今度こそホテルへ。
さて朝食後、各自の予定を簡単にチェックして、
さあ、今日は自由行動!となりました。
それぞれが下調べしたうえで、行って見たいところ、見てみたいところに向けて出発です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます