新宿のお店、街の賑わいをたっぷりと観察したあとは、渋谷に移動。
渋谷にも話題の新しいお店があります。
不況とはいえ、不況だからこそ、新しい業態へのチャンレンジがあり、
その挑戦の前提には生き抜くための仮説があります。
仮説に基づいて実体化したお店が社会にどう受け入れられるのか、
それを見てまた学ぶことができるわけです。
最近の渋谷の新店といえばこのふたつ。
ルミネマンとH&M渋谷店。
ルミネマンは、小さなお店です。
ルミネといえば、駅ビル特化がこれまでのはずせない方向性でした。
ルミネマンは、駅歩数分の離れた立地にあること、
メンズ専門業態として出店しているということにおいて野心的な狙いが伺えます。
一方、H&M渋谷は超巨漢店です。
銀座、原宿の従来店舗と比較にならないフロア面積があります。
当然のことながら商品構成にも幅があります。
デザインテイストも既存店に多いエグイ色使いのものばかりいではなく、
価格帯についても、冬物ということもありますので、
コートジャケットなどの重衣料も品揃えに含まれることから
必ずしもイメージにあるような超安い!ものばかりでもありません。
品質はそこそこだけど、超安いという当初の評価が一段落してから、
ブランドとしていかに定着して一定レベルの価格のものまで
消費者に受け入れられるようになっていくのかが今後の正念場です。
予定では、代官山あたりにも行ってみたいところもあったのですが、
はっきりいって疲れてしまい、宿のある新橋方面へ向かいつつ、
銀座の街の様子を拝見して今日のお勉強は終わりすることにします。
銀座のいくつかの百貨店に入ってみましたが、
日中に回った新宿、渋谷のお店との客層の違いに愕然。
土地柄あたりまえだと思う反面、
〇年前とおんなじ売場でいいのかな?とも思います。
従来のお客様を大事にすることは
商売の基本中の基本でとても大切なことで、
若い人に迎合することも、一過性のトレンドに走る必要もありませんが、
新しい空気を取り入れていかないと、気持ちも澱んでしまうぞ、このままでは。
と正直感じざるをえないところがあります。
朝9時半にスタートして、ホテル戻りが午後5時。
途中、移動や休憩、食事で1時間半くらい座っていたとして、
残り6時間はほとんど立って歩いてました。
1時間4キロなら24キロ。
これくらいでは疲れない強靭な身体があれば、
思う存分仕事ができるのになあ、と感じた2日目です。
いっしょにいったメンバーはこの日で帰宅。
私は1日延泊して仕事です。
今回もなかなか実りのある視察研修でした。
いっしょにいった仲間のブログでも報告がアップされています。
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