木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ウスタビガ 繭と卵

2021-12-26 07:16:57 | 木曽Now

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木曽町新開      午前7時の気温 -9.5℃    今朝の天気  曇り

開田高原の
冬枯れの道を
歩いていて
ウスタビガの繭を
見つけました。


毎年
1個か2個
見つけています。


枯れ枝の先に
緑色の繭が
ぶら下がっているので
結構よく目立ちます。


繭の中に蛹が
入っていたのですが
秋に羽化したため
中は空っぽです。


繭は木の枝に
しっかりと
括り付けられており
枝が折れない限り
外れることはないでしょう。


構造を少し
見てみると
上の水平な部分が
成虫の出口で
2本の指で摘まむと
開きます。


底には小さな穴が
開いていますが
これは水抜きの穴で
繭の中の
水抜きです。


これほど
複雑な構造の繭を
どの終齢幼虫も
間違いなく
作るのですから
驚くほかありません。


秋に羽化した成虫は
餌を食べることなく
すぐに交尾して
卵を産みます。


この繭のウスタビガは
雌だったのか
繭のまわりに
4個の卵を
産み付けています。


来春は
コナラの木で
飼育したいと
思っています。


大阪に帰りますので
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