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『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

「セブン&アイ鈴木会長」コンビニ作って、セブン銀行立ち上げ、後継者指名で最後にハシゴ外された。

2016-04-14 07:01:20 | 日記

創業家の伊藤雅俊名誉会長にとっては福の神だったコンビニ生みの親鈴木敏文会長、最後の最後で絶対的信頼を得ていた創業家からハシゴを外されました。最後は憶測も混じる互いの子息を交えた後継者争いだったのかもしれません。今後カリスマがセブンイレブンからいなくなったことで、他社との優位性は急速に縮まるはずです。それにしてもこんな形で・・。創業者伊藤雅俊名誉会長も20年前総会屋問題でまさかの退陣、引き継ぎ急成長させた鈴木敏文会長も社内役員の叛乱でまさかの退任。外資の餌食になるかもしれません、今後のセブン&アイホールディングスの動きに注目です。

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まさに急転直下の展開だったーー。

4月7日、セブン&アイ・ホールディングス(HD)は鈴木敏文会長兼CEO(最高経営責任者)が退任すると発表した。同日午前に行われた取締役会で、鈴木会長が提案するセブン-イレブン・ジャパンの井阪社長を交代させる人事案が成立しなかった。全取締役15人のうち7人の賛成しか得られなかったことで、鈴木会長は自らが信任を得ていないと判断し、退任する運びとなった。

退任を決意したことで、出席予定のなかった2016年2月期決算会見に急きょ出席することになった鈴木氏。会見での一問一答は以下の通り。

井阪君の発言には、ものすごくがっかり

――具体的に引退を決意したのはいつなのか。今日役員会が開かれているが、そこではセブン-イレブンの人事案が否決された。どんなやり取りがあったのか。

鈴木会長:役員会の席で井阪社長も発言した。いかにも「1人でやってきました」というような発言だった。ものすごくがっかりした。この役員会に出席しないセブン-イレブン・ジャパンの役員も、「よくそんなことが言えたもんだな」と言っていた。

今の井阪君を信任して、私がやっていくということは、かえって将来に対して禍根を残すことになる。私は役員会が終わったあと、急きょ、村田君にも集まってもらって、「今日引くよ、記者会見するよ」と言った。

みんなびっくりしていました。引き留めてくれたけど、7~8年間最高益でやってきた。新年度(2017年2月期)も最高益を出せるだろうと思いました。お荷物といわれたイトーヨーカ堂も、なんとか見通しが立てられるような状態に向きつつある。そういう意味では私は逃げ出すわけではない。自分で十分納得できた。

――役員会での人事案は何対何で否決されたのか。

鈴木会長:全取締役が15人で、私どもの会社案に対して反対が6票、賛成が7票、白票が2票だった。

――この票数だと賛成の方が反対より多く見えるのだが?

村田紀敏社長:賛成の方が多いと見えるかもしれないが、この件については15名の取締役の出席に対し、賛成が過半数を超えないと可決しない。全体では賛成が多いが、実態としては8票に達していなかった。

鈴木会長:それから、私自身としては、反対票が社外役員をはじめ社内の役員からも出るようだったら、私はもう信任されていないということを考えていた。6票、7票、2票というのは、まったく問題にしていない。

――会長が退任した場合、当面の経営体制をどうするのか。

鈴木会長:これからみんなと相談していく問題で、私が誰かを指名するというのは考えていない。会社の人事案が否定されたが、井阪君が信任されたわけではない。引退を発表した私が明日から会社に来ないという無責任なことはしないが、いずれにしても新体制に立候補する気はない。

息子に世襲させるなど、一度も言ってない

――後任人事についてはどう考えているのか

汗なのか涙なのか、鈴木会長は何度も目尻をぬぐった

鈴木会長:なんで息子(鈴木康弘セブン&アイHD取締役)の話が出てくるのか。それが社外でもそういう話が飛び交っているということを知って、びっくり仰天している。

そんなこと一度も言ったことないし、息子に対してそんなこと考えたこともない。

ましてや、セブン-イレブンの社長にタッチしたわけでもないですし、技術屋である。それがまことしやかに社内で言われるというのは、私の不徳の致す所だ。

――今回の人事案が否決されたことに、責任を取るという意味もあるのか?

鈴木会長:それはある。私は執行部としてやってきて、多くは人事を担当してきた。これまで、自分の人事案に対して否定されたということはまったくなかった。ましてや資本と経営の分離ということは、私自身が行ってきたことだ。自分で行ってきたことに責任を果たすという重要性を自分自身に言い聞かせている。

――井阪社長の進退問題が、鈴木会長の退任に変わった背景には、創業の伊藤家の存在があるのか。経営を任されていたはずなのに、伊藤家から最後の最後ではしごを外されたという思いから決断したのか。

鈴木会長:資本と経営の分離を言ってきた。(伊藤家の)資本そのものは10%ぐらいの株式を所有している。経営に大きく影響するような資本額ではない。フランチャイジービジネスを考えると、それなりのことをきちんとしておかなければならない。

何もセブン-イレブンだけの問題ではなくて、総反対されたなかでコンビニを作ってきた使命から考えても、資本と経営の分離はきちんとしたことが小売業においても重要なことだ。

――コンビニを作って、セブン銀行も立ち上げて、伊藤家にとって鈴木会長の貢献はすごく大きかったはずなのに、なんで最後の段階ではしごを外されたのか。

鈴木会長:非常に言いにくいことなので、ご勘弁願いたい。ようするに世代変わりがあったということだ。

私の不徳の致す所である

――鈴木会長はセブンの創業者、伊藤雅俊名誉会長はイトーヨーカ堂の創業者。両者で話し合って常識的な解決できなかったのか。

鈴木会長は会見の冒頭30分ほど、井阪社長や伊藤名誉会長への不満を述べた後、突如辞任を決めたと宣言した

鈴木会長:今までずっと、良好な関係にあった。ここにきて急きょ変わった。

今まで私が提案したことについて、拒否されたことは1回もなく、了承されてきた。

しかし世代が変わった。抽象的な言い方かもしれないが、ご理解いただきたい。

――取締役会や指名報酬委員会での説明が不足していたのではないか。

鈴木会長:指名報酬委員会では5時間かけて議論した。決して時間がなかった、ということはない。

――指名報酬委員会で5時間かけて議論、社外取締役も疑問視した。結局、指名報酬委員会の存在意義とは何なのか。

鈴木会長:7年間、最高益を続けた社長を辞めさせることは、世間の常識が許さない。その一点だ。

――鈴木会長の具体的な退任時期はいつになるのか。

鈴木会長:(退任は)今日決めたこと。明日出るはずのアナリスト説明会にも、辞める以上は方針を説明できない。出ない理由は何だ?となるので、皆様に辞めるということを申し上げたほうがいいということで、会見を開いた。

――なぜ、後継者を育てられなかったのか。

鈴木会長:私の不徳の致す所だ。

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オバマ大統領、来月広島平和公園訪問?

2016-04-13 13:52:28 | 日記

核廃絶に原爆投下国大統領が、被爆地広島平和公園を訪問する予定です。サミットが行われる伊勢志摩から専用ヘリを使えば広島まですぐで、さらに広島の近くには岩国米軍基地があるからそこにエアフォースワンを回しておいて乗り換えれば15分程度で行ける。時間の取れない大統領にとって千載一遇のチャンスです。原爆投下に対する謝罪は無理でしょうが、実現すれば被爆の悲惨さを直に感じさらに世界に向けて発信でき「核兵器のない世界」実現に半歩前進です。

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アメリカ・ホワイトハウスの報道官は、オバマ大統領が来月の伊勢志摩サミットに合わせて広島訪問を検討していることを明らかにしました。

 ホワイトハウスのアーネスト報道官は12日、来月下旬の伊勢志摩サミットに合わせてオバマ大統領が広島を訪問するかどうかについて、「どこに立ち寄るかどうかは現時点では分からない」と述べました。その一方で、オバマ大統領が「核兵器のない世界」に向けて取り組んできたことに関連し、次のように語りました。

 「『核兵器のない世界』を目指す取り組みにとって、核兵器による犠牲者のいる都市以上に象徴的な場所はない」(米ホワイトハウス アーネスト報道官)

 アーネスト報道官はこのように述べたうえで、「大統領とそのチームが選択肢を検討するだろう」と述べ、オバマ大統領の広島訪問を検討していることを認めました。

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衆参ダブル選挙が取りざたされている中、議員女子会仲間の話題はまさかの離婚⁉

2016-04-12 06:25:34 | 日記

ゲス離婚だろうが、私人であれば、どうでもいいことですが、税金を使って相談しているとなれば??です。国会議員が日本の行く末を相談しているのならいざしらず、前妻と現妻の共に国会議員が会期内に離婚相談とは呆れます。自民党の国会議員も頭数合わせの議員は低レベルだった。こんなありさまでは差し迫る選挙も弱いでしょう。アベノミクスが腰折れし衆参ダブル選挙も確実に勝てるか分からなくなってきました。株価下落、景気後退で支持率が更に下がると参議院選挙のみとなる可能性も残されます。政権が手詰まりの中、衆参ダブル選挙を行う大義を野党が安倍内閣不信任案提出で与えてしまうのか?国会では相手の週刊誌ネタやオウンゴール待ちのチキンレースが会期末6/1まで続き、政治混乱に嫌気を刺した外国人投資家による売却もしばらく続くでしょう。

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4月5日、産休からの復帰会見で、夫・宮崎謙介前衆院議員(35)の“育休中のゲス不倫”騒動をこう謝罪した金子恵美衆院議員(38)。離婚については「子供に関わることなので、ご容赦いただきたい」と明言を避けたが、左手薬指からは結婚指輪がはずされていた。じつは、金子議員には騒動以前から何かと相談してきた“女子会”仲間がいるという。

「金子議員は、同じ自民党所属で同年代の加藤鮎子衆院議員(36)、大沼瑞穂参院議員(37)とよく女子会を開いているんです。党の女性局の会合の後なんかに、月に1回は3人で会っているようですね」(国会議員の1人)

 加藤鮎子議員といえば、自民党のかつての重鎮、加藤紘一元官房長官(76)の二世議員。だが宮崎氏とは06年に結婚して09年に離婚した“元夫婦”でもある。

「宮崎氏が紘一氏の後継になることを狙って鮎子氏と結婚したと報じられましたが、当時から女遊びがひどく、結局、3年で離婚になったのです」(自民党関係者)

 だがその“前妻”加藤議員と、現在の妻である金子議員が友人だったとは!この3人での女子会のほかにも、政界には野田聖子(55)元総務会長が主催する女子会もある。3人はそこにも参加しており、赤坂などの美味しいお店に集まっては恋愛から子育てまでざっくばらんに語り合っているという。

「結婚前、金子議員が宮崎氏との結婚を女子会で相談すると、案の定、全員から猛反対されたそうです」(国会議員の1人)

 とくに身を以て痛い目を見た加藤議員は、こう言って強く止めたという。

「女癖の悪さで私も別れたんだから、あの男だけはやめときなよ!女癖と高飛車な態度は絶対治らない。恵美ちゃんはわかってない!」

 見事に的中してしまった、女子会仲間の不安。だがいまも金子議員の支えになっているのは、同じ女子会のメンバーたちだという。

「金子議員は彼女たちに『もう離婚しようと思う』と打ち明けています。まだ『子どものことを思うと……』と迷いもあるようですが、彼女の決意は固そうですよ」

 現在、金子議員の議員宿舎に同居しながら“次の仕事”を探して奔走中という宮崎氏だが、“次の住居”も早めに探したほうがよさそうだ。

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ウルグアイの世界で一番貧しいムヒカ前大統領、原爆ドームへ

2016-04-11 08:12:01 | 日記

『現状に不満があるなら、不平不満ばかり言わず、よりよい、あしたのために行動しよう。希望を持って、行動し続ける人がいるかぎり、少しずつでも世界は変わっていく。』
そう語りながら来日したムヒカさんはその信念そのものの人だった。広島の原爆ドームに来ることは、義務であり、光栄なことです。若い世代が(原爆のことを)忘れないように、貢献していきたいと語り広島訪問。そして「人間は同じ石でつまずく唯一の動物」と記帳。世界には地球の将来見据えて行動する立派な政治家がいたんです。これを機会に世界中で核廃絶へ向け協議してもらいたい。今年は色々な意味で広島の年になりそうです。

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「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれる、南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領は、初来日から10日で6日目。
世界が注目するムヒカ氏の目に、経済大国日本は、どのように見えたのか。
ムヒカ氏は「わたしは、日本に来て、広島を訪問しないことは、日本の歴史に対する冒とくだと思います」と述べた。
日本にやってきて6日目の10日、ムヒカ氏が「行ってみたい」と熱望していた広島県を視察した。
戦争、そして原爆の爪痕を、どんな思いで目に焼きつけようとしているのか。
2012年6月の国連環境会議で、ムヒカ氏は「われわれは、発展するために、この地球にやってきたのではありません。幸せになるためにやってきたのです」と述べた。
この4年前の国連会議で行った、伝説のスピーチをきっかけに、世界で一番貧しい大統領として注目されるようになった、ムヒカ氏。
2015年3月まで、ウルグアイの大統領を務め、在任中は給料の大半を寄付し、農場で質素に暮らす生きざまが国民に愛され、今では、世界中から注目される存在となった。
そんなムヒカ氏は、来日後、東京で多くの若者とのふれあいの場を設けてきた。
そして9日、京都の植物園へと足を運んだ。
ゆっくりと日本の春を感じながら、日本の植物を観賞する、ムヒカ氏。
実は自宅の農場で、世界中の花や木を育てるほどの植物好きだという。
少し散り始めたソメイヨシノの木を前にして、ムヒカ氏は「桜は、花が散っても、生き続けるんだね」と述べた。
そんなムヒカ氏に気づいた来園者から、記念撮影を頼まれ、気さくに応じていた。
その後は、あっという間に人だかりとなり、握手攻めに遭うと、温厚なムヒカ氏も思わず、「もう、助けてください」と話した。
そして10日、ムヒカ氏が最も訪れたかったという場所、広島市の原爆ドームに到着し、その思いを語った。
ムヒカ氏は「ここに来ることは、義務であり、光栄なことです。若い世代が(原爆のことを)忘れないように、貢献していきたい」と述べた。
広島平和記念資料館では、沈痛な面持ちで、当時の資料や写真を見学した。
館長は「皆さん、やけどした。爆心地から半径2km圏内、一瞬にして、火の海に達しました」と話した。
言葉を失う、ムヒカ氏。
被爆した当時の町のジオラマを前にして、出た言葉は、「全て焼けてしまったんだね」というものだった。
広島に残された原爆の爪痕と記憶を目の当たりにしたムヒカ氏が、最後に語った言葉とは。
ムヒカ氏は「原爆を作った男は、非常に頭のいい男でした。原爆を作ることで、どういうことが起きるかわかっていました。でも、自分自身にブレーキをかけることができませんでした。人間は、ばかげたことをするものなんだ。科学には、まだ多くの使命が残されているが、倫理観が欠如すると、悲劇を生むのです」と述べた。

来日して、過密スケジュールの中でも、特に若い世代にメッセージを伝えようとする姿があった。
もし、現状に不満があるなら、不平不満ばかり言わず、よりよい、あしたのために行動しよう。希望を持って、行動し続ける人がいるかぎり、少しずつでも世界は変わっていく。
そう語る言葉は、ムヒカさんの信念そのものだった。

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中国、関税4/8から引き上げ 日本での爆買いに歯止め?

2016-04-10 10:16:14 | 日記

低迷する国内消費を促す為なのか、中国が突然関税率を大幅に引き上げです。高級腕時計などは一気に税率が倍です。ただ、ヤマダ電機などでは今日も朝から中国人数十人がチラシ掲載のパソコンを購入するために並んでいました。日本での爆買いは高級品以外、影響をあまり受けないかも知れません。それにしても中国はやることが早い。中国バブル崩壊が日本経済低迷の元凶のように語られていますが、中国経済は打つ手がいろいろ残っており、簡単には崩壊しない。建前ばかり議論している日本経済の方がはるかに心配です。夏のダブル選挙後は、それまで大した材料もないのに急騰した銘柄にはその後必ず急落が待っています。「はしごが外された」状態で、買いが買いを呼ぶ急騰は一度ハシゴが外れてしまえば今度は逆回転が起き、売りが売りを呼ぶ展開となるのです。消費税延期などによる一時的株価上昇もその運命です。

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中国政府は8日、海外で購入した商品に課す関税を引き上げた。中国人観光客が日本などで大量の買い物をする「爆買い」に歯止めをかけ、低迷する国内消費を促す狙いとみられる。中国人の爆買いの減少による、日本の百貨店など小売業の売り上げに対する影響が懸念される。

 国務院(政府)関税税則委員会は3月に、今月8日から輸入品について、新たな税率を採用すると発表していた。

 中国財政省によると、高級腕時計の関税の税率を30%から60%に、酒や化粧品などの税率も50%から60%に引き上げた。

 中国政府は昨年6月、衣料品や紙おむつなど、一部の日用品の関税を平均で約50%引き下げた。輸入品の販売価格を低下させることで国内消費を刺激し、海外での「爆買い」の沈静化を狙ったが、旅行先での購買意欲の抑制には至っていなかった。

 中国国内の国際空港では同日から、輸入品の検査が強化された。関税の変更は周知徹底されていなかったもようで、中国の短文投稿サイト「微博」には、空港で「多額の関税を支払わされた」などの声が寄せられている。

 
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朝食抜きに脳出血リスク 大規模調査で3割高 まる結果

2016-04-08 20:33:56 | 日記

朝食を抜くと空腹によるストレスなどで血圧が上がることのようです。筆者は早起きなので、前日飲み過ぎ以外は朝は毎日朝食を食べています。今回の調査は8県の男女約8万人(45~74歳)を平均で約13年間追跡した結果ですから、数といい他地域にまたがる点といい信憑性は高いでしょう。日本においては、徳川政権が安定する前までは、天皇・将軍から庶民まで、完全に1日2食でしたので、寿命を抜きにした過去を手本とする朝食抜きをダイエットの面からも奨励する向きも一部にはありました。しかし、科学が発達して蓄積されたデータが朝食を抜く行為が誤り、不健康であることを証明しました。日本が世界に誇れるものは『環境』『安全』『健康』です。その内の一つ『健康』は朝食をしっかり食べることからスタートするのです。

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 朝食を抜くことが多い人は、毎日食べる人に比べて脳出血のリスクが3割以上高まるとの調査結果を、国立がんセンターなどの研究チームが発表した。

 8県の男女約8万人(45~74歳)を平均で約13年間追跡した。その間、脳卒中(脳梗塞(こうそく)、脳出血、くも膜下出血)を発症した3772人と、虚血性心疾患(心筋梗塞、急性心臓死)を発症した870人について、朝食との関連を調べた。

 朝食を「毎日食べる」から「週に0~2回」まで4段階に分類。「毎日」を基準とした場合、「週に0~2回」は脳出血を起こすリスクが1・36倍、脳卒中全体では1・18倍高かった。心疾患では有意差は見られなかったという。

 チームによると、高血圧は脳出血の大きな要因で、中でも早朝の血圧上昇がリスクを高めるという。解析をした磯博康・大阪大教授は「そうした背景が脳卒中を引き起こす原因につながっている可能性がある」と指摘する。

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伊藤名誉会長の意向❓コンビニ生みの親「セブン&アイ・ホールディングス鈴木敏文会長」突然の辞任

2016-04-08 06:41:01 | 日記

井阪隆一セブン-イレブン・ジャパン社長に対してCOOとして物足りなかったとして提出していた、社長交代案が信任されず、常勝将軍セス鈴木敏文会長が突然の辞任です。互いの息子が絡む後継者をめぐり創業家伊藤雅俊名誉会長との確執があったのかもしれません。コンビニ業界のカリスマの突然の辞任はセスのみならず、日本のコンビニ業界・流通業界に大きな変化をもたらす。ひとまず、新体制が未定のセブン&アイ・ホールディングスは売りでしょう。追加 2017年2月期の年間配当を増やすと発表したため株価は上がりましたが、後継者も未定で、既成概念を打ち壊してきたカリスマの突然の辞任は流通業界にとってもマイナスです。

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 セスの鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO)(83)は7日、東京都内で記者会見し、「引退を決意した」と述べ、辞任する意向を表明した。鈴木氏は同日午前の取締役会に、コンビニエンスストア事業を手掛ける子会社セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長兼最高執行責任者(COO)(58)を交代させる人事を提案。否決されたため、その責任を取る。セブン&アイの村田紀敏社長も退く方向だ。

創業家巻き込み「お家騒動」=社長交代案、異例の否決-セブン&アイ

 日本有数の巨大流通グループで内部対立が表面化し、中興の祖である鈴木氏が突然の引退を表明する異例の事態に発展した。
 鈴木氏は会見で社長交代案提出の理由については「COOとして物足りなかった」と説明。「最高益が続いている今だから引退する。(人事案否決は)不徳の致すところで、ざんきに堪えない」と述べた。
 辞任時期については「新体制には立候補しない」としたものの、明言を避けた。後継指名については「考えていない」としている。一方、井阪氏は8日未明、「きっちり(社長の)職務を遂行したい」と記者団に語り、続投に意欲を示した。
 鈴木氏は、在任7年になる井阪氏を退任させ、セブン-イレブンの古屋一樹副社長(66)を昇格させることを提案したが、取締役会では賛成7、反対6、白票2となり、過半数の賛成を得られなかった。
 鈴木氏は、社長交代案に対し、以前から反対していた社外取締役に加え、社内取締役からも反対票が投じられ、「信任されていない」と考えたという。また、創業者であり二人三脚でグループを育ててきた伊藤雅俊名誉会長(91)が社長交代を認めなかったことも辞任を後押しした。
 セブン&アイは、セブン-イレブンも含めた次の経営体制について、早期に取締役会などで議論する方針。
 7日発表した2016年2月期の連結営業利益は、日米のコンビニ事業がけん引役となり、前期比2.6%増の3523億2000万円と5期連続で過去最高を更新した。

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バドミントン日本代表から転落か?桃田賢斗(21)と、ロンドン五輪の田児賢一(26)闇カジノ出入り

2016-04-07 08:31:25 | スポーツ

リオデジャネイロ五輪のバドミントン男子日本代表入りが確実視される2人が、違法カジノに出入りです。プロ野球であれだけ騒がれていたのにどうしたのでしょうか?「大金で賭博をしていた」との証言もあり、資金の出どころも気になるところです。闇カジノ店は暴力団の資金源とされており、今後、リオ五輪の代表選考に影響を及ぼすでしょう。それにしてもこれまで色んなことを犠牲にして頑張ってきたメダル候補の選手が競技と無関係なことで出場できないのは残念ですが、違法性が確認された場合の五輪派遣については「JOCのジャッジも必要だが、違法ならアウトになる」と協会の幹部。最終的に2人で計1000万円以上は負けていた」と錦糸町違法カジノ証言もあり、踏んだり蹴ったりです。

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リオデジャネイロ五輪のバドミントン男子で日本代表入りが確実視される世界ランキング4位の桃田賢斗(21)と、2012年ロンドン五輪日本代表の田児賢一(26)=ともにNTT東日本=が東京・墨田区の違法な闇カジノ店=15年3月に警視庁が摘発、閉店=に出入りしていたことが6日、分かった。

 この店の元経営幹部や常連客らが、産経新聞の取材に「大金で賭博をしていた」と証言。NTT東日本広報部は「両選手に確認した結果、ともに『闇カジノ店に行ったことがある』と認めた」と回答した。

 闇カジノ店は暴力団の資金源とされており、今後、リオ五輪の代表選考に影響を及ぼす可能性がある。

 闇カジノ店の元経営幹部の男性(47)によると、田児は14年12月ごろ、客引きの紹介で、違法なバカラ賭博を行っていた同店を訪問。約1週間後、田児の紹介で桃田が訪れた。この男性は「2人とも頻繁に来ていた。田児選手は多いときは100万円単位、桃田選手は数万~数十万円単位で賭けていた。最終的に2人で計1000万円以上は負けていた」と証言した。

 常連客だった男性(45)は「ディーラーからバドミントンの有名選手だと聞かされ、驚いた。2人は顔をマスクで隠したりせず、『明日から海外遠征ですので、来なくても心配しないでください』などと話していた」と語った。

 この闇カジノ店は昨年3月に警視庁の摘発を受け、賭博開帳図利などの容疑で元経営幹部の男性や暴力団関係者らが逮捕され、閉店した。

 日本バドミントン協会によると、両選手は現在、インドとマレーシア、シンガポールで順次開催されている国際大会に派遣・出場するなどしている。NTT東日本によると、2人は緊急調査を受けるため7日にも帰国するという。

 NTT東日本は取材に「海外遠征中で詳細な事実確認が困難なため、帰国次第、他の関係者らを含めて事情を聴き、対応を検討する」と回答。日本バドミントン協会は「事実が確認できれば処分を科すことを視野に入れて検討する」としている。

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政策空白の1か月で、外国勢売り仕掛け『株価下落』アベノミクスどうなる?

2016-04-06 08:43:56 | 日記

日経平均が年初に続き下落しています。中国や米国が比較的安定している中、先進国で独歩安の状況です。理由は国内政治情勢でしょう。伊勢サミットまで1か月、日銀のマイナス金利拡大、消費税引き上げ停止、衆参ダブル選挙、大型補正予算などが正式に決まらないからです。その間はさらに下落が続く可能性があります。日本の政治家はまたぞろ政策決定が遅い。消費税など引き上げられる訳がない。6/1衆議院解散、ダブル選挙も「民進党」に国民の期待が起きない中、既成事実でしょう。選挙前に景気対策として大型補正を打つのは常道です。日経平均のデットラインが近づいています。アベノミクススタートライン9000円から高値20900円の中間点14950円を下回れば世界でアベノミクスが失敗したと認知されてしまうからです。もはや先進国で、年初からもっとも株価が下落している日本経済には余裕がない。まず、日銀がマイナス金利拡大へ今月動くはずです。

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参議院選挙と同じ日に衆議院選挙も行う「同日選挙」が取り沙汰されていますが、「同日選挙」を「行ってもよい」が40%、「行わない方がよい」が41%でした。

 民主党と維新の党が合流して「民進党」を結成しましたが、新党に「期待する」は23%、「期待しない」は69%でした。

 先月29日に施行された安保関連法について、民進党など野党は廃止する法案を提出していますが、「廃止するべき」と答えた人が34%、「廃止するべきでない」と答えた人が45%でした。

 来年4月に予定されている消費税率の10%への引き上げについても聞きました。「予定通り引き上げるべき」が17%、「引き上げるのは賛成だが延期すべき」が38%、「引き上げるべきでない」が44%でした。

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BS日テレの「深層NEWS」養老孟司が語る『貧困の壁』の克服法

2016-04-05 07:22:30 | 日記

 昨日の深層ニュースは作家の養老孟司氏久々に見ごたえがありました。日本は社会的自由度は低いが宗教からの自由度が高い。宗教対立が起きにくく対立に発展することがあまりない。又日本人の半数は本音を言わない。回りに合わせる。奥深い言葉です。〝保育園落ちた。日本死ね。〟とツイッターで政治家が騒いでいますが、作るのは当たり前ではない。旧ソ連は、それを考えて子供を全部保育園で育てようとし失敗した。保育園が足りると親の役目がなくなるのだそうです。物事には常に裏と表がある。ムードで判断するのではなく考えるヒントを与えてくれる人です。

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   作家の養老孟司氏は4日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、「“貧困の壁”克服法」というテーマで語った。

   現代の日本人が経済的には豊かでも満たされないのは、かつては「自分は何も知らない」と謙虚に学んできた気持ちが薄れてきたからだと分析した。 

   又保育園問題についてもだから僕ね、保育園も問題だと思ってるんです。

    保育園つくらなきゃ...って、ことですか?

いやいやいや、保育園つくるのが当たり前だと思ってるでしょ。
でも保育園と言うのは、、、本当に理想的な保育園をつくると親が要らないんですよ。そうでしょ。定義により。

それは(親が)不要になるということですね...。

そうなんです。
それって良い社会なんですかね。
旧ソ連は、それを考えて子供を全部保育園で育てようとしましたよ。

社会で(子供を)育てるって良い言葉のような気もするじゃないですか。

これは本気で考えてほしいなと。僕は親と保育園というのは絶えず緊張関係にあるのが正しいと思っています。
保育園が何をし、親が何をするのか...。

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中古本販売チェーン大手『ブックオフ』今期1.5億円の赤字転落、ヤフーの子会社へ一直線

2016-04-04 10:04:28 | 日記

ブックオフが今期赤字です。新業態に変更する過渡期のようですが、本以外に余計なものを置き、しかも価格も安くなく以前のような魅力を感じません。「何でもリユース」のブックオフへの方向転換は正しい選択とは思えません。淘汰する側から淘汰される側に変換です。日本人相手の商売は量より質重視の経営を心がけなければならないでしょう。一定のコア層を持っているブックオフなども上場しているメリットは感じられません。むやみな上場は証券会社が儲けるだけで、無理な利益追求を生み存続に赤信号。さらにブックオフはネットビジネスを手掛ける筆頭株主ヤフーに買収されるかもしれません。経営者は地道に永く商いをするのが一番です。

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中古本販売チェーンという新業態を日本で確立した、ブックオフコーポレーション。一世を風靡した同社が、2016年3月期に営業利益で1.5億円の赤字に陥ることになった。営業赤字となるのは、2004年の上場以来、初めてのことだ。

同社は、主力商材である中古本の市場が縮小を続ける中、「本」のブックオフから「何でもリユース」のブックオフへと転換する移行期にある。期初計画では、中古家電買い取りのためのパートやアルバイトなど人員増強、業態転換の認知度向上のためのテレビCMといった先行投資を計画。営業利益は2015年3月期の11.2億円から今期は5億円に減少すると見込んでいた。が、収益の悪化度合いは、想定を超えるほどだった。

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“老後にどれぐらい生活費がかかるかわからない” 不安を解消

2016-04-03 11:38:54 | 日記
老後、どのくらいお金が必要か分からず、必要以上に節約に走ってしまい、つまらない老後を過ごしがちです。ではどうすれば良いのか?自分で紙にマトリックスを書くことです。そうすれば漠然としたものが具体化する。但し、人生は思い描いた通りにはいかない。それを楽しむことも時として必要です。ファイナンシャルプランナーでもある、筆者から見れば出は一定程度は必要。問題は入りです。公的年金だけでは心もとないし、人口構成からも期待は持てない。そうなれば、❶一定年齢までは働き続ける。❷副収入を確保する。❸子供など親族から援助を受ける。しかないでしょう。しかし、本当に大切なことは人生の残り時間を有効に活用することです。
 
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老後に向けたお金の準備で大切なことはまず「何がわからないか」を知ること。そして「わからないことをわかるようにすること」だということを以前にお話ししました。そして1億円かかることの真偽や公的年金はそれほど頼りにならないものでもないということも述べた通りです。


 つまり老後の3つの不安のうち、“老後にどれぐらい生活費がかかるかわからない” 不安、そして“老後にどれぐらいお金が入ってくるのかわからない”不安についておおよその考え方を述べてきたわけです。

 今回は三つめの不安、すなわち“どれぐらいお金を準備すれば大丈夫なのかがわからない”不安についてお話ししましょう。
マトリックスを作ってみる

 具体的な方法は、「マトリックスを作ること」です。それはどんなものかと言うと、“入”と“出”のマトリックスです。それぞれのケースを想定して作ってみるのです。では、やってみましょう。



 まず“出”の方ですが、老後に1億円かかる根拠は生活費を月額35万円と置いて、平均寿命まで生きる前提で計算されていることはお話ししたとおりです。ところがこの月々の生活費を25万円にすれば生涯生活費は7500万円になります。20万円になれば6000万円ですが、逆に50万円になれば1億5000万円かかります。
 
 次に“入”を考えてみましょう。公的年金だけでどれぐらい受け取れるのか?計算にあたってはサラリーマンで厚生年金に加入しており、給料が月38万円で配偶者が全く仕事をしていないという前提を置きました。「ねんきんネット」で試算してみますと、平均寿命まで生きた場合の生涯年金収入は6750万円と出ました。

 さらにサラリーマンであればこれに加えて退職金や企業年金の出る場合もあります。仮に退職金が1000万円なら合計で7750万円、2000万円なら8750万円になります。また、このケースでは配偶者が無職の場合ですが、もし仕事を持っていれば公的年金の金額はさらに増えることになります。

 こうやって“入”と“出”について様々なケースを想定したらこのようなマトリックスを作ってみるのです。

 

 仮に公的年金しかないという場合で月35万円の生活をしたければ、4000万円ぐらいの資金を自分で別途用意しておかなければなりませんが、25万円なら1000万円足らず、もし20万円で生活できるのであれば、公的年金の範囲内でも生活できるということになります。

 このマトリックスを使って、自分の場合の“入”と“出”をイメージすればいいのです。そうすれば、一体どれぐらい老後に向けて自分でお金を準備しておかなければならないかがおおよそわかってきます。

いつまでにお金を使い切るか?

 ただ、このマトリックスだけではまだわからないことがあります。それはこの計算の前提が「平均寿命まで生きた場合」となっているからです。平均はあくまでも平均です。自分が何歳まで生きるかは誰にもわかりません。

 この“何歳まで生きるかわからない”というのも不安の大きな原因です。別な言い方をすれば長生きリスクです。つまりいつまでにお金を使い切ってしまえばいいのか?予想に反して長生きしてしまい、生活費がなくなってしまう恐怖があるのでなかなかお金が使えないというのが現状です。このため、現在日本人が亡くなる時点で保有している金融資産の平均額は3000万円強だという話もあります。

 実は、公的年金というのはこういった長生きリスクに対応するために設けられているのです。公的年金の本質は「貯蓄」ではなく「保険」です。早く死ねば払った保険料は無駄になりますが、長生きすればするほど保険の機能が生きてきます。なぜなら公的年金は終身だからです。つまり“死ぬまで”支給されるということです。

 私は常々、自分の持っているお金は90歳までに全部使い切ってしまおうと考えています。2015年7月の時点での男性の平均寿命は80.5歳ですが、それよりも少し長めを想定しています。でも90歳までに使い切ってしまってそれ以上長生きすればどうなる?と思われるでしょうが、前述したように公的年金は終身ですから90歳以降も月10~15万円ぐらいは支給されます。

 さすがに90歳以上にもなると海外旅行に行ったり、アクティブに活動したりすることはないでしょうから、生活費もそれほどはかからないと考えていいでしょう。

 将来のことは誰にもわかりませんから不安があるのは当然です。ただ、何もせずに「不安だ」と言うばかりではなく、実際にこのようなマトリックスを作ったり、お金を使い切る時期を考えたりすることがとても大切です。これによって将来のイメージがある程度明確になり、自分で計画を立てられるようになってくるのではないでしょうか。

(経済コラムニスト・大江英樹)

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6万年前に人類が手に入れた脅異の力は『言語能力』だった。

2016-04-02 09:00:23 | 日記
ヒトは何とネアンデルタール人・デニソワ人それぞれのホモ属の化石人類遺伝子をとりこんだ「雑種」だった。有性生殖による遺伝子の組み換えは、莫大な数の組み合わせを作り出し、この「組み合わせ」の多様性が適応進化を加速するのだそうです。神から生命を与えられた人間がもっとも追求しなければならないこと『進化と向上』するためには雑種になることです 笑。そう考えれば治安悪化懸念から反対が多い移民受け入れもルールがしっかりしていればありえます。しかし、現政権が考えている移民受け入れは景気対策という考えはありえません。我々は言語を日常的に何気なく使っているが、この言語を使いこなす能力は、実は驚異的な能力だったのです。人類を進化させてきた驚異の力、言語を芸能人がどうしたとか、くだらない事件などに浪費するのは本当にもったいないことです。


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 ヒトは約6万年前にアフリカを出て世界中に広がり、その後今日に至るまで人口を増やし続けてきた。そしてこの6万年間を通じ、科学や芸術を発展させて文明を築き、産業や貿易を発展させて地球規模の市場を築き、地球環境を大きく変える力を手に入れた。

 たった一種でここまで地球環境を変えた生物は、生命の歴史上初めてだ。ヒトはわずか6万年の間に、どうやってこれほどの力を手に入れたのだろうか。

 その謎を解く手がかりが、ヒトゲノムの研究から得られてきた。今回はその最新の成果を紹介し、ヒトという種の驚異的能力の背景について考えてみよう。

■ ネアンデルタール人との出会い

 「ヒト(ホモ・サピエンス)」はアフリカで進化し、約6万年前にアフリカを出て地球全体にひろがったのだが、実はヒトより先にアフリカを出てユーラシア大陸にひろがったホモ属の化石人類が少なくとも2種いたことが分かっている。

 その一方は、西アジアからヨーロッパにかけて広がった「ネアンデルタール人」であり、1829年に子どもの頭骨が発見されて以後、ヨーロッパ各地や西アジアから多くの骨格化石が発掘されてきた。

 そのネアンデルタール人は、約4万年前に絶滅した。約4万5000年前に起きたヨーロッパへのヒトの分布拡大がネアンデルタール人を絶滅に追い込んだ可能性が高いが、両者の分布が接触したときにいったい何が起きたのか、よく分かっていなかった。

 ネアンデルタール人の骨格化石には、ネアンデルタール人のDNAが残っている。そのDNA配列を決定できれば、ネアンデルタール人とヒトとの違いが明らかになり、ネアンデルタール人がなぜ絶滅したか、ヒトはなぜ急速に地球全体に広がったか、などの疑問に答えることができるかもしれない。

 こう考えて、ネアンデルタール人のDNA配列決定という困難な課題に挑んだのが、マックスプランク進化人類学研究所のSvante Paabo(スヴァンテ・ペーボ)博士だ。
 ネアンデルタール人の骨から得られるDNA分子は、細かく断片化しているので、その配列決定は困難をきわめた。しかしPaabo博士は技術的改良を重ね、2010年についにネアンデルタール人の全ゲノム配列(遺伝情報が書きこまれたDNA分子の全配列)をサイエンス誌の論文で公表した。

 その配列を世界各地のヒトのゲノム配列と比べた結果、ヨーロッパの現代人集団では、ゲノムの1~4%の配列がネアンデルタール人に由来することが分かった。

 一方、アフリカのヒトのゲノム中にはネアンデルタール人に由来する配列は見つからなかった。つまり、ヨーロッパに進出したヒトは、ネアンデルタール人と交雑し、その遺伝子の一部を取り込んでいたのだ。

■ デニソワ人とも交雑していた

 この、ネアンデルタール人ゲノムプロジェクトが進行しているさなかのことだ。西シベリアのデニソワ洞窟で2008年に発見された子どもの指骨のサンプルがPaabo博士のもとに届けられた。

 この骨から一部のDNA配列を決定したPaabo博士は驚愕した。その配列は、ネアンデルタール人ともヒトとも異なるものだったのだ。

 「デニソワ人」と名付けられたこの化石人類のゲノム配列もまた2010年に決定され、世界各地のヒトのゲノム配列と比較された。

 その結果、メラネシア(ニューギニアとその東側の島嶼)の先住民集団のゲノム中には、デニソワ人由来の配列が4~6%存在することが明らかになった。ヒトはデニソワ人とも交雑していたのである。

 つまり、ヒトはネアンデルタール人・デニソワ人それぞれの遺伝子をとりこんだ「雑種」ということになる。

 ここまでの研究史は、Paabo博士による著作『ネアンデルタール人は私たちと交配した』(文藝春秋)にいきいきと描かれているので、興味をもたれた方はぜひ一読されたい。この著作が出版されたあとも、研究は着実に進展している。

■ 新たに明かされた交雑の経緯

 先月(3月17日)には、デニソワ人・ネアンデルタール人とヒト交雑の歴史をゲノム情報の詳細な統計学的解析によって解明した論文が、サイエンス誌に掲載された。

 ワシントン大学のBenjamin Vernot(ベンジャミン・ベルノー)博士らがPaavo博士とともに発表したこの論文によれば、ヒトはネアンデルタール人と少なくとも3回、デニソワ人と1回交雑し、これらの化石人類から遺伝子を取り込んで、新しい環境に適応した。

 ヒトとネアンデルタール人との最初の交雑の痕跡は、ヨーロッパ・東アジア・メラネシアの人類集団に共通しているので、ヒトの祖先が約6万年前にアフリカから西アジアに進出したときに起きたと考えられる。
ヨーロッパと東アジアの人類集団のゲノムには、ネアンデルタール人との2回目の交雑を示す痕跡があるが、この痕跡はメラネシアの先住民ゲノムにはない。したがって、おそらくメラネシアの先住民の祖先は2回目の交雑が起きる前に西アジアを離れ、メラネシアにたどりつく過程で、デニソワ人との交雑を経験したに違いない。

 西アジアから東に向かったメラネシアの先住民の祖先は、おそらく船を使って沿岸部を移動したものと思われる。なぜなら、考古学の証拠によれば、ヒトの祖先集団がオーストラリアに侵入し、大型の有袋類(カンガルーの仲間)の種を次々に滅ぼしたのは、約4万5000年前である。

 つまり、西アジアからオーストラリアへのヒト集団の移住は、わずか1万5000年の間に起きたのだ。この素早い移動を可能にしたのは、船を使う技術だろう。

 一方、東アジアの人類集団には、上記の2回とは別の(3回目の)ネアンデルタール人との交雑の痕跡がある。メラネシアに向かった集団とは別の集団が、少し遅れて東アジアに広がる過程で、この3回目の交雑が起きたのだろう。日本人を含む東アジアの人類集団は、ネアンデルタール人と過去に少なくとも3回の交雑を経験した雑種の子孫なのである。

■ 交雑により環境適応力が向上

 このような種間交雑は、植物では古くから知られている。私は植物の研究からスタートしたので、違った地域に隔離されて進化した種が出会えば、交雑するのは当たり前であることをよく知っていた。

 しかし、私が学生だった40年前には、動物の種は生殖的に隔離されているもの(互いに交雑しないもの)という考えが支配的だった。私見だが、この固定観念は、「種」という概念に不変性や純血性を求める人間の心理的傾向と結びついていたように思う。

 同じ祖先から分かれた2つの集団が地理的に隔離されて違った環境で暮らせば、自然淘汰によってそれぞれの環境への適応が生じ、やがて違った性質が進化する。このようにして異なる進化の道筋を歩んだ集団が、2次的に接触することは、生物進化の過程ではしばしば起きる。このような接触が起きたとき、2つの集団の間にはしばしば交雑が起き、遺伝子が入り混じる。

 今日では、このような交雑によって、適応進化が加速されることが分かっている。「最強のイノベーション『生命の進化』に学ぶ3つの掟」で紹介したように、有性生殖による遺伝子の組み換えは、莫大な数の組み合わせを作り出し、この「組み合わせ」の多様性が適応進化を加速するのだ。

 新しい環境に進出し、そこへの適応を迫られた種にとっては、すでにその環境に適応した別の種と交雑して、その種から適応的な遺伝子を取り込むことが、効率の良い進化の手段なのである。

 実際に、ネアンデルタール人からヒトの集団に取り込まれた遺伝子には、皮膚や免疫系の遺伝子など、環境適応に貢献したと考えられるものが見つかっている。
■ ネアンデルタール人はヒトよりも言語能力が劣っていた? 

 しかし一方で、交雑で受け取る遺伝子の中には、より劣ったもの(適応度が低いもの)もしばしばある。このような遺伝子は、交雑のあとで、自然淘汰によって次第に集団から取り除かれていく。

 ネアンデルタール人との交雑の痕跡が、現代人集団のゲノム配列のわずか1~4%にしか見られないという事実は、ネアンデルタール人から受け取った遺伝子の大半が自然淘汰によって取り除かれたことを示唆している。

 Vernot博士らは、ネアンデルタール人やデニソワ人とヒトのゲノムの配列を比較することで、交雑後にヒトの遺伝子が強く選び出された領域(ネアンデルタール人やデニソワ人の遺伝子が淘汰された領域)を特定する方法を開発した。

 そしてこの方法を用いて、ヒトの第7染色体の一部に、ネアンデルタール人やデニソワ人との交雑の痕跡が完全に消えている領域があることを発見した。複数回の交雑の痕跡が同じ領域で完全に消えていることから、この領域では自然淘汰によってヒトの遺伝子だけが選び出されたと考えられる。

 そしてこの領域には、とても興味深い遺伝子の配列が含まれていた。言語遺伝子といわれる「FOXP2」や、自閉症に関係する遺伝子がある領域だったのだ。

 FOXP2は、言語障害のある家系の研究から発見された遺伝子であり、FOXP2の変異が家族性(遺伝性)言語障害を引き起こすことがわかっている。

 また、チンパンジーとヒトのFOXP2遺伝子の間には2個の重要な配列差があり、ヒトのFOXP2遺伝子をマウスに導入するとマウスの学習能力が向上する。これらの証拠から、FOXP2はヒトにおける言語能力の進化に関係していると考えられている。

 ただし、ネアンデルタール人とヒトのFOXP2の配列は一致しているので、ネアンデルタール人との交雑の痕跡が完全に消し去られた原因は、FOXP2自体ではない。おそらく、このFOXP2遺伝子の周辺に、FOXP2の調節に関連した別の遺伝子があり、そこが自然淘汰を受けた可能性が高い。

 このように、まだ結論を出せる段階ではないのだが、Vernot博士らの研究は、ネアンデルタール人とヒトの間に、言語や社会性の発達に関わる重要な遺伝的違いがあった可能性を強く示唆している。

■ 6万年前の大移動を前にヒトに起きた変革

 文字が発明される前の言語は、化石にも記録にも残っていない。このため、言語がどのように進化したかは、謎に包まれている。

 ネアンデルタール人は、ヒトと同じ配列のFOXP2を持っており、喉の構造も似ているので、ある程度の言語能力を持っていた可能性がある。しかし、ネアンデルタール人が暮らしていた洞窟には、ヨーロッパに進出したヒト(クロマニオン人)が描いたような壁画や、死者を埋葬した跡は見つかっていない。これらの違いは、ネアンデルタール人とヒトの間の言語能力の差に関係しているのかもしれない。

 DNA配列の証拠から、ヒトがアフリカを出てヨーロッパやアジアへの移住を開始したのは約6万年前だと考えられるが、考古学的な遺跡の証拠によれば、約10万年前にもレヴァント地方(現在のレバノン付近)に進出し、ネアンデルタール人と一緒に暮らしていた。

 しかしこの遺跡では、約7万5000年前にヒトは消失し、再びネアンデルタール人だけの時代が続いた。つまり、最初にアフリカを出てレバノンに到達したヒトは、ネアンデルタール人との競争に敗れた可能性が高い。

 その後、約6万年前にヒトの大移住が開始された。10万年前のレバノン進出から約4万年のこの間に、ヒトに何らかのイノベーションが起きた。船を製造する技術や、壁画を描く能力や、死者を埋葬する心性をヒトは発達させたのだ。これらの変化を支えたのは、言語能力の高度化ではないかと私は考えている。

■ 言語を使いこなす優位性

 言語を使うことには、数々の効用がある。第1に、言語は複雑な推論を可能にする。言語によるコミュニケーションを通じて、人は相手が何を考えているかを推論し、その推論にもとづいて相手の意思や感情に働きかけることができる。推論を可能にする思考能力自体は言語以前に進化したと考えられているが、言語の使用によって相手の言葉の裏を考えるような複雑な思考が可能になった。

 第2に、言語は概念を豊かにする。人間は言語を使わなくても事物や現象を概念化できるが、たとえば色を表す多くの言葉を使うことで、世界をより豊かに認識できる。また、木・草・獣・鳥などの分類的概念を使うことで、多様な対象をより少数の要素に要約し、世界をよりシンプルに理解できる。この概念化は、数による定量化の前提である。

 数は、対象の具体性を捨象し、数的側面のみを概念化したものであり、この概念化によって人は、事物を数えることができる。対象が石であろうが魚であろうが「いち、に、さん」という単語で数えることができるのだ。言語を使わない思考では、人間は「いち、に、たくさん」という概念しか使わないことが分かっている。「さん」以上の数量的な言語を持つことではじめて、より多くの量の間の関係を理解し、事物を測量することが可能になった。

 船を製造するには、ある程度の測量が必要なので、約6万年前のヒトには数に関するかなり高度な語彙がそなわっていたはずだ。死者を埋葬する習慣もまた、「死」という概念や、死者の世界への推論があったことを物語っている。

 第3に、言語は知識を蓄積し、伝達することを可能にする。言語はまた、集団が共有するルールを決めることを可能にする。そして、集団内での高度な分業にもとづく協力行動を可能にする。このような言語を基礎にした集団の協力行動において、おそらくヒトはネアンデルタール人との競争において、大きな優位性を獲得したに違いない。このような推論は、これからのゲノム研究でさらに検証されていくことだろう。

 ヒトは言語を獲得したことで推論能力を高め、科学・技術を発展させ、ついに自分たちの進化の歴史を理解しはじめた。そして、私たちにヒトの活動が地球環境に大きな影響を与えていることも理解するに至った。言語を使うことで、私たちは人類社会の未来についても、さまざまな可能性を考えることができる。これらの可能性の中から、より良い選択肢を選び出す作業においても、言語は欠かせない。

 私たちは言語を日常的に何気なく使っているが、この言語を使いこなす能力は、実は驚異的な能力なのだ。ゲノム科学はこの驚異的な能力の背景をまだほとんど解明できていないが、FOXP2を含む領域の研究から、近い将来に大きな発見が生まれる可能性がある。

 ネアンデルタール人やデニソワ人と交雑しても、この領域だけはまったく変化しなかったことから、この領域にはヒトがヒトたる理由を説明する大きな秘密が隠されているようだ。その秘密が解かれる日が待ち遠しい。

矢原 徹一

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20年後には大きく変わる日本の姿『街の1/2は外国人、医者が3.4万人過剰へ』

2016-04-01 06:53:33 | 日記

日本が今後15年~24年で大きく変わろうとしています。外国人観光客抜きでは地方経済が成り立たない時代となり、医師余りの時代で難関医学部も解消に向かいます。そんな中、国会では待機児童問題を取りあげて人気を博していた山尾志桜里議員が自身の政治資金問題で窮地です。しかし、筆者からみれば保育園に入れない(+_+)と騒いでいるママたちは贅沢な部類です。現実には若年層で結婚したくても出来ない低賃金の若者が急増しているのです。そのことが日本に起こっている少子化の主因でしょう。そこを置き去りにしての国会論戦は的外れです。厚生労働省が予想した医師過剰には驚かされました。今後、優秀な児童は医学部進学より、海外の名門校や国内の名門校に進学する割合が増えるでしょう。進学業界も激変が予想されます。このような変化の変わり目に生きられることは楽しく幸せです。

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⒈政府は日本を訪れる外国人観光客の人数の目標をこれまでの倍に引き上げ、2020年に年間4000万人を目指す方針を決定した。

 安倍首相「観光先進国という新たな高みを、国を挙げて実現してまいります。訪日外国人旅行者数について、2020年に4000万人、2030年に6000万人を目標とします」

 政府は30日、新たな観光ビジョンをまとめ、去年1974万人だった外国人観光客の数を2020年までに、4000万人にすること、また、外国人観光客の消費額を去年の2倍となる8兆円とする目標を決定した。

 目標達成に向けた具体策として、文化財の外国語による解説を充実させることや、日本への観光客が多い中国、インド、ロシアなどを対象にしたビザの発給要件を緩和することも盛り込んだ。

⒉厚生労働省は31日、2040年に医師が全国で3万4000人過剰になるという推計結果を公表した。政府は現在増員を認めている医学部の定員について、削減を含めた検討に入る。

 2000年代に医師不足が社会問題となり、政府は08年度から段階的に医学部の定員増を認めてきた。07年度は7625人だった定員が16年度は9262人に増える。今後、さらに医学部が新設される予定だが、医師が過剰になるとの懸念もあり、厚労省は医師の需給の見通しを分析した。

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