『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

エルドアンがプーチン裏切った?英国防相「われわれはアマゾンではない」

2023-07-14 08:35:03 | 日記
ロシアがスウェーデンのNATO(北大西洋条約機構)への加盟容認など、トルコの「ロシア離れ」とも取れるような動きに対して警戒を強めています。
 トルコのエルドアン大統領は10日、スウェーデンの現加盟国(27か国NATOへの加盟を容認する姿勢に転じました。
また、ウクライナのNATO加盟を支持する立場を表明したのに加え、ウクライナの精鋭部隊とされる「アゾフ大隊」の元司令官ら5人をロシアとの合意に反して、トルコからウクライナに帰国させました。
 ロシア国内では政権寄りのメディアは「エルドアン氏の全方位外交の一環だ」と、ロシアとの関係は維持されると指摘する一方で、ロシア国内では「プーチン氏は裏切られた」とする風刺画がSNSで拡散されるなどトルコとの対立が決定的になったとの見方も出ています。
 ロシア大統領府のペスコフ報道官は11日、「ヨーロッパでトルコ人を見たいと思うヨーロッパ人はいない」とEU(ヨーロッパ連合)加盟を目指すトルコを牽制(けんせい)する一方で、「立場の違いにかかわらず関係を発展させたい」とも述べ、トルコに反発できないロシアの苦しい立場をにじませました。
 2022年のトルコからロシアへの輸入高は前の年の1.6倍以上に急増するなどロシアは侵攻以降、経済的にもトルコに大きく依存していて、トルコの動向は今後の戦況を大きく左右するものとなります。
ウクライナに巨額の武器支援を続ける欧米諸国も一枚岩ではないようです。英国のウォレス国防相は12日、昨年6月にウクライナのキーウを訪問しゼレンスキー大統領と会談した際、供与を希望する兵器のリストを提示され「われわれはアマゾン(・コム)ではない」と不満を伝えていたと明らかにした。
 ウクライナに巨額の武器支援を続ける欧米諸国に対し、ウクライナは、もっと感謝の意を伝えるべきだとの持論を展開。英国は支援を続けるとしたものの、ウクライナに適切な対応を要求した。
 一方、戦況はジリジリウクライナ軍が押し戻しているようにも思えます。
ウクライナ南部ザポリージャ州メリトポリのイワン・フェドロフ市長は13日までに、ウクライナ軍がロシアの支配下にある同州トクマクのロシア軍基地を攻撃し、ロシア軍兵士最大200人と、トクマクの指揮官が死亡したと明らかにした。
フェドロフ氏は「ウクライナ軍がトクマクにある占領者の陣地への攻撃を成功させた」と述べた。

NATO(北大西洋条約機構)現加盟国(27か国)
  • アイルランド
  • イタリア
  • エストニア
  • オーストリア
  • オランダ
  • キプロス
  • ギリシャ
  • クロアチア
  • スウェーデン
  • スペイン
  • スロバキア
  • スロベニア
  • チェコ
  • デンマーク
  • ドイツ(加盟時西ドイツ)
  • ハンガリー
  • フィンランド
  • フランス
  • ブルガリア
  • ベルギー
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • マルタ
  • ラトビア
  • リトアニア
  • ルーマニア
  • ルクセンブルク

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする