NYダウが先週末からの2日間で下げ幅は1000㌦越えとなっている。各国でデルタ株の感染が再拡大しており、景気回復
ペースへの懸念が強まっている。市場は楽観的な見方から最高値更新を続けていたが、その見方に修正も出ているようだ。
旅行レジャーや産業、エネルギー、銀行など循環株に戻り売りが強まったほか、本日はIT・ハイテク株へも売りが強ま
り、ほぼ全面安の様相を呈した。景気の進展ペースが既に制限速度に達し、新たな弱気シナリオを検討し始めているとの声
も聞かれる。デルタ株感染が猛威を振るい、中央銀行がインフレを抑制に向け引き締めを既に協議する中、金融市場は楽観
的になり過ぎていたという。一方、今秋には大規模な好景気が訪れるとの楽観的な見方も出ている。デルタ株が新たな都市
封鎖につながることはないとの見方もあるようだ。国内は週明けから日経が大幅安。ネガティブな材料が多かった中、決算
発表前かつ、大型連休を控えて、値ごろ感だけで押し目買いは入れづらく、多くの銘柄が下落した。週末になればオリンピ
ックも開幕し、主力どころの決算を多く消化するため雰囲気が変わってくるだろうが、今週あと2日間ですが、外部環境の
悪化で本日、200日線(27672円、19日時点)を大幅に割り込むでしょう。7月9日はこの200日線がサポートとなって切り
返しましたが、本日割り込んでしまうと、そのことが売り材料になり得るだけに、日銀の大規模なETF買いでも入らない限り
今日明日でそれなりの大幅下落が出ると覚悟すべきですが、日本株については既に空売り比率が高いのですが選挙に弱い菅首
相の総裁選敗退、もしくは辞退の可能性も浮かび、政局不安も絡み、日経平均は急落、急騰を繰り返すのでないでしょうか?