『名も無く豊かに元気で面白く』

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来月51歳のミケルソン50代でのメジャー「全米プロゴルフ選手権」優勝は史上初の快挙

2021-05-25 05:18:33 | スポーツ
4大メジャー大会の最年長優勝記録を塗り替え50歳と11か月で「全米プロゴルフ選手権」優勝のフィル・ミケルソン(米国)は
秘密兵器=新しいクラブを披露するのが「大好物」。今回もコース攻略のためニュードライバーを投入。
これまで使っていたキャロウェイのMAVRIKからEPIC SPEEDドライバーに替えている。ロフトは6度表記だが実測は5.5度で
シャフトはフジクラのVentus Black 6XT。  現地キャロウェイの担当者によるとミケルソンはニュードライバーのボールス
ピードと安定したスピン量が気に入ったのだという。「EPIC SPEEDのヘッドは低重心設計。そのためスピン量を安定的に減
らすことができ、彼好みの弾道を実現できているのだと思います」と同社のジェイコブ・デビッドソン氏。  
そしてもう1本の秘密兵器が「2番ウッド」。正確にいうと2番ウッドではなくミケルソンにとっては2本目のドライバーといっ
た意味合い。今年のファーマーズ・インシュランス・オープンでもバッグに忍ばせていたが、その実態を本人はひた隠しにしている。 
どうやらその正体はテーラーメイドのオリジナルワンミニドライバー。やはりシャフトはフジクラ、ヘッドは275CCで長さは
43.75インチ。ノーマルドライバーより40パーセントほどヘッドの容量は少なくソール(底の部分)にスピードポケットと呼
ばれる溝を切ることで球が上がり過ぎずコントロール性を高める効果がある。  テーラーメイドの担当者によるとこの「2番ウッド」
は3番ウッドよりもやさしくミスを許容範囲に収められるという。風が強いオーシャンCで球をコントロールするのに有効だった
というわけだ。 「(ミニワンは)かなりの頻度で使った。特に飛ばす必要はないが球を上げたくない1番や3番では活躍してくれた。
もちろんキャリーが必要なホールではドライバーを持ったけどね。早く着弾してほしいときにはミニワン。ミスの幅が少なくて済む
からね」とミケルソン。 風の強い今回のコースでは低い弾道の2番ウッドは必須。ミケルソンの飽くなき探求心が奇跡の50歳代
メジャー優勝を決めた原動力でした。一流のスポーツは一寸先は闇、筋書きがなく人々に感動を与えます。

以下抜粋コピー

来月51歳の誕生日を迎えるフィル・ミケルソン(米国)が5/23日歴史的な勝利を果たした。首位から出た「全米プロゴルフ選手権」最終日。
5バーディ・6ボギーの「73」をマークし、逃げ切りでメジャー6勝目。50歳での勝利は、1968年の本大会優勝を48歳で制した
ジュリアス・ボロスを抜いて4大メジャー大会の最年長優勝記録。50代での優勝は史上初の快挙だ。メジャー4勝の
ブルックス・ケプカ(米国)と最終組でスタートしたミケルソン。1番でボギーを喫し、バーディとしたケプカに首位の座を奪われたが
そこからボギーを打ちながらもバーディを重ねた。前半を終えて2打リード。勝負のサンデーバックナインに入った。10番でバーディを
奪うとボギーのケプカとの差をさらに広げた。13番、14番では連続ボギーを喫するが、後続もスコアを伸ばせずに2打のリードを持って
最終3ホールへ。16番でもバーディを奪ったミケルソンがリードを3打に伸ばすと、17番をボギーとしながらも、なんとか2打リードで逃げ切った。
これまで50歳代でメジャー大会の最終日最終組をプレーしたのはボロス、グレッグ・ノーマン(オーストラリア)、トム・ワトソン(米国)の3人。
いずれも優勝を手にすることはできなかったが、ついにミケルソンが史上初の偉業を達成した。今年の3月まで世界ランキング100位内
をキープしていたミケルソン。1425週間ものあいだ世界のトップ100を守ってきたが、今大会前は115位まで落ちていた。衰えもささやかれて
この2年は低迷していたが、この日は飛距離自慢のケプカに負けないドライバーショットを見せるなど、圧倒的なパフォーマンスを見せた。
これで2019年2月の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」以来の米ツアー45勝目。53年ぶりに塗り替えたメジャー最年長優勝記録。ここから5年間
は全メジャーへの出場権も確保した。自動車事故による大ケガで療養中のタイガー・ウッズ(米国)不在のツアー。
ミケルソンが、ここから再び伝説を作り上げていく。


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