『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

「紀州のドン・ファンの変死事件」を『知りすぎていた男』

2021-05-07 05:46:20 | 日記
“ケ・セラ・セラ”の歌で有名なヒッチコックのサスペンス・スリラーの傑作『知りすぎていた男』※映画の題名で事件とは関係売りません。
ではありませんが和歌山県警と“事件を知りすぎた男”でジャーナリストの『紀州のドンファン 野望篇』の執筆構成をも担当した吉田隆氏
との関係性が悪化し、正しい情報収集が進まなかっようです。吉田氏は「紀州のドン・ファン」と昵懇(じっこん)の仲。死亡する前日も
電話で話をし殺害事件にかかわるかもしれない重要なことを伝えようとしていた。
野崎さんの交友関係、特に須藤容疑者と野崎さんを引き合わせた人物など事件解決のために欠かせない情報を握っていたにも
かかわらず現場での暴行を隠すため放置。あり得ない対応だったようです。

以下抜粋コピー
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さん(当時77)を2018年5月に殺害したとして
元妻の須藤早貴容疑者(25)が逮捕されて5日で1週間。須藤容疑者は逮捕後の取り調べで
事件への関与について供述していないという。
変死から3年で、事件は急展開したが、なぜ逮捕まで「3年」もの年月がかかったのか?
 その理由の一つに、事件を担当する和歌山県警と“事件を知りすぎた男”との「すれ違い」が大きく影響しているという――。
野崎さんの変死について事情聴取の段階から、須藤容疑者は「知らない」と関与を否定していたが
逮捕後の取り調べでは事件への関与について供述していないという。同県警は死亡直前の約4時間にわたり
野崎さんと2人きりでいた同容疑者以外に覚醒剤を摂取させることができた人物はいないとみられることや
同容疑者が覚醒剤密売グループと接触した裏付けを取った。引き続き慎重に捜査を進める。
女性に対して執着が強かった野崎さんだが、バイアグラや覚醒剤などの薬物を使った性行為に関しては
過去のインタビューに対して「とんでもないです」と強く否定。「僕はバイアグラとか薬は使わない。
そういうのはしない。自然です。もちろん、覚醒剤とかは使用したこともありません」と話していた。
野崎さんの遺体にも注射痕はなく、何らかの形で経口摂取したものとみられている。
事件当日、野崎さんに接触できた人物が限られていたが、捜査は難航。その理由の一つに
「和歌山県警と“事件を知りすぎた男”ジャーナリストの吉田隆さんの関係性が悪化し、正しい情報収集が進まなかったことがある」
と言うのはある雑誌関係者だ。「野崎さんと吉田さんは昵懇(じっこん)の仲。
野崎さんの交友関係、特に須藤容疑者と野崎さんを引き合わせた人物など事件解決のために欠かせない情報を握っていた」(同関係者)
その重要人物である吉田氏に対して、和歌山県警は“暴行”を働いたのだという。
「野崎さんの自宅を捜索する際、その場にいた吉田さんに対して『出ていけ!』と腕を強くつかみ、外に出した。
外に止めてある捜査車両で待機させられた吉田さんは『これは暴行ですよ』と訴えたが、捜査員は『誰がそれを証明するんですか?』と威圧。
その結果、吉田さんは和歌山県警に対して、強い不信感を抱いてしまったんです」と同関係者は明かす。
吉田さんは須藤容疑者以外にも、関係者の重要な情報を握っていたとされるが、和歌山県警は「須藤容疑者が逮捕されるまで
吉田さんから事情聴取をすることはなかった」(同)。そのすれ違いが逮捕まで3年かかった一因になっているという。
世間の耳目を集めたドン・ファン事件の結末はいかに…。吉田隆氏は今でも捜査に協力する姿勢をもっているという。
事件を知りすぎた男”でジャーナリストの吉田隆氏に対して元妻の須藤早貴容疑者 とKさんはその日の午後のことを話し出した。
「4時すぎには2階で相撲をテレビ観戦し、6時前には一階リビングで社長はビールを飲みましたが、残したんです。
Kさんが作って置いてくれたうどんには手を付けませんでした。それで一人で2階に上がったんです。
私は下のテレビを見ていて、Kさんが帰ってきた7時半ごろから10時ごろまでリビングにいて、それから上に行って遺体を見つけたんです」
午後から夕方まで、葬儀屋の係員と葬儀の相談。その後もいろいろあるだろうから、とボクは自宅に泊まることにした。
さっちゃんとKさんが19時すぎに「スーパー銭湯」に出かけ、一人で留守番をしていると20時半にインターフォンが鳴った。
画面には4人の私服の男女が。「田辺署ですけど……」
捜査関係者だ。玄関に招き入れて話をしているうちに、21時すぎにKさんとさっちゃんの2人が帰ってくる。
捜査関係者はそれを見て、「ちょっと奥さんに署に来ていただきますから」
というと、強引にさっちゃんを車に乗せて走り去っていった。Kさんは一階寝室で休み、ボクもコンビニで弁当を買って
22時には酒を呑んでリビングのソファーで横になった。体を揺り動かされて目を覚ますと見知らぬ男が立っている。
「和歌山県警です。家宅捜索ですので出て行って下さい……」
あまりに多くのことがあり過ぎた一日。やっと寝れたのに、と思ったが対応しないわけにはいかない。頭がぼんやりとしている。
「捜索令状を見せて下さい」
「それは見せる必要はない。あんたは第三者だから。早く(家から)出て」
有無を言わせない高圧的な態度。
「ほらほら、出ろ!」
腕を掴まれ、そこに大きな痣が出るほど引っ張られたのである。外では指揮を取る警部が立っていた。
「捜索令状には何と書かれていた?」
「覚せい剤の注射器、吸引器、パケなどを捜査と書かれていました」
その後、捜索に立ち会ったさっちゃんに訊くと、そう答えた。
覚せい剤?ドンファンがやっているとは到底思えない。誰かが飲ませたのか?直ぐにそう思った。
「私も指紋、尿、注射痕などを調べられました」「キミは覚せい剤を使ったことはないだろ」「したことも興味もないです」
さっちゃんは不思議そうな顔をした。11時からは会社の従業員全員が田辺署に呼ばれて携帯電話を没収されて尿や注射痕を調べられる。
それと同時に会社にもがさ入れが入り、その令状には「殺人容疑」の文言が通夜のある29日も
8時から自宅にがさ入れがあり、16時まで続いた。そして葬儀が終わった31日の朝からさっちゃんとKさんは田辺署で事情聴取を受けた。
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