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>「私は不細工」他人に嫉妬==<人生相談>

2007年11月21日 06時58分31秒 | 社会
こ、これは!! 分かるかも・・!? でもこういう人の方が内面はカワイイかも・・。

>以下抜粋

>「私は不細工」他人に嫉妬
 20歳代女性会社員。年の近い弟妹がいます。

 弟妹は親に似て容姿端麗、生まれたときから誰もがうらやむかわいい赤ちゃんだったそうです。それに比べ私は不細工で、親も連れて歩くのが嫌だったようです。「私は何をしているときならかわいいか」と親に聞いたところ、「何をしてもかわいくない」と言われたこともあります。

 大人に甘えられずに育ったせいか、この年になっても、街で親子連れなどを見ると憎らしくなります。「大してかわいくないのにおしゃれして、フン」「そんなに我が子がかわいいか」と思ってしまいます。

 人として女性として、いけないことだと理解しています。しかし、心の中は、嫉妬(しっと)でいっぱいなのです。人の反感を買う悩みなのでまわりには相談できません。どうしたら私は安らかな気持ちになれるのでしょうか。(福岡・I子)





 私の想像では、あなたは、いわゆる美人だと思います。そうでないと言われるけど、大体容貌(ようぼう)のことを話題にするかたは、容貌に自信を持ち、他の美人が気になる、というタイプが多い。

 劣等感は人と比較するから生まれるのです。比較するのは、自信があるからです。自信過剰であればあるほど、劣等感は強まります。嫉妬は劣等感と比例します。

 従って、要するにわが身を人と比べなければ、心は平安です。憎しみも恨みも悲しみも、一切ありません。あなたはまず弟妹と比較しなければよろしい。

 ちょっと古い人ですが、新国劇の創始者、沢田正二郎は、理由もなく家族からのけ者にされて育ちました。一家中が花火見物に出かけるのに、正二郎は留守番をさせられました。家族にかわいがられなかった彼は、長じて大衆から愛される役者になりました。人を恨むより愛する方が、大人なのだと知りました。グチや嫉妬は、心が未熟なのだと、知ったのです。

 (出久根 達郎・作家)


(2007年11月20日 読売新聞)

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