8月の終わり頃から数日前まで、サクランボの木の西側に「タマスダレ(玉簾)」がひっそりと咲いていた。
●タマスダレ(玉簾) ヒガンバナ科
学名:Zephyranthes candida
原産地:南米
「ゼフィランサス」の一種で、純白の花を咲かせるものを「タマスダレ(玉簾)」と言う。学名は「ゼフィランサス・カンディダ」。
寒さに比較的強く、とても丈夫な花だ。球根で増やすけど、彼岸花と同じく「リコリン」と言う毒がある。
たぶん、「玉簾」の「玉」は丸っこい花を、「簾」は細い葉を表しているのだろう。玉簾と聞くと、「南京玉簾」を思い出す・・。
家の玉簾は株が少なかったので儚い感じがしたけど、たくさん咲いていると印象も違うのだろうな。
これは、玉簾とほぼ同時期に咲いていた鉢植えの「ピンクノウゼンカズラ」。とても淡くてやさしいピンクの花だ。
●ピンクノウゼンカズラ(ピンク凌霄花) ノウゼンカズラ科
学名:Podranea ricasoliana
原産地:南アフリカ
以前記事に書いた「ノウゼンカズラ」は中国原産だけど、「ピンクノウゼンカズラ」は南アフリカ原産で属が違う。同じノウゼンカズラ科だけど、「ノウゼンカズラ」はノウゼンカズラ属、「ピンクノウゼンカズラ」はポドラネア属。どちらもノウゼンカズラと名前に付いているけど、まったくイメージが正反対だ。
さて、この「ピンクノウゼンカズラ」だけど、なぜか構図がなかなか決まらなかった。花によって撮りやすいものと撮りにくいものがあるな。咲き方にもよるのかな。