今年の夏のプロジェクトは、おうちのセルフリフォームです(まだ進行中)。
7/21(日)~25(木)の5日間が第一期工事。
父が工具と労力を提供してくれて、一緒に頑張りました。
工事に集中するため、21日は、朝からまかないの仕込み。
野菜の揚げ浸しを鍋半分、ラタトゥイユを鍋いっぱい作って父を待ちました。
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工事したのはこちら。 リビングの脇に、押入サイズの物入れがありましたが、奥行きが深すぎて使いにくいのです。
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押し入れに向かって左側、開口部が90度の角度をなして隣接して、両開き扉の物入れがありました(写真は扉取り外し後)。 これがまた、奥行きが50cm以上と深く、大変に使いにくいのです。 入居した時から、イライラするような使い勝手の悪さでした。
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間取り図ではこうなっています。 この着色部分がいらない壁。
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この2箇所のモノ入れを撤去して、隣の部屋とつなげて広々した空間を作りたい!
今年に入った頃から思い立ちました。
まずは順当に、業者に見積もりを。
複数頼んだ方がいいよ、とのふみえさんのアドバイスで業者を捜しましたが、2件しか見つからず。
1件目は、下見には来たものの、なんと、その後連絡なし。
2件目は、近所のスーパーの近くにある(おしゃれ系)デザイン事務所みたいなところ。
美容院に行く際、身なりが悪いと雑に扱われたりしますが、ここに見積もりに来て貰ったとき、我が家は大変なちらかりっぷり。
しかも、こちらの要望は、壁紙はツギハギでいいです、とか床も最低限にして下さい、とか、おしゃれ系事務所の仕上げたい方針とは違うものだったようです。
言葉の端々が、なんとなーく、無礼な態度。
でもまあ、ここに頼むしかないかなあ・・・。
という時、たまたま父が我が家を訪問してくれたのです。
父に相談したところ、「間仕切りの撤去って簡単らしいよ」と、乗り気になってくれました。
壊すところだけでもやっておくと、だいぶ節約になるよ、とわらびさんからもアドバイスを頂きました。
よし!!
工具も沢山揃っているし、いっちょやってみますか!
もしどうしても難しい曲面にきたら、そこだけどこかに頼んでもいいし!!
(管理組合にも承認済み)
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那須の庭から、綺麗なヤマユリと・・・
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バール、その他電動工具をどっさり持って、父が来てくれました。 このバールが大変にお役立ち。 父は、「使わないかもしれないけれど、まあ、一応」という感じで用意したそうなのですが、破壊段階で一番使ったのはバールでした。
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建具、そして石膏ボードをひたすら取り外していきます。 (途中は、余りにも大変で、写真どころではありませんでした)
壁貫通!隣の部屋が見えます。
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壁の木製下地も取り外して、スカスカになってきました。 奥にあるのは、押入の外壁側の下地木枠。 手前に見える大きな板は、押入の床材。
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バリバリと壊しては、「ほほーう、こういう構造になっていたのか~」と確認。そして片付け、次の作業方針の相談。 そしてまた破壊しては、釘を抜いてから廃材の移動、相談・・・という感じで緩急をつけながら(こまめに何度も片付けながら)作業を進めます。
で、ようやく撤去終了。 この広いタタキは、押入と物入れだったところ。
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細長い窪みは、壁だったところ。
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ホームセンターに行き、床材を物色。 似た色合いのものを買ってきて、はめ込みました。 室内にコンクリが見えているといかにも工事中って感じですが、床が出来ると、「もう完成しちゃったかも?」 と思う程。
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薄い壁だったところはこんな風になりました。 見切り材を45度にカットするというのは父のアイデア。
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境目はプラスチック部材で、こうなっています。
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本来は、「T」型の部材2つを組み合わせるものでした。 これの上の部材のみ使います。
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下に敷き込む方は、「L」型の部材2つを組み合わせるものの、下部分を使いました。 (実はT型の下用部材をカッターで綺麗にカットしてL型部材に変更出来ることが後から判明しました・・・)
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そしてベランダには、石膏ボードの山。 ここまでするのがまた結構な作業です。 カッターで切り目を入れて、細かく割って袋詰めし、掃除機をかけ・・・・の繰り返し。
持ち運び易いように小さめの袋を使ったのですが、コンビニ袋サイズで、約100袋分。 (100袋パックを使い切った!)
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そしてまた別のところには、木材の山。 危ないので、出ている釘は全部抜いてあります。釘の量がまたすごかった! こちらもまた時間のかかる作業でした。
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床はおおむね完成ですが、天井と壁はまだ。 物入れの中には分電盤があり、それがいま、天井からぶら下がっている状態です。 (風でそよぐ位ぶらぶらだったので、補強にネジ止めしておきました) 今週末、電気工事に来て貰います。
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続報も記事にする予定です。
壁や天井は、はてさて、うまくいきますでしょうか?
■■リフォーム
■使った道具
(電動工具は父が操作してくれました。お父さんへ:ありがとうございました。)
・バール・金槌:石膏ボードや木材を引きはがすのに、必須。
・釘抜き:壊して出てきた木材から釘を抜くのに必須
・スレートソー(石膏ボード用手動ノコギリ):粉は沢山出るが、破壊したくないエリアはまずこれでカットしておくとよい。
細かいところは後でカッターで調節する。
・チェーンソー:壁の下地木材を適当なところでカットするのに使った。
・電動丸鋸: 〃 。フローリング材のカットにも使用。必須。
・カッターナイフ:石膏ボードを小分けにするのに使用。床の見切り材(プラスチック)のカットにも。
・手動のノコギリ:釘が入り込んでいたり、電動では危ない場所の木材をカットするのは手動が安心。
・ほうきとちりとり:コロコロした石膏ボードクズが出るので、掃除機をかける前に、まずはほうきとちりとりが必要。
・ごみ袋タイプの掃除機と、交換用ゴミ袋:石膏ボードの粉を吸うとすぐに目詰まりするので、袋は多めにあった方がいい。
・電動ドリル:石膏ボードは、隠し釘で留めてある場合と、ネジで留めてある場合がある。ネジで留めてある場合はドリフでネジを外すとボードを壊さず(粉をまき散らさず)綺麗に取り外せてよい。
・保護眼鏡:高いところでのチェーンソー・丸鋸作業の際は木くずが目に入るので必要。
・磁石:釘抜きでぽんぽん釘を抜いていき、その他のゴミと一緒にほうきで掃き寄せて、そのあと磁石を近づけると、釘だけ拾い集められて便利!(父のアイデア)
・ノミ: 時々使いました。
■費用
業者に出した見積もりでは、五十数万円でした。
今のところかかった費用は・・・(父の労働力、交通費等は除いて)
作業の種類 |
費目 |
金額 |
備考 |
小計 |
破壊・床張り |
廃石膏ボードをしまう用レジ袋 |
200 |
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15,958 |
フローリング板 880円 × 5枚 |
4400 |
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プラスチック製見切り材 780×5 |
3900 |
980円の方を加工出来ることが分かり、実は不要だった |
プラスチック製見切り材 980×6 |
5880 |
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フローリングの下に敷いた遮音シート 3m分 |
1280 |
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掃除機の袋 10個入り |
298 |
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ざっと計算しても、16,000円。
このあといくらかかるか分かりませんが、業者に出すよりはだいぶ安く出来るのではないかと思います。
がんばろう!
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■DIYリフォーム記事 全5編
DIY改装工事その1:壁破壊と床張り
一番ダイナミックな作業です。
DIY改装工事その2:配電盤移動
電気屋さんに来てもらいました。
DIY改装工事その3:壁とりつけ
石膏ボードをホームセンターでカットして貰っておくと、割とスムースです。
重いボードを持ち上げての天井の取り付けには頭を使いました。
(頭というのはほんとの頭。頭頂部)
DIY改装工事その4:パテ塗り
ほぼひとりでやったため、心に迷いがあり、ややツメが甘いところもありました。
でも、結構な段差を塗り込めました。
作業としては、さほど力もいらない軽い作業ですが、根気が必要です。
DIY改装工事その5:壁紙貼り、完成!
パテ塗りよりはやや力もいるし、「真っ直ぐ」とか「キッチリ」が重要な、集中力のいる作業。
集中力が途切れるとミスをしがち。
とはいえ終わって嬉しいです。
費用(材料費)合計もこちらに。