ブログでお知り合いになったdaikixさんの影響で、和菓子屋さんで「上生菓子」というのを買うようになりました。
とってもちっちゃいお菓子なのに何百円もして、昔はとても買う気にはなれませんでしたが、年も取って、小ささとかカロリーの低さにお金を払うのもありかな、とも思えるようになりました。(ボリューミーなケーキは後でもたれたりすることもあるし・・・。でもパネトーネを爆買いしているので説得力ゼロですが)
とびとびにですが、あちこちで買っていると、お店によって味が違います。
もう一度買いたいと思うお店は多くはないです。
地元(隣のつくば市だけど)の和菓子屋さん1件は、幸いそういうお店。
先日久々に買ったうちのひとつが、とっても美しくおいしかったのでご紹介します。
確か名前は「金魚鉢」。
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お餅というか求肥タイプ。 練り切りとこちら、特に考えることもなく一個ずつ買ったのですが、家にかえってよくよく見ると、とっても凝った構造です。
大福餅部分には、黒のすりごまが点々と散って、花崗岩の手水鉢のイメージ。 くぼみがつくってあって、そこに水を模した水色の寒天。(下写真の方が色がよくわかります) 中には、赤い金魚と、石?のイメージの小豆粒。
凝ってますよね~。 上のパーツは大福餅だけのときと比べて味にほとんど影響していない気もしますが、美しさと感動が違いますよね。
ダンナサマは、お店ではこの赤い金魚に気づかなかったようで、家で 「金魚じゃ~ん☆ 知らなかった~。かわいいじゃ~ん」 と萌え萌えな感じ。
カットしてみると・・
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おお、餅が薄い! そして中は白あんか! (この和菓子屋さんの上生菓子で、白あんは初めてかも?) 白い求肥に白い餡が、なんとも涼やか。 (小豆餡だと薄くつくったお餅に色が透けてしまいますよね) この白あんは味も好みでした。(塩気が少ない餡が好みなのです)
二人で半分こしたのですが、金魚ちゃんのある方をダンナサマにあげました。
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金魚鉢というと、錦玉の中に練り切りの金魚が浮いてるというやつばかりで、このタイプはけっこう新機軸かも!
旅行に行くと必ず和菓子屋探索します。和菓子屋ってたいがいどんな町にでもあるので楽しいです。
和菓子屋さん、古いまちならば必ずありますよね。
でも、上生をおいているところは全部ではないです。鳥取には少なくて残念・・・。
学生時分に京都にいたときは、あちこちの和菓子屋さんで水無月などお手頃価格のものを買って食べ比べていました。上生には手が届かず今思うと残念・・・。
オトナになったつもりでしたが、(たかが)寒天の錦玉には数百円は払えないかも・・・。いや、技術で味が違うでしょうし美的価値もあるのかもしれませんが・・・・。うう、貧乏性が抜けません。