採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

干し柿入りプルーン・ログ

2012-01-23 | +干し柿・干し芋・栗

週末は、鬱陶しいお天気でしたね・・・。
サツマイモの残りがあとほんの少しで、干し芋作りラストスパートの気分だったのに、勢いをくじかれてしまいました。
新たに蒸かすところか、干している最中のものも、どんどん湿気てきてしまい、ハラハラしました。
屋外に出すとじっとりしてしまうため、エアコンを入れて部屋を乾燥させ、室内干し。(洗濯物は別の部屋へ)
お芋最優先。

今晩は雪がちらつくようですが、明日以降はまた晴れてくれそうです。
冬のうちにやっておくこと、まだいろいろあるので、がんばらなきゃ。



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大量のMy柿は、ひとかたまり程度を残して巻き柿に片付きました。

残ったのは、巻くには乾きすぎてしまった小さなもの。
皮むきをする際に、折角摘んできたのだから勿体ない、と極小の柿でも剥いてしまうため、どうしてもこういうのが出てくるのです。

これまでは刻んでブランデー漬けにしておいて、フルーツケーキに焼き込むのに使っていましたが、何か他の使い道はないかしらん・・・。

あ、あれなんてどうかな?
フィグ・ログ とか、 プルーン・ログみたいな感じのものに、微塵切り干し柿を混ぜたらどうかしら?
やや甘さ薄めのちび干し柿が、濃厚なプルーン風味を薄めて丁度よくなるかも。

随分前にフィグ・ログ(プルーン・ログ?どっちか失念)をワイン屋さんで一度見かけました。
コレは私の好みだわ、と手に取りましたが、とても高かったので、材料欄だけじっと見て帰ってきました(簡単に作れそうだったし)。
本物の味が分からないので多少不安ですが、まあ何とかなるでしょう。 

お芋が腐る前に!という義務感で作っている干し芋と違って、久々に初挑戦モノでちょっとワクワクします。

■■干し柿入りプルーン・ログ
■材料
プルーン(今回はソフトタイプ種抜き)
干し柿 (プルーンの半量弱くらいだったかな)
柚子ピール
胡桃
カシューナッツ(胡桃の量が足りなさそうだったので)
(蜂蜜  今回は使いませんでした)
ゴマ

■作り方
(1)胡桃を買ってくる、もしくは割り、空焼きして粗く砕く。
いや、買い置きがあれば話は早かったのですが、年末にフルーツケーキ作りですっかり使い切ってありました。
仕方なく、ヒメクルミだと勘違いして買った殻付きオニグルミを割りました(いつかは割らないといけないんだけどさ)

(2)まず干し柿をフードプロセッサーで粉々にする。
ここにプルーンを入れて、更にフードプロセッサーにかけ、ピュレ状にする。
(固さの違うものを同時にFPにかけない方がいいです)

(3)ボウルに移し、柚子ピール、胡桃を加えてゴムべらで練り混ぜる。
あまり強く混ぜると胡桃が粉々になるので注意。
(今回はソフトプルーンを使ったのでかなり柔らかめだったが、もし固すぎるようならば、ブランデーや蜂蜜を混ぜるといいかも)

(4)巻き簀にラップを敷き、練り混ぜたものを適量置いて、円柱状に形づくる。

(5)平らなトレイに煎りごまを敷き詰め、ここにネトネトした円柱を転がして、表面にゴマをまぶしつける。

(6)まだ柔らかいので、ピッタリはラップしないようにして包み、しばらく寝かせておく。
しばらく経つとほどよく乾燥して固くなってくる。
(柔らか過ぎるようならば天日干しするとか)

 

今回使ったプルーンはこちら。
ひと袋まるまる使いました。
手に持っているものが、ハネ干し柿。

まず固い干し柿をFPで粉々にします。そこにプルーンを投入。
(撮影時はこの程度ですが、もっと沢山使っています)

プルーンと干し柿を混ぜたところに、刻んだ柚子ピールを少々。
(もうちょっと沢山でもよかった)

そして胡桃も。
これだけでは足りなさそうなので、カシューナッツも追加しました。

そして巻き簀で形づくり、一旦ラップを外してゴマをまぶします。
ゴマまぶし、というのは作りながら思いついたことなので、市販品にはないかもしれません。

形は、巻き柿に似ている・・・かも?

オーブンペーパーで包み、その上からふんわり気味にラップしておきました。
太めと細め、両方作ってみました。


作りたては指で丸められるくらい柔らかめですが数日経つとしっかりしてきます。

6日後。
だいぶ固くなってきたので切ってみました。
もうちょいクルミが多くてもよかったかな?
とはいえ、市販品に負けない雰囲気ではないかしら。

味は、えっと、甘さひかえめの柿を混ぜ込んだため、プルーン100%よりは、あっさり系(甘さが足りないともいう)。
私はコレくらいが好きだけど・・・。
適宜蜂蜜などを足すといいかもしれません。

(混ぜ込む量はともかく)ハネ干し柿が片付いて、とても助かるレシピです。

お茶請けに、またパン・チーズとあわせてワインのお供になります。

表面のゴマが、プチプチしていい食感です。
フィグ・ログの場合、イチジクの種が練り込まれてプチプチ感があるのだろうけれど、それに近くなったのではないかしら?


適当に作った割には、それらしいものが出来ました。

次はクルミもっと多めだな。
中にポピーシードを練り込めば、更にプチプチ感が出るかも。
アニスシードなどのスパイスや各種ドライフルーツを混ぜ込むと、変わった雰囲気になるかもしれません。


プルーン・ログ、形状は巻き柿に似ているけれど、材料を買ってくればいいので、ほぼ手間もなく、簡単すぎるほどです。

収穫・皮むき・ひもかけ・干し・箱詰め・虫干し・箱詰め・種抜き・柚子ピール作り・巻き・ヒモかけ・・・と長い工程の末にようやく出来上がる巻き柿に比べたら、こんなの作ったうちに入らない位。
(巻き柿は、出来上がる頃にはもう、肩で息をするような気分です。)

「ま、巻き柿と一緒にしないでちょうだい! むうむう。」
(自分で作って自分に怒ってりゃ世話ないわ・・・・)

 

 

■参考情報
「フィグ・ログ」や「プルーン・ログ」で検索すると、販売サイトだけでなく、手作りしてみたというブログが多数ヒットします。
『美味しんぼ』にも出ていたそうです。

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