採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

DIY改装工事その4:パテ塗り

2013-09-04 | +自宅 セルフリフォーム

8/9(金)~11(日)と、父が来てくれて、壁の取り付けまで終わりました。
次に来てくれるのは、8/23(金)~25(日)の予定。
それまで、自分で進められるところは進めておきます。

8/17~18の週末は、プラスチック製のコーナーアングルを貼り付けました。
そして、8/20(火)の晩あたりから、毎晩少しずつパテ塗り。

ネットで調べたりして原理は理解したつもりなのですが、いまひとつ自信がなく、また一人でやっているため、のろのろとしか進みません。

ちなみに、ダンナサマは「ぼく、応援してるね」と見守る係。
まあ、もともとあてにしていないし、いいんですけど。 


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DIYリフォーム

使ったのはこちらのパテ。
下塗りと上塗りは別の種類を使ったりするようですが、これは兼用タイプ。
右上に120という数字がありますが、これが硬化(乾燥)時間のようです。つまり2時間で乾くというもの。 

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ビニール袋にパテの粉を適当に入れ重さを計ります。
そして説明書通りの水を計って加え(粉の約50%)もみもみと練ります。
ヘラは、左の小さい方しか我が家になく、ずっとこれで作業していました。
右の四角い方は翌週に父が持ってきてくれました。 

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石膏ボードの継ぎ目とかネジの頭などデコボコの箇所は多々ありますが、特にひどいのがこの ○ 印の角材。
角材の右側の(これから張る)ボードとはなだらかにつながるのですが、左側のボードとの間に6mmくらいの大きな段差があるのです。
この角材は複雑に固定してあり、取り除くのは不可能。
しかも釘が向こうから打ち込んで飛び出しており、抜くに抜けず、なんとかねじ切ったものの、カンナをかけて削ることも出来ません。 
プロがリフォーム工事をしていたら、この段差はありえないはずですが、DIYなので残ってしまいました。 


パテ塗りは基本的には、下塗り、中塗り、仕上げ塗り、という手順だそうです。
模式図にするとこんな感じではないかと思います。
 

DIYリフォーム

たとえばこんな段差。 
(プロの施工ならボードの継ぎ目はあっても、段差はないかもしれないけど) 

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下塗りのコテ(10cm幅)で、段差を埋めるようにパテを塗り込める。

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乾燥させるとパテは痩せる(縮む)。
軽くサンドペーパー(#100~150)をかける。 

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次に、下塗り用ヘラより幅広のヘラ(15cm幅)で中塗り。
下塗り範囲より+5cmくらい幅広に塗る。  

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中塗りの乾燥。乾いたらサンドペーパーをかける。

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そして仕上げ塗り。
中塗りより更に幅広のヘラ(20cm幅)を使う。 

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乾燥させ、ペーパーをかけると、段差がゆるやかに、なだらかになる、という次第。
更に壁紙の糊のつきがいいように粉を拭き取ったらできあがり。

 
原理は分かってるんです。

でも。

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件の段差は、2回ほど塗ってもこのえぐれっぷり。
しかも、段差という単純な1本線ではなく、微妙な曲面で構成されていたりします。 


実際はえらく大変だった、というのを模式図にしてみました。

DIYリフォーム

ボード自体は平らなのですが、コーナー材や継ぎ目などなど、各種の出っ張りやくぼみ、曲面、平面が組み合わさっています。

DIYリフォーム

窪みを埋めるつもりだったのに、もっと深いくぼみが出来てしまったり、盛り上げなくていいのに盛り上がってしまったり・・・

DIYリフォーム

塗ったコテ跡が新たな局面を形成し、何度も塗っているうちにワケが分からなくなります。

DIYリフォーム

塗る際も、ヘラの幅で綺麗に塗り込められればいいのですが、

DIYリフォーム

なんだか裾ががたついてしまったりします。



あー、もうワケわかんないよー、となりつつも、とりあえず塗り終わった状態がこちら。

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横方向に石膏ボードのつなぎめが2箇所あるので、パテ塗りもその分大変になります。
今回はこのサイズのボードしか手に入りませんでしたが、つなぎ目は少ないに越したことはないです。

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画面真ん中に見えている梁の出っ張りにはプラスチック製のコーナー材を埋め込んであります。
プラスチックの厚みのせいで、塗り込めるのは結構大変です。 

DIYリフォーム

こちらは天井の壁側半分。 

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そして天井のリビング側半分。
点線あたりに例の6ミリの段差がありましたが、気合いで塗り込めました。 

DIYリフォーム

こちらはちょん切った壁の断面。

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その上部。
この部分の石膏ボードは、押入から剥がしたものを再利用。

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更に少し左側。
闇雲にぺたぺた塗りまくっていますが・・・

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よく見るとボロが・・・。

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ここにも段差が。

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こちらにも。

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あらら、ずいぶんなアバタ状。


8/23(金)の午後に父が到着。
その午後と、8/24(土)の早朝、仕上げにもう少し塗ったりならしたりしました。
で、もう多少のデコボコはいいや!ということにしました。

9時からホームセンターが開くので、壁紙を買いに行きます!


(壁紙編につづく。次で完成しますよ!)



■■パテ塗りのコツ・今後の課題 
・壁のボードを貼り終わった段階で、段差はせめて2mm程度以内におさめると、後が楽。

・ボードはがたつきがないように必要十分に固定する。(パテには固定力はない)

・見る角度によって段差が目についたり、つかなかったりする。(老眼かなあ。ほんと、見えにくいです)
あと、窪みを見付けたので、これは大変!とパテを用意して練り練りして持っていってみると、どこが窪みだったのかよく分からなくなる。
目に付いたくぼみは、発見し次第、蛍光マーカーか何かで印をつけておくとよい。 

・ひどい段差の部分は、下塗り・中塗り・仕上げ塗りの3回で終わらせようと思わず、窪みが綺麗になるまで、何回でも塗るとよい。
乾燥時間もかかるので、日程は余裕をもって。

・最初に物差しなどをあてて、塗るべきくぼみ部分と、塗らなくてもいい出っ張り部分をマークしておいたらどうか。
また、塗り込めたい深さも、あらかじめ確認しておくといいかも。

・半乾きのパテを均そうといじると、ゴロゴロとダマになって余計に段差が出来てしまう。
 しっかり乾くまではいじらない。気になるようであればマークをつけておく。

・塗る際にどうしても”バリ”が出るが、これは乾いたらヘラでこそげればいい。

・ヘラでこそげたりサンドペーパーをかけたりすると、粉が沢山出る。養生シートで囲っておいてよかったかも。

・今回は仕上げにサンドペーパーがけはあまりせず、金属製のヘラでバリをこそげる程度だったが、やはりやった方がよかったのかもしれない。 

・仕上げ塗りのパテは、ゆるめに溶いて、なめらかに薄く塗るのがよいらしい。



■参考情報
(1)パテ施工要領 (pdf) 
印刷してじっくり読んで、参考にさせて頂きました。 

(2)パテ3回塗りの理由  


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■DIYリフォーム記事 全5編

DIY改装工事その1:壁破壊と床張り 
一番ダイナミックな作業です。

DIY改装工事その2:配電盤移動
電気屋さんに来てもらいました。

DIY改装工事その3:壁とりつけ
石膏ボードをホームセンターでカットして貰っておくと、割とスムースです。
重いボードを持ち上げての天井の取り付けには頭を使いました。
(頭というのはほんとの頭。頭頂部)

DIY改装工事その4:パテ塗り
ほぼひとりでやったため、心に迷いがあり、ややツメが甘いところもありました。
でも、結構な段差を塗り込めました。
作業としては、さほど力もいらない軽い作業ですが、根気が必要です。

DIY改装工事その5:壁紙貼り、完成!
パテ塗りよりはやや力もいるし、「真っ直ぐ」とか「キッチリ」が重要な、集中力のいる作業。
集中力が途切れるとミスをしがち。
とはいえ終わって嬉しいです。
費用(材料費)合計もこちらに。

 

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2 コメント

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お疲れ様です。 (サクマ)
2013-09-04 17:55:25
そう申し上げるこちらの口調に、疲れがにじんでしまいそう。なんてものすごい作業に着手なさってしまったのでしょう・・・!
写真にも納得ですが、図解がわかりやすいです。しかも、絵も、字も、なんか可愛らしいですし♪

ダンナサマの応援とは、いかなるものでありましたか?折々に冷たい飲み物や、冷たいおしぼりが出てきたり、疲労のピークに小粋な小話を披露してくれたり、可愛いお菓子とエスプレッソが出てきたりしましたか?
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そんな応援があったなら・・ (●サクマさま~Fujika)
2013-09-09 16:26:09
うふふ。
ダンナサマに、ボクの応援ぷりについて自分でお返事書きなよ!と言ったのですが、出張に逃げ出してしまいました。
「遠くで無事を祈る係」とか「邪魔をしないで見守る係」とかごにょごにょ言っていましたよ。
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