採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ニンニク2017:おおむね元気、ところにより病気

2017-04-25 | +ニンニク

 

よそのニンニク

先日、アミガサタケを捜していて、よその畑のニンニクが目にとまりました。
見たこともないくらい、青々として見事な育ち具合です。
全体が濃い緑で、葉の先端も、下側の葉っぱも、どこも黄色くなっていません。
どうやったらこうなるのか是非ともお話を聞きたかいものですが、畑でたまたま誰かに会うというのは至難の業・・。
 


さて、うちの畑のニンニクは。
↑こちらのには及びませんが、例年よりは元気がいいような気がしています。
今年はちょっと高い微生物資材を試しているのだけれど、それのおかげなのか、それとも単にニンニクにとっていい気象条件なのか・・・。 

うちのニンニク

ぱっと見。
品種によって葉っぱの伸び方・色などが違っていて面白いです。
(手前の畝の右端や、その奥2畝の右奥など、違うのが分かるかな)

うちのニンニク

真横から撮ってみました。
右手前から:ふくち スペイン白 紫(2)
中手前から:山形 Y氏白
左手前から:アブルッツォ   Y氏白

うちのニンニク

手前から:ふくち新タネ   Y氏白

うちのニンニク

手前から:無臭(少々) 紫(1)(少々) 静岡うす紫 完全抽台白 みやこ

うちのニンニク

右手前から:スペイン Y氏白
中手前から:アーティチョーク畑 シチリア常温
左手前から:シチリア冷蔵 Y氏紫 Y氏薄紫 Y氏白 不明

うちのニンニク

遠景から見るとまあまあに見えますが、品種を問わずスポット的に、腐る系統の病気が発生しています(株の下側の葉っぱが黄色くなって、腐ってくる)。
1本だけ弱っていったり、これは40cmくらいの範囲で弱っていったり(品種はY氏白)
引っ張ってすぽっと抜けるものは、抜いて畑の外に捨てるようにしています。

種ニンニクからくる病気なのか、土にもともといる病気なのかは不明です。例年同じ場所で発生したりするので(今年だけ、というところもあるけど)、土に住み着いてるんじゃないかなあ。 


品種ごとに見てみます。

ふくちふくち
ふくち

ふくち。
よく茂ってきました。葉っぱはやや幅広で、開帳気味の形状。
手前中央付近に、病気の株がありますね。

ふくち新タネふくち新タネ
ふくち新タネ

福地の、新タネ。
購入したタネだから病気が少ないかというと、それほどでもない気がします。

みやこ(岐阜)みやこ(岐阜)
みやこ(岐阜)

友達のmiyakoさんから頂いた岐阜のニンニク。2世代目になります。
ふくちと葉っぱが似ています。 

山形山形
(写真とり忘れ。また今度)

山形の最上赤にんにく。
(コメントあとで) 

アブルッツォアブルッツォ
アブルッツォ

イタリアのアブルッツォのニンニク。
ソフトネックタイプで、鱗片数はぐるりと2周する感じで多く、小さな粒もできるタイプです。
ぴらぴらと、細長い葉っぱでしたが、茂ってきました。
やや開帳気味の形状のせいか、細長い葉っぱが垂れています。 

スペイン白スペイン白
スペイン白

スーパーで売っていたスペイン産の白いニンニク。
葉っぱは細めで、やや開帳。 

スペインスペイン
スペイン

スペインのアホ・モラード。何世代目かです。
緑色が、ほかのものよりやや薄い(明るい)傾向があります。
病気で死にそうとまでは言えないけれど、下の葉っぱが黄ばんでいるところが気になります。 

アーティチョーク畑アーティチョーク畑
アーティチョーク畑

アーティチョークを買いに行った際、おまけで頂いたニンニク。春先までは緑色が濃いめ(青緑色系)でしたが、意外にも、結構幅広で、つやつやとした黄緑色になってきました。病気で黄ばんでいるのじゃないといいのだけど・・・。

シチリア冷蔵シチリア冷蔵
シチリア冷蔵

シチリアのニンニク。おそらく、アメリカでクレオールタイプと呼ばれているグループではないかと思います。
春、分けつというのかな、茎がフサフサに分かれてしまうものが多発するので、これも半量、冷蔵方式を試してみた、冷蔵組の方。3月末の段階では常温組よりは生育がよかったですが、今となっては、畑で一番具合が悪そうです。
茂り方も貧弱で、葉っぱ全体が黄ばんでいます。
エノキの大木がそばにあって、栄養か水分を奪われているせいか、それとも冷蔵してしまったせいか・・・。
何かしてあげたいけど、どうしていいか分かりません。 

シチリア常温シチリア常温
シチリア常温

こちらがシチリアの、タネ常温保存組。
細くて貧弱ではありますが、葉っぱの色はそれなりに健康そうです。
もともとこの品種は、かなり未熟な状態で休眠(収穫)になってしまったのでした。育ちが悪いのは仕方ないです。
来年のタネ用分だけでもいいから、収穫できますように・・・。 

完全抽台白完全抽台白
完全抽台白

ここからは、畑友のY氏に頂いた種。
完全抽台白。
葉っぱがしゅるん、と細長く真っ直ぐ伸びて、ふくちとは違う形状です。

静岡薄紫静岡薄紫
静岡薄紫

静岡薄紫、と名前をつけたもの。
完全抽台白より更に細めの葉っぱが、しゅるん、と真っ直ぐ上に育つタイプ。
最後までこうなのかな? 

紫(2)紫(2)
紫(2)

紫(2)。
外皮、および鱗片を包む皮が綺麗な紫色で、三つ編みにしても可愛いニンニクです。
静岡薄紫の個体差かどうか、注目しているところ。葉っぱが細くてしゅるんと縦長の形状は、似ていますね。

Y氏白Y氏白
Y氏白

昨秋、新たに頂いた種。一番最後に植えました。Y氏白と仮名をつけてます。
玉は白くて、鱗片はほぼ2周。
茎が柔らかくなって倒れるタイプも育てているそうなので、もしかしたらそれかもしれません。
葉っぱが、明らかに、圧倒的に幅広。これを植えたエリアは、青々して見えますが、病気も結構発生しています。 

春先、霜も降りていないのに葉っぱが赤紫色のものがありましたが、それが今になって、病気で黄色く枯れてきました(写真右端に黄色い葉っぱが)。
あれは具合が悪いという印だったようです。あの時何かしてあげればよかったのか・・・(でも何を?) 


大型連休にはまだ入っていませんが、しばらく更新お休みとなります。(次は5/1かな?)
畑にもしばらく行けないので、ニンニクたちが心配。元気で育ってくれますように。

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2 コメント

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教本!! (ブラ・ニンです)
2017-04-28 03:19:25
言葉や写真は懇切丁寧
まさに教本
ブログ名を変えて読者登録させ頂きました
よろしくお願いします
返信する
イタドリ (●ブラ・ニンさま~Fujika)
2017-05-01 10:40:19
こんにちは。読者登録ありがとうございます。
ブログおじゃましてきました。イタドリを沢山摘んでいらして、私も摘みに行きたくなりました。まだ間に合うかな?
先端は切り捨てて、皮を剥いて、ささっと湯通しして、十分水に晒す、という手順ですよね。
お魚料理も、すごく参考になります。書いていらっしゃる方はもしかして飽きてくるかもしれませんが、読む方はいつも新鮮で勉強になるので、ぜひ繰り返し書いて下さい! 今後ともよろしくお願いします。
返信する

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