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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ロンドボーデックス

2007-11-05 | +フルーツ
いちじくの話ばかりで恐縮ですが、地元の直売所にはもう1種類変わったいちじくがあるのです。一昨年の8月末に買ったのですが、それ以来見かけなくなってしまった小さいいちじくです。卵黄位の大きさで、大変柔らかく皮ごと食べられます。

そろそろ季節では?とはたと思い出して気になって直売所(ビオレーとは違うお店)の人に訪ねてみたのが10月初め頃。
なんと東京のイタリアンレストランと専属契約を結んでしまって、もう地元の店には一切出品しないことにしたとか。

そんなあ!

そういえば、比較的高価なこともあって、夕方でも売れ残っていたよなあ・・。
あんな扱いを受けたらもう出品しないことにしてしまうのも無理ないかも。東京だったら、これ1、2個と生ハムなんかを組み合わせてひと皿1000円とかの前菜にしているのかもなあ・・・。きっと地元より高く売れるに違いない・・・。

地元商店街ののど自慢大会の人気者だった女の子が、東京の会社と契約して全国に売れるようになって、めっきり地元には戻ってこなくなってしまった、そんな気分だわ。

買えないけど、調べて見ました。
お友達から苗木のカタログを頂いたのですが、そこに載っていたフランスの会社が開発したロンドボーデックスという品種のようです。


国華園植物カタログ 2007年夏秋版より


ボーデックスって何?と思って検索してみると。ある個人の方のHPに行き当たりました。
ロンド・ボルドー(Ronde de Bordeaux)だそうです。Bordeauxを英語読み(?)するとボーデックスなのね。なるほど。rondは丸い、でしたっけ?ボルドーの丸いちじく、みたいな意味かな。

それにつけてももう一度食べたいことよ。

と念じていたら、直売所の方のアピールもあって、特別に少し分けて頂けることになりました。
やった~。


2007/10/18 念願のロンドボーデックス



2007/10/21 ダンナサマの手の上で


普通のいちじくは皮を傷つけると白い液体が出てきますが、このいちじくは透明な蜜のようなものが滲み出してきます。アクも少なく皮ごとぱくりと食べてしまえます(でも何個も食べるとやっぱり舌が痛い)。甘くてとろりとしておいしいです。

問題点は日持ちが悪いこと。状態がよいものは2、3日は保つときもありますが、ものによっては1日でカビが生えてきてしまいます。高価なのでゆっくり食べたいと思うけれどさっさと食べなくてはいけないのが残念です。
育てる人にとっては、小さい、というのも問題点でしょうね。収穫がとっても手間ですよね。


仕方がないので手に入った時に買い占めて、コンポートにしました。


2007/10/20作いちじくコンポート
(ロンドボーデックス、白ワイン、果糖、レモン汁)

皮が薄いので皮ごとのコンポートです。皮から色が出るのか白ワイン煮なのに赤くなります。
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8 コメント

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ロンドボーデックス (okimuff)
2007-11-05 23:10:03
ロンドボーデックス、美味しそうですね。いちぢく好きにはたまらない姿ですね。fujikaさんのブログを拝見していて、改めていろんな種類のいちぢくがあることが分かりました。子どもの時、我が家の庭にあったのは、なんという種類か全く分かりませんが、よそのお宅にあるような中が赤いものではなく、茶色っぽく、白い部分の少ない、ねっとりした、甘みの強いものでした。それ以後、出会ったことがありません。
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Unknown (かず)
2007-11-06 09:22:43
ある料理を検索していてこちらを知りまして、いつも
楽しくよませてもらっておりますオヤジです。
いちじくは私も大好きで、今年も沢山使いました。
愛媛でレストランをやっていますが、
生ハムといちじくで出したり、シャーベットにしたり
鴨と一緒に焼いてお出ししたり、重宝しました。
こちらの地元では、蓬莱柿、桝井ドーフィン、
キング、バナーネが良くありますが、今年から
いわゆる、黒いちじくと呼ばれるのが出ました。
昨年までは、カリフォルニアから輸入された
黒いちじくしかありませんでしたが、どうもそれが
ロンド・ボルドーに近かった様な気がします。
熟れて、皮にがくずれそうになった時が一番
ネットリして美味しかったのですが、地物を
そこまで置いておくと、食べられませんでした。
でもやはり、皮の黒いのは美味しいです。
これからも楽しみに読ませて頂きます。

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黒いちじく (ポメマル)
2007-11-06 12:20:21
これがきっと海外で黒いちじくと呼ばれてるものなんでしょうね。
でも珍しい種類のものがそちらにはありますね。
ビオレーソリエスもきっと黒いちじくの一種なんでしょうね。
生産家の方が積極的にいろんな種類を育ててるのね。
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在来種かしら (●okimuffさま~Fujika)
2007-11-06 17:22:00
中が茶色っぽい品種もあるのですね。ご近所とは違うなんて、どなたが植えたのでしょうか。
土地があって果樹が植わっていたりする日本の風景を思うと、「ご先祖」を尊ぶ風習にも納得がいくなあ、と最近思います。
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はじめましてようこそ! (●かずさま~Fujika)
2007-11-06 17:37:02
こんな地味~なブログに、縁があって訪れて頂けてとても嬉しいです。
プロフェッショナルの料理人さんだなんて、緊張してしまいます。

そちらではとても沢山のいちじくの品種が買えるのですね!蓬莱枝、キングは未知の種類です。
鴨と一緒に焼くというのがとても素敵です。私はまだお料理に使ったことはないので、これからの課題にしたいと思います。

愛媛はこれから柑橘の季節ですね!柑橘でもおいしいお料理が沢山出来るのでしょうね。折があればまたアイデアを頂ければとても嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。
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果樹園 (●ポメマルさま~Fujika)
2007-11-06 17:44:29
このあたりはいちじくの生産に力を入れているので、基礎技術(施肥とか害虫防除とか)があるのでしょうね。そして好奇心とあまった土地のある人が変わった品種にチャレンジしているのかもしれません。
私にも土地(と緑の指)があったらいっぱい果樹を育ててみたいです。
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Unknown (トリュフ)
2018-11-19 14:56:32
こんにちは〜
今年、ロンドボルドーの挿し穂をゲットして。今育苗ちゃうです。だからまだ未体験です。土地は限られているのにイチジクの木ばかり増えて(^_^;)

今年は八月下旬から秋雨前線が停滞してバナーネなどは木の上で腐ってしまいましたし、多くの品種は長雨と日照不足でまずかったです。そんな中でも美味しかったのがロードスとタザンという品種でした。
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豊作になりますように! (●トリュフさま~Fujika)
2018-11-30 11:10:06
いちじくが何種類も植えてあるなんて、いいなあ☆☆
ロードス、タザン、どちらも知らない品種です。
このあたりの産直では、これらのいちじくを植えている人はいないみたいで残念です・・。
バナーネは見かけますが、でろん、とした形で、見た目があんまり・・・。
ちょっと小さ目で中が濃い赤なのがいいなあ。
レディグレイも綺麗で美味しそうです。
私も何か植えてみようかな・・・。
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