採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

フィロのミニパイ

2021-01-21 | +お菓子・おやつ

だいぶ前にフィロペーストリーを買ってありました。
何か作ろうと、一旦解凍したものの、イマイチやる気が盛り上がらず再冷凍。

で、12月の中旬だったか、たまたま、ジェイミーオリバーの動画で、フィロペーストリーを使った小さなパイ(ミンスパイ)を作っているのを見ました。(記事末尾にリンクつけますね)
フィロペーストリーを大きいまま2枚、バターで貼り合わせて12個用マフィン型に敷き詰め、具を詰めて切り離さずにそのまま焼くというもの。
切り離さずにオーブンに入れちゃったときは目が丸くなりましたが、こんがりサクサクに焼けたあとに、ばきっと割って出来上がり、なのです。
(大胆かつ合理的なジェイミーらしい方法!)

そのときの具は、ミンスミート的なものをパイシートでロールして輪切りにしたものでしたが、そんな感じの方法でミートパイとかアップルパイ、パンプキンパイとか作ったらいいかも~☆

年末、余力があれば・・・と実家にフィロペーストリーを持って行ったのですが、結局冷蔵庫で待機したまま、また持ち帰ってきました。
2度も解凍してしまったのフィロペーストリーを、もう冷凍庫に入れる訳にはいきません。
がんばって作ってしまうことにします。

まずは具の準備。
用意したのは三種類。

フィロのミニパイ

ひとつは、ミートパイ。
イノシシのひき肉と玉ねぎ、スパイスを炒め、茹でた麦を混ぜたもの。
トウモロコシも入れたらいいかも☆、と思ったのですがダンナサマに聞いたら「入れないで」とのことで断念。
(私はトウモロコシ大好きなのですが、ダンナサマはそれほどでも、なのです。変なのー。ちぇ)

フィロのミニパイ

あと二つは甘系。
左はりんごとローゼルのジャム(冷凍してあったものを少しチンして水気を飛ばした)に、水分吸収を期待して茹でた麦を混ぜたもの。
ピンクのアップルパイ、いいのでは☆

右はパンプキンパイ。
加熱して冷凍してあったかぼちゃと、卵、牛乳、砂糖、スパイスをピュレ状にして、ぽってり固めに混ぜたもの。

作っても作ってもフィロ生地がなくならず、具を使い切ってもまだ生地があったので、急遽マッシュルームとハム、小麦粉を炒めて少し牛乳を入れたものも4個分作り足しました。(写真とりそびれ)



フィロシート、使い慣れないのでいつもアタフタなのですが、今回もやっぱそうでした。

◎毎回作業後に思うけど、始めるときは忘れているポイント
・フィロが2枚広げられるくらいの広い場所を用意
・乾いたふきん+濡れ布巾を用意して乾燥防止

溶かしバターと、今回は霧吹きを使ってみました。
フィロを広げ、まず全面に霧吹き。
そこに溶かしバターをケチケチ塗り、そこに次のフィロを重ねます。
2枚重ねたところで、これでは具を入れるのにはかなり頼りないことが判明。もう一枚重ねることにしました。
同じように、霧を吹いてバターを塗って、三枚目。
三枚重ねると、かなりしっかりして、触っても安心感があります。

三枚重ねのフィロ生地を、6個取りマフィン型にはめこみます。
ゆとりをもたせつつ窪みに押し込むように。
さらに底に、底面積くらいのサイズでいいので、2枚重ねのフィロの端切れを敷くといいです。
(特にアップルパイなど水分の多いもの)
この窪みに具を詰めていきます。

フィロのミニパイ

具を詰めたところ。
この写真より、気持ち少な目がいいかも。

具を詰めてみたところで、このまま焼くいて焼けてから割るのではなく、上が閉じ気味の小さい丸いパイがいいかなーという気になりました。

という訳で、6個に分割。

フィロのミニパイ

それぞれの窪みの境目をハサミでカット。
そしてぴらぴらした部分を、そっと絞り寄せるようにします。
(ネパールのモモみたいにぎゅうっと絞るのではなく、ふんわり寄せる程度がよい)
閉じたぴらぴらの上から、再度霧吹き&溶かしバターをぺたぺた。

で、それを12個取りマフィン型に移してオーブンへ。
(なぜこんなことをするかというと、12個取りの方は浅くて、具詰め作業に不適なので。あとどんどん次のものを作るため。)

フィロペーストリーって、いったい何枚入りなんでしょう。(←最初に数えなよ!)
包んでも包んでも、焼いても焼いて終わりません。

フィロのミニパイ

なんかどんどこ出来てくるし。

数えられないくら出来上がって、ようやくフィロが尽きました。

フィロのミニパイ

包み方ですが、この上の写真くらい、テキトーにふんわりしていた方がいいです。

フィロのミニパイ

作業後半、だいふ手馴れてきて、こんな感じでよりきっちり綺麗にたたんでしまったのですが、そうすると、せっかくのフィロのパリパリ感が減ってしまうようでした。
どうせ収納するときは、積み上げず、一層に並べるしかないので、上方向にフワフワ広がっていてもさほど問題ないです。
(おせんべいの缶など、浅い缶にしまうのが都合がよかったです)

フィロのミニパイ

味見。
見た目は上がヒラヒラと盛り上がっているので大きく見えますが、パイ部分はサクサクで軽く、具は少な目で、とっても軽いパイです。
このサイズで、普通のパイ生地だと結構食べ応えがあると思いますが、フィロのこれならば、朝食に3つは余裕です。

実際、使っているバターも、これだけ大量のパイが出来た割には、とっても少な目。
霧を吹いてうるおいを出したところにバターを塗ったのがよかったのだわ(化粧水をたっぷりはたいてから乳液を塗る要領)。
冷凍フィロ生地って、ぱさつくというか粉っぽい仕上がりになることがありますが、今回はその問題がありませんでした。

側面と上部については、フィロ3枚重ねが丈夫さ敵にも食感的にも丁度いいです。
底面については、前にも書きましたが、3枚だけだとやや頼りないので、あと2枚分くらい端切れを敷いておくとよさそう。
フィロは、1枚だと本当に扱いが厄介ですが(破れやすかったり、既に破れてたり)、三枚ならば多少ラフに扱っても大丈夫。

すべてのフィロをまとめて三枚重ねにしてから次に敷いたり詰めたり、という手も考えましたが、窪みに詰めるのに、バターが固まってしまうと作業しにくいです。(固くなって破れる)
バターを時々熱くしなおして、その都度、重ねて、具を詰めて、という作業をした方がいいかもしれません。


それにしてもフィロ生地1パックは多いので、最初に解凍したとき半分に分けて、半分使って、残りを冷凍しておくのがいいかも。


 

■参考情報
インスピレーションのもとになったジェイミーオリバーのフィロ使用ミンスパイ。
作りながら方針変更したりして、全体的に違う感じのものになってます。

 

 

コメント (2)
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