シチリアのForno Imperoというお店から、パネトーネなどを取り寄せました。
(パネトーネについてはこちらの記事)
パネトーネのほかに買った、アーモンド菓子とパンについてご紹介します。
どれも綺麗にラッピングされており、開封は、大変楽しい作業でした。
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さて、アーモンド菓子。 素敵なシールが貼ってありました。
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アーモンド菓子ラベル
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中身はこちら。 形状はいくつか。 上に飾りがあるものは、赤と緑のドレンチェリーやアーモンド。
食べてみると、表面は粉砂糖でサクっとしており、中はねっとり、そしてグラニュー糖がじゃりっとします。 (大半は同じ味でしたが、レモンの香りがつけてあるものもあった気がします。) ねっとりして和菓子の練り切りを思わせる雰囲気でした。 特に新鮮なうちは、アーモンドの香りが濃厚で、うっとりします。
結構しっかり甘いので、 (これはまあ、ダンナサマは興味ないだろうし、全部私のものかなー) と思っていたのですが、ダンナサマも気に入ったようで、 「ボクも食べるから、勝手に食べちゃだめだからね」 と釘をさされてしまいました。
トッピングのドレンチェリーですが(最近みかけなくなりましたが)、過去に食べたことがあるものは、甘すぎるしなんか薬品臭いし、食べるほどでもないかなという味のものでした。 今回のものは、サクランボの味はしないものの、柔らかくほどよい甘さ、変な風味もなく、アーモンド菓子と一緒に自然に食べてしまえるものでした。
アーモンドは、小麦粉よりもずっと貴重な材料ですよね。 小麦粉ではなくアーモンドをふんだんに使ったこれは、クリスマス時期の、高級なお菓子なんだろうなーと思う味わいでした。
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原材料は、シチリア産アーモンド、お砂糖、卵、香料。
さて、次はパン。 お店のホームページを見ると、どうもこのパンが一押しのようなのです。 「不活性ガス充填包装により、世界中にお届けできます!」 的なことが書いてあります。 え、普通パンって、わざわざネットで買わないでしょ?買う人いるの? とは思いましたが、でもそんなに自慢の一品ならば、一度買ってみるのも面白いかな? (→買う人になってしまった)
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La "Vestedda" dell' Impero と書いてあります。 ヴェステッダがパンの名前・・かしらん。
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おー。 立派な缶に、立派なパン!
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原材料は、 シチリア産デュラム小麦粉、トラパニ産塩、水、母酵母、ビール酵母?、胡麻
ホームページによる作り方の手順は、 ・前種を長時間発酵 (16 ~ 24 時間) ・給水 (30 分~ 2 時間) ・一次発酵 4 時間 ・二次発酵 6 時間 ・焼成 だそうです。
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表面にはびっしり胡麻がまぶしてあります。 そしてかなり強い焼き色。
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切ってみると、焼き色が濃いだけあって皮部分がかなり厚め。 生地の部分は、(写真うつりがイマイチですが)デュラム小麦で出来ているだけあって、黄色い色合い。
説明には、オーブンを150度にあたため、火を切ってからパンを入れて5分おき、取り出して食べる、とありましたが、ちょっと足りないかも。 何度かやってみた結果、8分の1程度のブロックの場合、しっかり霧を吹いて湿らせ、皮側が綴じ目になるように(綴じ目はふんわりと)アルミ箔に包み、150度に予熱してあったオーブンに入れて15分ほどあたためると焼き立ての感じになります。
味の感想。 内側生地部分は、温めなおすと柔らかくなりますが、日本人がいう「しっとり」ではなく、もう少し噛み応えのある感じ。 そして、わりとしっかり塩味が効いています。
皮は、とっても香ばしい! ここまで強く焼いたパンは、日本にはない気がします。 デュラム小麦なので、焦げた味が普通のパン用小麦粉とは違う、というのもあるかも。 あと、胡麻が美味しい! 胡麻の味がとても濃く、日本で買う胡麻とは違う味がします。 スライスするときにこぼれ落ちた胡麻も、全部かき集めて口に入れたほどでした。
全体に、食べたことがないパンの味です。 日本ではあまり売っていない味。 (といってもたいしてお店を知っている訳ではありませんが) パン自体の味が濃いので、トップページの動画にあったように、オリーブオイルを垂らして頂くのがよく合って美味しかったです。
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