採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

チチタケ!?

2020-07-28 | +きのこ

マルシェの終わった週明け、湿っぽい天気だからヤマドリタケモドキ出てるかも、と思って下を見ながら歩いていました。
でも、きのこ全般、少な目。
あまりにしっとりしすぎて、菌糸体の成長の方にいそしんでいるのかな?

とぼとぼ歩いていると、いつも薄暗いカシ樹林の下に、何か明るく光るようなものが。

チチタケ

こ、これは! 

チチタケ

明るい茶色で皮革製品のようなビロウドのような質感のこれは、チチタケ(チタケ)では!?

Myナワバリ内で見るのは初めてです。
基本的に見かけないので、探してみることもなかったきのこでした。

たまたま(?)箱とカッターを持っていたのでひとまず摘み集めてみました。

チチタケ

触るだけでじわーっと乳が滴ってきます。
そして、そこはかとない、海産物のようなにおい。やっぱチタケですよね。

チチタケ

カサの表面側からも乳が・・。


チチタケ

かなりの広さに群生していて、しかもそれぞれが大き目。
予定外の大収穫!
(チタケの加工は慣れないので、もう少し少ない方が助かったんだけど・・・)

チチタケ

並べてみると、こんなに沢山ありました。

チチタケは、長野あたりでは見向きもされませんが、栃木県では異様に愛されているきのこです。
ナスと一緒に炒めたチタケそばが有名です。
レシピを見ると、チタケは一人一個でも十分ダシが出るんですって。
こんなにあると、お蕎麦何人分でしょうか・・?

チチタケ

ナイフで切ると、乳があふれてきます。
Duckbill師匠によると、この乳がダシのもとなので、ヒダを上にむけて乳を落とさないようにカットして、即座に加熱していくのがいいそうです。ネットで調べると、ゆでこぼすという人もいて、対極ですね。
(加工についてはまた別記事で)


チチタケ

この乳には天然ゴムの成分が含まれるようで、触るとねばねばが手にくっつきます。
かゆくなったりはしなくて、よく洗えばとれます。





●おまけ

チチタケとはちょっと離れた場所で、似たような質感のきのこがありました。

肌色きのこ

ビロウドのようなドライで固めの質感はチチタケに似ていますが、色はだいぶ薄くて、肌色。

肌色きのこ

ヒダは粗めで、傷つけると白い乳が出ます。
ヒロハチチタケかなあ。 とりあえず今回は観察のみ。

 

コメント (2)
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