ナポリの旅行記の続きです。
トッレ・デル・グレコでは、広場に市が立つのではなく、細い道の両側にぎっしり露店が立ち並びます。
朝8時頃から13時頃、そして必ず昼休みを挟み、15時頃~夕方 というような開店状況です。
(お店によっては午後やらないところもあるかも)
基本的には月曜から土曜まで開店。日曜は露店は出ず、開いているのは限られたお店のみ、スーパーマーケットも開店時間が短くなります。
野菜、果物などの生鮮食品だけでなく、袋入り既製品のお菓子、調味料、洗剤、鍋釜、電球などあらゆるものが露店に並びます。
(その背後にお店があったとしても、台を出して商品を並べます)
特に午前中は、細い道の両脇にぎっしり商品がならび、お客さんも多くてワクワクします。
ですが、昼休みには一旦すべて片付けられて、さっきまでの賑わいが夢のよう(道を間違えたかと思うほど)。
日中は日本並みに暑いのに、屋外に生鮮食品を並べておくのは、鮮度保持的にどうなのかしら(野菜が傷みやすくてお店にとっては損ではないか?)、とも思いますが、長い間の習慣なのでしょうね。
買い物客としては、にぎやかで楽しい限りなのですが。
毎日のようにぶらぶらしていると、今日入荷したての商品はコレだな、とか、このお店はだいぶ古い傷みかけの野菜も並べているな、とか分かってきます。
対面販売は、口頭で注文しなければならないので、買う時はたいへんです。
英語はあまり通じないので、身振り手振りと、簡単な数字のイタリア語でがんばってコミュニケーション。大汗です。
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今回は魚介系の市場をご紹介します。
魚介のお店は、鮮魚、貝類、そして干しタラ&冷凍食品の3タイプに分かれています。
鮮魚、貝類は、日曜日に加え、月曜もお休みなので要注意。
■貝類のお店
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黒っぽい浅利、白っぽい浅利、赤貝 |
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牡蠣など |
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丸いトレイに巻貝 |
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骨貝 |
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カメノテ?牡蠣? |
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マテガイ |
■鮮魚のお店
海のすぐそばで、こんな感じで鮮魚が沢山売られているのですが、何故か干しタラも買うひとがいるようなのです。
干しタラは戻して売られていました。
■干しタラのお店
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干しタラ屋さん |
火曜から土曜まで、こんな感じで鮮魚店が商品を並べています。
エビやイカ(←なんとか調理できるモノ)が沢山あってワクワク。
でも、ふだんあまり魚料理をしないため、どう加工したらそれっぽい料理に変身するのか、よく分からないものも多かったです。
自宅からちょっと離れたところには、そこそこ魚をおいているスーパーもあるし(日本の魚の鮮度管理は世界レベルでも上位だと思うし)、たまには買いにいって、もう少し調理し慣れたいものだと思いました。