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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ミニマンゴー(ダンナサマの沖縄みやげ)

2015-09-02 | +フルーツ

8月のダンナサマは、月の半分くらい出張でした。
余りにも出張が多いので、家の敷居が高くなってきたのでしょうか。
先日の沖縄出張の折りには、大層なおみやげを担いで来てくれました。

沖縄みやげ

どし!
なんとパイナップル2個。
私でも買うのをためらったであろう程の重さでした(蜂蜜みたいに甘くて美味しかった)。
更にこの産直の名物で遠くから買いにくる人もいるというサーターアンダギー。この時期貴重なフレッシュな酸味のシークワーサー、そしてミニマンゴーです。
ミニマンゴーは、随分前(ブログをはじめる前)に沖縄旅行で買ったことがあり、 「ものすごくお得!!」と感動した記憶があります。 

ミニマンゴー

どんなものだったかすっかり記憶が薄れているので、再びめぐりあえてものすごく嬉しいです。
ダンナサマ、ありがとう!

ミニマンゴー

そうそう、これ!
この極薄なのがミニマンゴーの種。
ペラペラの薄さ!
ミニマンゴーは、サイズは小さいですが、殆どが可食部で、感動的なのです☆
(ビワにも見習ってほしいところです)

普通のマンゴーは、「三枚おろし」みたいにしますが、ミニマンゴーの場合は種が薄すぎて3枚におろしにくいです。
2枚におろして、片方は種付きのままかぶりつくのが贅沢!
味は勿論、普通のマンゴーと変わらない(むしろ濃厚な)美味しさです。 


いい機会なので、ミニマンゴーについて調べてみました。
ある種の柿(例えば太秋)みたいに、雌花につくのが立派なマンゴーで、両性花につくのがミニマンゴーかな?と思っていましたが、違いました。
受粉有無の違いなのだそうです。
3月頃の開花期に気温が20度を下回るような低温が続くと、受粉がうまく行われずにミニマンゴーになってしまう確率が高まるのだとか。
(ちゃんと受粉していないから種が小さいのですね)

マンゴーの花は、大きな花穂に、1000以上もの花(雄花、雌花、両生花)がつき、雌花と両生花がちゃんと受粉すると大きなマンゴーになります。
受粉はハウス内にミツバチを放すことで行うそうですが、気温が低いと、昆虫の活動が低下して受粉しにくくなるのかもしれません。
これを防ぐために受粉時期に、ハウスを加温することもあるのだとか。

受粉後は摘果は必須で、ひとつの花穂から、マンゴーになれるのは1個!ミニマンゴーでも4,5個に留めておく方が樹勢の維持のためにはいいのだとか。

ミニマンゴーだと、全体の収量は、ちゃんとしたマンゴーより少なくなり、正規品より値段もつかず(最近は値段が上がっている気もしますが)、生産者にとっては損なのだそう。
なので受粉が不成功の場合は花穂(幼果)を全部落としてしまったりするそう。
2月に花穂を落としてしまえば、翌月に再び花をつけ、それが受粉に成功して、一ヶ月遅れながらちゃんとしたマンゴーが生産出来る、ということもあるそうです。 

ミニマンゴー

実はこの頃、我が家には宮崎産マンゴーも。
(イトウさま、ありがとうございます!)

それはそれは立派。
完熟状態で冷蔵便で届くのですよ。 

ミニマンゴー

勿論、とろける美味しさ。

沖縄と宮崎のマンゴー三昧という贅沢な夏でした。 

 

 イトウさま、ダンナサマ、ごちそうさまでした☆ 


■参考情報
マンゴー栽培方法(写真多数)
フサフサのマンゴーの花の写真があります。
全ての軸をハウスの天井からヒモで吊ったり、袋かけをしたり、マンゴー栽培って大変!

ミニマンゴーになる理由

ミニマンゴーを狙って作るには 

ミニマンゴーは実は損
 

 

コメント (4)
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