採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

蕗入りひたし豆

2013-12-18 | +ふたりの日

青大豆で作るひたし豆、コリコリして枝豆のようで大好きです。
これに、フキの味が加わると、すごくマッチするのでお勧めです。

今年の春、たまたまひたし豆を作った際に、フキノトウのだし浸しを入れてみたのです。
両方とも出汁味だし、まあいいかな、と。

それが。
期待以上に相性ピッタリ!

ほろ苦いフキノトウと甘みのある青大豆、そして塩味の効いた薄口のだしの組み合わせは、まさに「出会い」だと思いました。
ひたし豆を作るならば、 絶対フキノトウを入れよう、と思いました。
(フキノトウは茹でて出汁につけて冷凍出来ます)


つい先日スーパーで、愛知産の長~いフキを見かけました。
(雑草も枯れ果てたこんな真冬に、青々したフキが何故・・・。ハウス?)
フキって、皮を剥くのがよく分からず、買うことは滅多にありませんでした。
剥くのが面倒というより、剥けたのか剥けてないのかよく分からない感じがして、敬遠していたのです。
でも、いま家に、お友達のお母様から頂いた美味しそうな青大豆が(カワバタさんありがとうございました!)。
フキノトウではなくフキ入りひたし豆というのも、一度実験してみなくては。

という訳で長~いフキをぶら下げて帰りました。


■■フキ入りひたし豆
■材料
フキ
青大豆
塩味濃いめの白だし的なもの

■作り方
(1)青大豆は一晩水にひたす。

(2)フキは、鍋に入る大きさに切る。
(オシャレ高級スーパーでは葱を切ってくれるそうですが、フキはどうしているんだろう?
どうせ短く切らないと調理できないのに、あんなに長いものを育てたり輸送したりするのは大変そう・・・。
短系ゴボウのように短いタイプのフキが開発されてもいいような・・・・)

(3)お湯を沸かす。切った蕗に塩をまぶして板ずりし、沸騰したお湯に投入。
3分ほどで冷水にとる。

(4)皮を剥く。皮は茶色っぽく、皮を剥いたところは鮮やかな黄緑色なので意外と分かり易い。

(5)皮を剥いた蕗を短くカットし、水気を切って、白だし的なもので少し煮て熱くする。(味がしみこむように)

(6)青大豆は、戻した水も使ってやや固めに茹で、熱いうちに網杓子ですくって、フキの入った白だしの中に投入する。
 (ゆで汁は少量だし汁の中に入れてもいいし、そのままお茶(?)として飲んでも美味しいです)

 

蕗入りひたし豆

出来ました。
今回は豆と蕗の比率が半々くらいの、蕗多めなものになりました。
(比率はお好みで) 

青磁のような青大豆とビーチグラスのような半透明の蕗、緑色系の組み合わせがとても綺麗です。 

 
食べてみると、フキノトウ入りと同様、ほろ苦さと豆の甘さが組み合わさって、美味しいです。
栽培されている蕗なので、フキノトウ入りに比べ、苦味は弱めです。

一番違うのは食感。
茹でたフキノトウは柔らかで、風味はあるものの食感的には存在しないも同然、豆のコリコリ感だけでした。
ですが、蕗の場合はシャッキシャキ!
豆と蕗の比率にもよるのかもしれませんが、噛むたびに2種類の歯応え(・・・柿ピーみたいな感じ?)が楽しめます。

コリコリ(豆)、シャキシャキ(蕗)、ポリポリ(豆)、シャキシャキ(蕗)・・・・。

蕗のほうを噛むと、みずみずしい水分が口の中に溢れるような感じです。
なんだか面白く、そして美味しいです。

蕗入りひたし豆も、フキノトウ入りと同様、すごくお勧めです。
機会がありましたらお試しを!


===

ある日の朝ごはん。 
あるものを並べただけですが、我が家にしては御馳走です(特に朝に大根をおろしたところ)。 

ひたし豆フキ入り

葱とちりめんジャコ、卵入り雑炊。
おかずは冷や奴、絶品宇和島のジャコ天+大根おろし、小さなみりん干し、干し大根と昆布の松前漬け的なもの(熊本産)、梅干し、そして蕗入りひたし豆。 

 
このお皿は、私が子供の頃から使っていたもの。
2枚あって、弟と私用でした。
目と鼻とにっこりした口に見えるので、我々は「顔のお皿」と呼んでいて、これに載せてもらうとごはんが尚更美味しく感じました。

(材質(ステンレス製)といい、形状といい、今思うとインド方面のものかもしれません。)

ステンレス製のお皿は、日本食を載せるのには不似合いなのかもしれませんが、昔「顔のお皿だ~☆」とわくわくしていた習慣が残り、
今でもやはり「顔のお皿☆」と嬉しくなります。 

今は2枚とも我が家にあって、ダンナサマと使っているのですが、ダンナサマの評判はどうなのかな。
(普通の陶磁器で出して欲しいと思っているかも) 

コメント
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