いつも八珍柿を分けて頂いている佐渡の柿&お米農家のyataさんから、スペシャルな郷土菓子を頂きました。
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こちらです。 なんとも素敵な藁細工でくくってあるのは、サツマイモを練り込んだお餅です。 |
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こんな感じに、おかきよりは随分ぶ厚くカットしてあり干してあります。 |
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藁はおそらくyataさんの田んぼの稲藁ではないかと思います。 この素敵な藁細工だけで(たとえお餅がダミーでも)、インテリアとして売り物になりそうです。 |
このサツマイモ干し餅は、yataさんの奥様のご実家のあたりの郷土料理だそうです。
(yataさま、地域や正式名称、作り方など、詳しい情報がありましたら是非教えて下さいませ!
検索しようにも名前が・・)
おかきみたいに揚げるのかな、と思って食べ方を伺ってみたところ、ストーブなどの上で軽くあぶって食べる
のが普通だそうです。
早速トースターで焼いてみました。
かなり乾いているということもあり、普通のお餅のようにはぷぷーっとはふくれず、ヘリがコンガリして中がじんわり柔らかくなるような感じです。
食べてみると、結構噛み応えがあり、よく噛みしめるとサツマイモの甘みがじんわり感じられます。
とっても素朴で、香ばしくて美味しいです。
しかも、2個も食べると結構おなかがふくれるような気がします。
昔のおやつってこんな感じだったのかな。
味はもそうですが、一番違うのは噛みごたえ。
やーらかいお菓子だと、ぱくぱくもりもりと際限なく食べてしまいがちですが(え?私だけ?)、しっかり噛むことにより満腹感につながります。
どうやって作るのかな?
今年もサツマイモを沢山植える予定なので、作り方が気になります。
皮を剥いたお芋をのっけてもち米を蒸かし、お芋ごとお餅を搗いて、ばんじゅうか何かに流し込み、適度な固さになったら切り、連ねて干す、という感じでしょうか。
もし薄く切ったら、揚げておせんべいみたいに出来るかな?
今度の冬に挑戦してみようかな・・・。
yataさま、とっても美味しい、そして珍しいスペシャルなおやつをありがとうございました!
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追記:
yataさんから正式名称を教えて頂き、「いも餅 佐渡」で検索してみたところ、衝撃の事実が判明(なーんて)。
なんとこのいも餅は、サツマイモ(ほぼ)100%! (少量の小麦粉・砂糖・塩を混ぜることもある)
びっくり!
いかにもかき餅っぽい形状ですし、もち米が入っているとばかり思い込んでいました。
どうりで焼いてもふくらんだりしない訳です。
作り方は、まずサツマイモを蒸かして潰します。そして大きな型枠に固く詰めて更に蒸し、それを切り餅のように切り分けて干すというもので、3日もかかるとのこと。
いも餅は佐渡島の南西部に位置する小木地区(旧小木町)の特産。
小木地区は、平坦地や水利に恵まれず水田は少なかったものの、佐渡の中では温暖な気候のためサツマイモの栽培が盛んだったそうです。
昔から、このいももちや干し芋が各家庭で作られてきたということです。
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■■参考情報
http://foodexplorer.blog111.fc2.com/blog-entry-397.html郷土料理研究家 清 絢(きよし・あや)氏のブログ
http://blog.goo.ne.jp/yamaneko4989/e/e15b8907edd737aa67e16c4d78db775e?st=1佐渡在住のイラストレーターのブログ(型枠に詰めて蒸したサツマイモをカットする様子の写真があります)
http://www.maff.go.jp/hokuriku/stat/area/ikkan2007/09.html北陸農政局HP:素朴な素朴な郷土食「芋もち」でまちおこし[新潟県・佐渡市]