そろそろ春の植え付けシーズンで、サツマイモ苗の予約、なんていうメールも受け取りました。
秋に書こうと思っていた遅れていた昨年のサツマイモのまとめ記事が、遅れすぎたことで逆によいタイミングかも。
今年の品種は何にしようかな、と考えつつ、昨年を振り返ってみることにします。
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2009年同様、2010年も、沢山のさつまいもを植えてみました。
2009年は、とにかく種類を多めにして実験しましたが、2010年は2009年に気に入ったものを再び購入し、冒険したのは3種類だけでした。
記録のため、昨年同様表にまとめてみます。
各品種ごと、上段は種苗会社等の説明。下段は今年収穫してみての私の感想です。
またそれぞれのお芋の記事にもリンクしています。
植え付けから収穫までを振り返ってみると・・・
●春
・苗はネットで取り寄せた。遅霜の心配がなくなる連休明け到着がよい。
・2010年は、2009年とは別の場所の畑で、畝の長さは5mくらいかな?14本ほど植えた。
・畝の下には、基本的には雑草を埋め込むつもりだったが、単に土を盛り上げるだけのものもあった。
・黒マルチも、途中で切れたときがあり、したり、しなかったり。
・今年の春は、なんだか寒さが長く続いた。そして、苗の植え付け直後という肝心なときに雨が降らず。
畑に行くたび、特にマルチなしのところの苗がしおれて行き、青ざめる。
(どうなることかと思ったが、とりあえずほとんど根付いた模様)
やはり植え付け時には水やりをしたほうがよい。
秋に書こうと思っていた遅れていた昨年のサツマイモのまとめ記事が、遅れすぎたことで逆によいタイミングかも。
今年の品種は何にしようかな、と考えつつ、昨年を振り返ってみることにします。
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2009年同様、2010年も、沢山のさつまいもを植えてみました。
2009年は、とにかく種類を多めにして実験しましたが、2010年は2009年に気に入ったものを再び購入し、冒険したのは3種類だけでした。
記録のため、昨年同様表にまとめてみます。
各品種ごと、上段は種苗会社等の説明。下段は今年収穫してみての私の感想です。
またそれぞれのお芋の記事にもリンクしています。
植え付けから収穫までを振り返ってみると・・・
●春
・苗はネットで取り寄せた。遅霜の心配がなくなる連休明け到着がよい。
・2010年は、2009年とは別の場所の畑で、畝の長さは5mくらいかな?14本ほど植えた。
・畝の下には、基本的には雑草を埋め込むつもりだったが、単に土を盛り上げるだけのものもあった。
・黒マルチも、途中で切れたときがあり、したり、しなかったり。
・今年の春は、なんだか寒さが長く続いた。そして、苗の植え付け直後という肝心なときに雨が降らず。
畑に行くたび、特にマルチなしのところの苗がしおれて行き、青ざめる。
(どうなることかと思ったが、とりあえずほとんど根付いた模様)
やはり植え付け時には水やりをしたほうがよい。
●夏
・この夏は歴史に残るような猛暑で、温度はサツマイモにはよかったかも。
ただし、1ヶ月近く無降雨だったため、乾燥がきびしかった。
・マルチがあったにもかかわらず、葉っぱをほとんど落としているものがあり、もうだめかと思った(コガネニンジン)。
・サツマイモ農家のサツマイモを見ても、葉っぱの切れ込みが深くなり、縮れ返っているような状態だった。
●秋
・秋になると突然しっかり雨が降った。
葉っぱを落としていたコガネニンジンだったが、再び緑の葉が出てきた。
芋の栄養を吸い取って葉を育てているのでは、と逆に心配になる。
・今年の畑は水はけの悪い場所で、雨のあとにスコップを差すと、ごぼっと水がたまるような状態。
サツマイモが水浸しになっているのでは、と心配になりつつ無事を祈っていた(つまり何もしなかった)。
こういう時は、畝周辺に、溝もしくは穴を掘って、サツマイモエリアの地下水位を下げるといいかも。
●収穫
・色々心配はあったが、収量はかなり多かったように思う。
・特に安納芋は、1個あたりの大きさが大きかった(ちょっと迷惑・・・)。
・ツルの途中が地面について、そこから出来てしまったお芋が、かなりの数あった。
株元に出来たお芋を太らせるためツル返しをする方がよいというが、今年の場合は株元の芋はただでさえ大きすぎなので、ツル返しはしなくてもよかった。
・ただし、ツル半ばに出来たお芋は、水はけの悪い低い場所にできていたため、腐っているものが結構あって勿体なかった。どうしたものか。
・後の方に収穫したものは、収穫が遅れたせいなのかどうか、もしくは秋の雨のせいか、お芋が割れてヒビのあるものがあった。
・ただし、ツル半ばに出来たお芋は、水はけの悪い低い場所にできていたため、腐っているものが結構あって勿体なかった。どうしたものか。
・後の方に収穫したものは、収穫が遅れたせいなのかどうか、もしくは秋の雨のせいか、お芋が割れてヒビのあるものがあった。
2010年に植えた品種は次の6種類です。
安納芋系3種類は似たようなものなので、大きく分けると4種類、ということになります。
(みなさんのブラウザでは、下の表はちゃんと表示されますか?インターネットエクスプローラのフォントサイズ中で、おおむね収まりがよいように書いていますが・・・。)
安納芋系3種類は似たようなものなので、大きく分けると4種類、ということになります。
(みなさんのブラウザでは、下の表はちゃんと表示されますか?インターネットエクスプローラのフォントサイズ中で、おおむね収まりがよいように書いていますが・・・。)
品種名 しっとり系 ホクホク系 ニンジン芋 | 説明 (上山種苗およびのHPを参考にしました) | 特性 | 入手先 |
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収量の実績 | 味・色・形の感想 | 写真 | リンク |
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安納3号 | 薄桃色の外皮と薄橙色の肉。芋の形状は、短紡錘型。”安納紅”、”安納黄金”は、この品種からの選抜品種。芽条変異系統。早期肥大性に優れ、収量も多い。カロテンを有しており、煮焼きとも食感は粘質で甘い。焼芋、ふかし芋等に。 | 収量:+++ 甘み:++++ 食感:粘 貯蔵:+++ 肉色:橙 |
上山種苗 |
上山種苗の苗はとても長かった。収穫時は光延農園の苗と混ざってしまったが、光延に比べやや少なめかも。 |
収穫時・保管の際は安納芋と混ざってしまったが、こちらの芋の形が細長いような気がする。 | ![]() |
● |
安納芋 | 充分に熟成させると糖度が16度にもなる非常に甘く、ネットリとした人気の品種です。 薄桃色の外皮、肉色は薄橙色です。 |
(安納3号と同じ程度) | 光延農園 |
普通の長さの苗で、かなり弱って届いたが、掘ってみると巨大芋が多く収量はこちらが多かった気がする。 空き畝に伸ばしたツル半ばから出来た芋も3.2キロもあった。 |
こちらの苗は丸っこい芋の系統のような気がする。 安納3号との味の違いはよく分からない。 甘くて色も綺麗な黄色でおいしい。干し芋にも向く。 |
![]() |
● |
白皮安納 | 種苗会社には特に味等についての説明はなし。 昨年の安納ゴールドとどう違うか試してみたくて初購入。 |
(安納3号と同じ程度) | 光延農園 |
収量は10本で約9.0kg。 |
安納ゴールドは人参芋くささがややあったが、こちらは安納芋に近い。区別せず干し芋に使ってしまった。 | ![]() |
● |
べにはるか (農林64号) |
濃赤紫色の外皮と黄色の肉。芋の形状は紡錘型で条溝の出現は小さい。貯蔵芋は、甘みと粘質が増し、とても美味しい。今後普及の期待が持てる。 --- 芋の外観が優れる品種と、食味が優れる品種を選抜したサツマイモで、食味やいもの外観などの特性が既存品種より「はるか」に優れることから、品種名を「べにはるか」と命名された。 |
収量:+++ 甘み:++++ 食感:粘 貯蔵:+++ 肉色:黄白 |
上山種苗 |
昨年はOOSUMIだったが今年は上山種苗で購入。 とても長い苗。 マルチがなかったためネズミの害多かった。 苗約11本から16kg。 |
安納芋とはまた違う食感で、きめ細かく少しホクホク感がある。焼き芋にするととても美味しい。 色も綺麗だし、干し芋にも出来る。 毎年作ろうかと思っています。 |
![]() |
● |
ベニキララ | 黄橙色の外皮と橙色の肉。芋の形状は長紡錘型。マルチ栽培でやや長くなるので、掘り取りに注意する。同一条件下でコガネセンガンの収量を上回る。肉色がジェイレッド並みではあるが、甘く、ハヤトほどの粘質ではないので、ほど良い食味が期待できる。 | 収量:+++++ 甘み:++++ 食感:粘 貯蔵:++++ 肉色:橙 |
上山種苗 |
昨年スーパーで購入して、オレンジ色なのにホクホクの食感が面白く、今年はじめて育ててみた。 割と沢山穫れた。 |
表皮がやや厚くて皮革のようなすべすべした感触。 |
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● |
コガネ人参 | 黄金色の外皮と白地に橙色を帯びた肉。芋の形状は尻づまりの紡錘型。収量はコガネセンガン並。カロテン含有品種には珍しく、煮焼きしてもほっこり粉質となる。ネコブセンチュウに弱いので激発畑では栽培しない。焼芋、ふかし芋等に。 | 収量:++++ 甘み:++++ 食感:ホクホク 貯蔵:++ 肉色:白地に橙 |
上山種苗 |
ベニキララとどう違うのか興味深く今年はじめて購入。 とても弱った苗が届いた。真夏に葉っぱをほとんど落として枯れたようだが秋にまた復活した。 全く期待していなかったが収量は多かった。さすが4つ星。 |
表皮がごく薄く、蒸かし芋の場合は皮ごと食べられる。 ホクホク感があり、甘さもあって美味しい。 干し芋には向かない。 また育てようか迷い中です。 |
![]() |
● |
2011年は何を育てようかな・・・。
●今年からの継続
・安納芋 (白皮は普通タイプと同じなのでやめる予定。種苗会社は未定)
・べにはるか
・コガネ人参(ホクホクで干し芋にはならないけれど、食べるとまあ美味しいので人にあげるにはよいし・・・)
●新品種
・ほしキラリ(関東127号)…2002-2008年に研究され2009年に発表された干し芋用の新品種とのことで、気になっている品種。
・ひめあやか(関東124号)…1999-2008年に研究され2009年に発表された新品種です。
小ぶりサイズなので収穫総量も少なくなるようだが、しっとり系なので丸干しに丁度よさそう。
小ぶりサイズなので収穫総量も少なくなるようだが、しっとり系なので丸干しに丁度よさそう。
今年の安納芋の巨大ぶりにはちょっと閉口したので、小さいお芋は魅力的。
・アヤコマチ…人参芋系で食味のよい、新しい品種のようです。オレンジ芋は、干し芋に混ぜると彩りがよいので、1つくらいは育てようかな、と考えているところ。ベニキララでもいいのだけれど。
・種子島おいらん…紫芋は味はいまひとつのことが多いけれど、干し芋の彩りにはなるので、育ててみようかな。
この品種は粘質で干し芋にもなりそうだし、収量が少なめのようなので穫れすぎて困るということはなさそう。
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■参考情報
日本いも類研究会
ジャガイモとサツマイモについて情報が沢山あります。
・アヤコマチ…人参芋系で食味のよい、新しい品種のようです。オレンジ芋は、干し芋に混ぜると彩りがよいので、1つくらいは育てようかな、と考えているところ。ベニキララでもいいのだけれど。
・種子島おいらん…紫芋は味はいまひとつのことが多いけれど、干し芋の彩りにはなるので、育ててみようかな。
この品種は粘質で干し芋にもなりそうだし、収量が少なめのようなので穫れすぎて困るということはなさそう。
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■参考情報
日本いも類研究会
ジャガイモとサツマイモについて情報が沢山あります。