昨年(2010年)の11月頃、次郎柿を試しに干し柿にしてみました。
結果、カビは生えやすいし、「皮」は厚い割には中はピュレみたいになってしまうし、どうも向かないみたいだ、という結論に。
見たくもない失敗作の干し柿は、ぺたんとしたカップみたいな形のまま、箱に入れて、封印。
その後干し芋の箱がどしどし上に積み上げられ、埋没。
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(そして月日は過ぎ・・)
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2月下旬、もうすぐ春になってしまうし、干し芋が黴びないうちに冷凍庫に片付けないといけません。
それまでの収納箱からジップロックに移しているときに、しばらく見なかった箱を発見。
持ってみると(干し芋の箱と違って)ころん、と軽いです。
これ何だっけ?
おお。君か。
忘れたかった次郎柿の干し柿。
発見されちゃいました。
見なかったことにして闇に葬ろうかとも思いましたが、カビもまわっていないようだし、ちょっと切ってみるかな?
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発掘された次郎柿の丸干し柿。 とても黴びやすいので、カップみたいな形にして表面積をひろげて干しておきました。 しばらく見なかったら、綺麗に粉が吹いているような。 |
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切ってみると、思いの外色が綺麗! 固干しになる頃には、大体どの干し柿も黒くなってしまうものですが、次郎柿は一番オレンジ色が残っているかもしれません。 食べてみると、まだカチカチではなく、もにもにしたグミみたいな食感で、ほどよくさっぱりした甘み。タンニンは少なめのような気がします。 なんだかすごく美味しい。 びっくり。 |
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そのままぱくぱく食べるのに丁度良いあっさりした甘さではありますが、でも食べきれないので、刻んでお酒に漬けてみました。 ドライフルーツのガナッシュ寄せにも使いましたよ。 |
次郎柿の丸干し柿、また作ってもいいかも・・・。