採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

来年の秋はシイタケ三昧・・・のはず

2008-02-19 | +きのこ原木栽培(マイタケ等)
近所で何やら工事をしていて、雑木林の一部を伐採していました。
積んである丸太を見るときのこのホダギに丁度よさそうなサイズ。工事事務所におじゃまして、何本か譲ってもらうことができました。

しばらく我が家の玄関先に積んでおき(集合住宅で玄関に丸太山積みは目立ったかも)、先日那須にある父のログハウスに運んで種菌の植え付けをやって参りました。

2008/2/162008/2/16
もらった丸太(約30本)


外は風花がちらついています。余りに寒いので室内で作業することにしました。
大きな材木を2本並べ、父と向かい合わせで座り、私がドリルで穴開け、父がカナヅチでコマを打ち込む係になりました。
本当は立って作業すると腰が楽なのだけれど。テーブルの上で作業したらどうかな?

2008/2/16
作業台


2008/2/16
種コマの打ち込み


今回使ったのはこちらの種菌。シイタケにも色々品種があるそうで、巨大になるものとか、一斉に発生するもの、ドンコになりやすいものなどがあるとか。
今回のこちらは、父がたまたまつかんだ箱で、巨大シイタケではなくて、比較的早い時期(いつ?)から収穫できるもの、だそうです。

2008/2/16
種菌2号


夏を2回越した秋、つまり来年の秋から収穫が出来るはずです。
ぐふふ。楽しみ~。

といいたいところですが心配がいくつか。

以前patakoさんのブログで、大変参考になるHP(「森のきのこ倶楽部」というきのこ栽培キットを売っているお店)をみつけたのですが、読んだのはだいぶ前。
ログハウスにはパソコンがないのは知っていたのに、プリントアウトしていくのを忘れるという迂闊さ。
種駒についてきた小さな説明書を読んで作業を開始しました。途中、説明書を読み違えて間隔が開きすぎということに気づいて一旦外に出した原木をまた運び込むという手戻りもあり・・・。

いま改めてHPを復習してみると・・・。

種駒の打ち方
ポイント:菌糸は、種駒を中心として縦30cm~40cm、横7~8cmの範囲に蔓延する。
なので、長さ方向20cm、横方向5cmに1個の種駒を隣り合う列で互い違いになるように植える。

縦方向はよかったけれど、横方向、少々間隔が広すぎたかも!大丈夫かなあ。


種駒を打ち終わったホダギは、ひとまずこんな感じで積んでみました。
2008/2/16仮伏せ中
仮伏せ中

ムシロがないので保湿のため雪をかけてみました。
この先どんなことに注意するのか勉強してみました(ユウコちゃん、間違ってたら教えて下さい!)。

原木の管理
〈仮伏せ〉2月~4月
・2月に接種した場合は、気温も低いので日だまりの暖かい場所に仮伏せする。
・枕木を置いた上に、原木を横に並べる。保温・保湿のため上部にムシロをかけるとなお効果的。
・散水する場合はムシロをはいでやる。
・桜が咲く頃には、夜間の最低気温も5度以上になって、1日中菌糸が蔓延できる季節になる。木口から白い菌糸が見えたら、菌の活着が順調に行っているということ。

〈本伏せ〉4月下旬~2009年秋
・本伏せ(伏せ込み)とはシイタケ菌糸の活着した原木に、更に原木全体へ菌糸が蔓延できるような条件を与えてやること。
・四月下旬から遅くても梅雨前には本伏せに伏せ直す。梅雨時期に接種原木を寝かせたままにしておくと、高温と多湿で害菌の侵入を許すことになる。
・シイタケ菌は高温に弱く50度だと数時間で死滅する。夏の直射日光が20分あたると原木表面は50度以上になってしまう。なので伏せ込みの場所は直射日光があたらない場所だが、暗いスギ林などでは加湿になる。木漏れ日の入る林内で、風通しがよい場所が望ましい。梅雨から夏の高温多湿が要注意。
・本伏せ中、少なくとも梅雨後と夏には原木の天地を返す(多いほどよい)。地面に着いていた部分はシイタケ菌も良く育つが、害菌も入りやすいため。
・雨がないときは散水する。

〈シイタケの発生〉2009年秋
・シイタケの菌糸が十分蔓延し、シイタケが発生するようになった原木を「ホダ木」と呼ぶ。
・シイタケが発生するには、菌糸が蔓延する時より水分と湿度が要求される。伏せ込み時より保湿をはかる必要がある。夕刻にたっぷり散水するとよい。



さて、シイタケの駒打ちは一段落。
ログハウスの庭に山桜の木があります。
2008/2/17山桜(これは整理したあと)
山桜の木


何本もの幹が束生している様子は風情があるのですが、余りに立派。庭先で花見が出来るかと思いきや、木が大きすぎて近くからは花はよく見えない程です。
少し整理して、それもホダギにしてしまうことにしました。

細めのものを2本、チェーンソーで切りたおしました。小枝を整理して玉切りし、原木の大きさにしました(口で言うと簡単だけれど重くて大きくてなかなか大変!)。
この後しばらく乾燥させて1ヶ月後くらいに種駒を植える予定です。樹種適合表にもあるとおり、サクラにはナメコやヒラタケがあうとか。
既に父が500個ずつ買って、冷蔵庫にしまってあります。
来月また打ち込みに行かなくては。


2008/2/16山桜原木
2008/2/16山桜原木
山桜の原木乾燥中

コメント (12)
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