採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2007イタリア:ムラーノ島で豪華ランチ

2007-09-26 | +海外

(2007年7月に行った旅行の記録です。旅程が目次を兼ねていますので良かったらどうぞ)
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ヴェネツィアの北に位置するムラーノ島(googlemapsより)。

当初ムラーノ島に行こう、と行ったのはダンナサマでした。私は特にガラスを買う予定もないし(品物が多すぎて選べないのですっぱりあきらめたのです)、ヴァポレット(水上バス)の値段も高いし、本島の中に見所も山ほどあるのでムラーノ島は乗り気ではありませんでした。
ところが実家の母にヴェネツィアンガラスがいっぱいあるよ、とメールしたら、ネックレスがあってもいいわねえ、との返事(メールって便利ですね!)。急遽ガラスの本場(?)ムラーノ島でお買い物できることになりました。

やっぱり単なるウィンドーショッピングより、買うつもりでの比較検討の方が楽しいですよね!!

到着後、ざっとガラス屋を眺めながら(みてたのは私だけかも)、男性二人はランチのお店の検討。久々にホテルピクニックでない、レストランごはんです。
さてその選択は・・・。

ムラーノ島の空。

ヴァポレットの船着き場です(上の空中写真の南端あたり)。
ヴェネツィア本島を出ると何故か空の広さが印象的です。リド島でもそう感じました。

船着き場を背にして右の方から北西方向に伸びる細い水路。
この小さい水路の両側がぎっしりガラス製品屋さんです。1件ずつ、オーナーの趣味なのでしょうか品揃えが違うので見ているだけでも飽きません。

同じ水路を反対側からみたところ。

そういえばこの島にも車はありませんでした。
のんびり歩けるし、臭くないし、静かだし、車がないのもいいものですね。

ここは細い水路の北端が東西方向の太い水路とぶつかったあたりです。

カメラをダンナサマに託して私はアクセサリー選びにいそしんでいたので私には見覚えのない風景だわ。

大きな倉庫みたいな建物はガラス工房かもしれませんね。

ランチはこのお店に決定!
Ristorante Dalla Moraというお店だと思います。
細い水路がカーブしているところの東岸側のお店です。

今日こそ魚市場で見たものを食べるぞ~。

店内はこんな感じ。ダンナサマは屋外の席がよかったのだけれど残念ながら満席だったのでした。

ダンナサマは男のくせに(男女差別?)「いい雰囲気の店」(屋外席があったりとか)に弱いのです。雰囲気だけで店を選んで何度ハズしたことか・・・。

海の前菜盛り合わせ

斜めのアングルでよく分からないのですが、お皿も大きく、種類も豊富です。

☆業務連絡☆
イ○○さま。もっといい写真があったら使わせて下さいませ。

左半分をアップにして確認してみます。奥から反時計まわりに。
①黄色いポレンタ
②カニの身をほぐしたもの
③ホタテのトマトソース煮
④カニの身と内子
⑤小タコ(Moscardino?)マリネ
⑥ゆでえび
⑦団子状の何かのつみれ
シャコ

右半分のアップ。こちらも反時計回りに。
⑨何かのマヨネーズ和え(これは頂けませんでした。マヨネーズが×)
⑧シャコ
⑥ゆでえび
⑤小タコ(Moscardino?)マリネ
⑩レモンの影にあるのはイカの卵(Latti di Seppia)
⑪皮をむいた小エビ
⑫更に小型のエビ(アミ?)
⑬スプーンの横の黒いものは何だったかな?

クモガニのパスタ。
この前日私だけ食べておいしかったので、ダンナサマ達にも紹介したかったのです。
(比較すると前の方がやや上かな)

イカスミパスタ(又はリゾット)も頼めばよかったなー。結局食べ損ねたのでした。

海の幸グリル盛り合わせの、ひとり分。

カメリエーレの女性がきれいにほぐして盛りつけてくれました。

フォークとスプーンでざっとほぐした後お盆を持って行かれそうだったのだけれど、ちゃんと狙い澄ましてSTOPと言って、置いておいてもらいました。
縁側とか皮とか、まだまだ食べられる(というか一番おいしい)ところが残っていますからね。

大満足のランチでした。ヴェネツィア本島で食べるよりもかなり安かったのではないかと思います。
不思議に思ったのは、イタリアでは魚を焼くとき、塩を振らないのですね。
少しだけでも塩をした方が、身もしまるし、皮も香ばしく焼けるしおいしいと思うのだけれど、イタリア料理では違うのですね。

帰り際、別のテーブルには店員さんがひとり座り込んで、黙々とカニの身ほぐし作業をしていました。ディナー用かな?明日のランチ用かな?
ゆでただけのカニって、レストランで頼めば出てくるのかしら?でもって、値段は安かったりするのかなあ。
前菜にほぐし身が入っていたけれど、あんなちょっぴりでは呼び水にしかなりませんよね。ひとり1杯、ミソもたっぷり食べてみたいなあ。


さて午後の部。
ワインも飲んで魚介でお腹をはちはちにした男性陣は喫茶店においておいて、私は再びネックレス選び。



結局夕方までかかって(ごめんねーみんな)この店で一つ、別の店でもう一つ選んだのでした。

このあとサンマルコ広場に行ったら同じものが246ユーロで売っていたのでした。130で買って、得した!

満潮だったのでしょうか、あちこちびしょぬれ。

ごみばこも水をかぶっています。

船着き場近くのこの歩道もびしょぬれ。

階段部分から水があふれ出しそうです。


結局ムラーノ島に5時頃までいたのですが、昼休みがない分、夕方の店じまいは早いです。5時ぴったりにはお店の人が退社するのでしょうね、5時前になると買い物途中でも追い出されてしまいます。
あー、やはりヨーロッパだわ、と実感したのでした(実はまだ甘かった。ペルージャ市街ではなんと昼休みが1時から4時!)。

ヴェネツィア本島は買い物環境はイタリア離れしています。昼休みも多くのお店は閉めないし、夜もかなり遅くまで開いています。

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コメント (4)
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