化学系エンジニアの独り言

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実印は苗字ではなく名前で作る

2020-04-10 | 社会
日経新聞の北海道Web版で、札幌狸小路の100年続く老舗のはんこ屋さんが廃業する記事を読みました。需要が無くなりつつあるので、三代目の85歳の店主は廃業を決めたと言います。85歳まで現役ではんこ職人をされたことは敬意に値すると同時に羨ましいですね。店には戦前からの貴重なはんこを含めて2万本の在庫があるそうですが、引き取り手はないので廃棄処分しかないと言います。少々残念ですね。

確かにはんこを使う機会は減りました。うちの会社は現在全社員テレワーク中ですが、何故か電子認証を導入していません。きっと不正をする社員が出てくるのを警戒しているのでしょうね。で、はんこは良く使いますが、もちろんシャチハタですね。いわゆるはんこは使ってません。

実印を作ったのは就職してから、何かの必要に迫られてでした。と言っても街のはんこやさんで一番安いもの。確か1,000円くらいだったと思います。
使っているうちに何かにぶつけたのか、端が欠けたんですが気にしないで使ってました。ある時叔母がそれに気づいて、欠けたハンコを使っていると体も欠ける(大病や大けがをする)と言って、新しいはんこを作ってくれました。この叔母には浪人時代から本当にお世話になってます。



生年月日を踏まえてはんこを作るのをその時初めて知りました。後日4本のはんこが届きました。実印、銀行印(妻の実印を兼ねる)、普通印(妻の銀行印を兼ねる)、認印です。とても立派なものです。こんなにたくさんのはんこが要ることも初めて知りました。銀行印、普通印、認印はもちろん苗字なのですが、実印は私の名前です。この印鑑を使うようになったおかげでしょうか、還暦まで大きなけがや大病をすることなく過ごすことが出来ています。


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