みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

但馬旅行写真集・21 (にぎわいの残像)

2006年10月26日 19時02分52秒 | 光と空間
night013.jpg: 城崎温泉の夜景。道端の行灯と人力車
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.3, SS=1/15s), ISO200, WB=Flash (-2), f=26mm (35mm-equivalent: 39mm), Shadows brightened

城崎の駅前通りには、道端に行灯 (あんどん) が置かれています。その薄明かりに人力車が浮かび上がります。

かつて、この町にも人力車が行き交う時代があったのでしょう。その頃は、あちこちで数名の人たちが団子のように群れ、談笑しながらのんびりと歩いていたことでしょう。今では細い城崎の路地も自動車が幅を利かせるようになり、歩行者は道路の端を縮こまって歩かなければなりません。

昔ながらの風情を残す温泉街です。背後から迫る自動車を気にしながら肩をすぼめるように歩いていては、せっかくの柳並木も楽しめません。時代の流れに押されて、いつの間にか日本中の道という道が自動車に奪われ、人々の笑顔が消えてしまいました。

城崎は温泉観光の町です。そぞろ歩きの湯浴み客を道の片隅に追いやるのはいかがなものでしょう。歩行者と自動車を分離できないものでしょうか。一考願いたいところです。



但馬旅行の目次は → こちら

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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年10月26日の記事は → 「鳴門・高松旅行記・12 (バスが来た)

【みぃのつぶやき】 みんな、ホテルにチェックインした後に非常口を確認してる? 大事だよ。

※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。

海王丸を見に

2006年10月26日 16時52分16秒 | シリーズ企画の目次
帆船「海王丸」を見にきています。

立ち並ぶマストが夕日を浴びて金色に輝いています。

関連記事の目次


下の画像やテキストをクリックすると、該当する記事が表示されます。リンク先の記事はすべて写真付きです。写真だけ拾い読みという楽しみ方もあり。

ship011.jpg (1) 緑色のブリッジ

ship013.jpg (2) 貴婦人の美尻

ship019.jpg (3) 貴婦人のあや取り

ship025.jpg (4) 満帆の笑顔

ship027.jpg (5) 畳帆

ship032.jpg (6) 貴婦人のシルエット

ship039.jpg (7) 海王丸出港

port0008.jpg (8) いつもの時間

2007年7月に寄港した海王丸

関連リンク


独立行政法人 航海訓練所 …… 海王丸の運航者です。
航海士便り …… さまざまな船について詳しく解説しています。航海実習の様子が興味深い。
船の豆知識



当記事の履歴


(2006年10月26日新規投稿) 携帯電話から記事を投稿しました。
(2006年10月27日追加) この記事を海王丸関連のまとめ記事にすることにしました。目次と関連リンクを追加しました。
(2007年7月17日追加) 2007年7月に寄港した海王丸の記事へのリンクを追加しました。

但馬旅行写真集・20 (夜の城崎温泉・2)

2006年10月25日 18時04分08秒 | 光と空間
night010.jpg: 城崎温泉の夜景。柳湯
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.3, SS=1/3s), ISO200, WB=Sunny (-2), f=26mm (35mm-equivalent: 39mm)

城崎温泉には、さとの湯のほかにも7つの外湯があります。柳湯もそのひとつ。

この時間も、湯浴み客がふらりと柳湯を訪れました。なんでも、城崎の外湯は夜11時まで開湯しているとか。

night011.jpg: 城崎温泉の夜景。大谿川 (おおたにがわ) 沿いの旅館
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/3s), ISO200, WB=Sunny (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

川沿いに立ち並ぶ旅館。木と土のぬくもりで包まれた部屋は、大人たちを乗せる四角い揺りかご。揺りかごにともる明かり。ひとつひとつの明かりには、それぞれの時間。明かりと揺りかごの中で時間を呼吸する人々。草木と土から立ち上る時間は、コンクリートで塗り固められた時間とはひと味もふた味も違います。

night012.jpg: 城崎温泉の夜景。大谿川 (おおたにがわ) 沿いの旅館
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.5, SS=1/1.3s), ISO400, WB=Flash (-2), f=29mm (35mm-equivalent: 43mm)

静まり返った温泉旅館街に、ときどき甲高い声が響き渡ります。

温泉街を奥に進むにつれ、人の姿が減っていきます。土産物屋には、客はおろか店番の姿さえありません。商品を手に取り、店の奥に声を掛けても、店主は出てきません。これでは商品を簡単に持ち逃げできてしまいます。一向に出てこようとしない店主を呼び続けてお金を払ってくるなんて、私も偉いなぁ。

kani003.jpg: 子持ちかに

日本海に面した但馬の海の幸として、子持ちかにを買ってみました。甲羅の幅が2cmにも満たないヒメガザミというカニを丸ごと使った珍味です。袋の中には潮の香りがいっぱい。丸ごと食べてカニの栄養を丸ごととれます。塩味が濃いので、一度にたくさんは食べられませんが。

お土産を提げて、夜の城崎温泉街をぶらぶら。



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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年10月25日の記事は → 「鳴門・高松旅行記・11 (薄暮)

2004年10月25日の記事は → 「プーケットにメールしたんですけど…」、「慢性疲労?

【みぃのつぶやき】 メールって、どこかに紛れ込んじゃってることがあります。日本ではプロバイダーの問題はほとんどないでしょうが、海外では不安がつきまといます。

※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。

ブログ開設2周年に思う

2006年10月24日 19時36分17秒 | 明日への一歩
蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年10月24日の記事は → 「鳴門・高松旅行記・10 (お茶園)

2004年10月24日の記事は → 「怪しいと思ったら警察へ

【みぃのつぶやき】 10月24日は、記念すべきブログ開設2周年の日です。2周年を記念して、ケーキでお祝い! トップの写真は苺レアチーズケーキです。

はしゃいでるのは私ひとりだけでしょうか。ブログ開設2周年を迎え、いろいろ思うこともあるので、今回は蔵出し企画を記事として独立させました。城崎温泉の夜景を連載している最中に突然割り込んで申し訳ありません。

2004年10月24日から2006年10月23日までの2年間で書いた記事は767件。ページビューは12万3千件、アクセスIP数は延べ4万7千件を超えました。読者の方々にどれだけ励まされているか分かりません。ありがとうございます。

ブログ開設当初はツッコミやバカ文を中心に書いていました。幼稚園児並みに突拍子もなく次々とアホなものが出てくるという意味でブログに「みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱」というタイトルをつけました。

当初はまだ記事を書くペースもつかめず、更新を休む日も少なくありませんでした。これではダメだと思い直して、開設から1ヶ月半ほど後に毎日更新しようと決意。2004年12月7日以降は、更新忘れや風邪で休んだ4日間を除き、連日更新してきました。

当時のブログの目的は、ブログを通じて交流することと、自分の考え方を変えることでした。日常生活の中で何もかもうまくいかないと感じるときでも、探してみれば必ず何かいいことが転がっているはずです。そんな忘れていた視点を思い出すことができれば、ずっと人生は明るくなるでしょう。そのような考えから、とにかく前向きになれる話題、明るい話題、楽しい話題を書くようにしていました。

やがて、ブログに写真を載せる楽しみを覚え、写真付きの記事が増えていきました。当初、撮影には携帯電話内蔵のカメラを使っていました。その後、父からお下がりでコンパクトデジカメを譲り受けたのをきっかけに、ブログの路線が写真中心に変わりました。写真を撮り続けるうちに、読者に楽しんでもらう写真だけでなく、作品を意識した写真も撮るようになり、今では一眼レフカメラを使うようになりました。

写真ブログという実態に合わせてブログタイトルを改題すべきでしょうが、しっくりくるタイトルがなかなか思いつかず、おもちゃ箱のまま現在に至っています (今日も考えていたのですが、気の利いたタイトルはなかなか思い浮かばないものです。広角レンズが好きなので「広角機動隊」なんて面白いと思ったら、既に他の人に使われてたり……)。

写真を撮るようになって、外出することが増えました。外に出るより家の中で過ごすほうが好きだった私が頻繁に外出するようになったのですから、人生の転機と言えるでしょう。これもブログのおかげです。

ブログの方向性は写真中心になりましたが、読者に楽しんでもらう方針は今でも変わっていません。毎日慌ただしい日常を送っている人も多いでしょう。そんな日常の中で気分転換できるブログを目指しています。

このブログは、読者の好みに合わせて、写真だけ拾い読みしても文章を読んでも楽しめるように構成しています。多くの人が楽しめるように、本文の文字サイズも可変にするほか、関連する記事どうしをリンクしたり目次を作ったりしてアクセスしやすくしています。

ただし、写真ブログとしてどうしても譲れない一線として、写真のサイズがあります。ある程度の大きさで写真を掲載している関係上、1ページ当たりの容量が大きくなっています。アナログダイヤルアップで接続している場合は表示までに時間がかかるでしょうが、ご容赦ください。

ある程度の大きさで写真を載せること以外は、いろいろな人に楽しんでもらえるように考えています。

写真ブログなのに文章も書いています。写真がすべてを語るべきであり、写真を載せれば文章はいらないという考えもありますが、私は必ず文章を添えて、写真の内容や情景を描写するように心がけています。視覚障害のある人にも楽しんで欲しいから。読者の中に視覚障害者がいるかどうかは分かりませんが。

この考えは、以前、視覚障害を持った人とメールをやり取りしていた経験に基づいています。その人は、音声読み上げソフトを使ってWebサイトを読んだりメールを書いたりしていました。写真にちょっと文章を添えるだけで多くの人が楽しめるようになるなら、文章を添えない手はありません。

もうひとつ心がけていることが、いろんな話題を拾ってくること。写真で楽しむ、集めた情報を提供する、ときどきちらりとビジネスや経済の話題。素材が幅広いのが売りです。

インターネットにはWebサイト、メールマガジン、ブログなど、いろいろな情報源がありますが、いずれも特定の分野に絞って書かれています。特定の分野にだけ関心が向いている場合はそれでいいのですが、自分が意識して他の情報を探さない限り、その世界の中で閉じてしまうという狭さもあります。

特定の話題だけでなく、いろんな話題を取り上げるサイトがネットに存在してもいいのではないでしょうか。毎日何気なく見ているうちに、自分の知らない世界まで視野が広がるサイトがあれば、人生が豊かになるのではないでしょうか。

雑多な分野について幅広く書かれているメディアとして、私は新聞に注目しています。新聞は毎日欠かさず広げ、経済面、生活面、文化面、社会面、連載小説、囲碁・将棋まで幅広く読みます。政治面や国際面も、知識が少ないので苦手ですが、ある程度読みます。

逆に、スポーツ面と社説は読みません。スポーツへの関心が薄いので、特に興味を持った試合の記事やコラムをたまに読む程度です。社説は、事実の列挙と当たり前の結論に終始するだけなので読む価値なし、と切り捨てています。教師が生徒に「社説を読みなさい」と言ったり、はたまた社説が試験問題に使われたりすることが理解できません。

話が横道にそれてしまいました。とにかく、ネットの世界にも雑多なメディアが欲しいのです。今後も、写真を載せると同時に関連する話題を提供したり、調べものをした結果をまとめたりして、雑多な話題を提供していきます。

この2年間思い続けていたことを長々と書いてしまいました。

また明日から但馬旅行写真集を再開します。今後ともよろしくお願いします。

但馬旅行写真集・19 (夜の城崎温泉・1)

2006年10月23日 19時12分40秒 | 光と空間
night007.jpg: 城崎温泉の夜景。さとの湯
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/5s), ISO400, WB=Fluorescent (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

夕食をとっている間に、辺りがすっかり暗くなってしまいました。さとの湯の前の柳も、ゆったりと風に身を任せています。

空に闇が落ちた後でも、湯浴みの客が三々五々集まってきます。寝る前の一風呂でしょうか。

night008.jpg: 城崎温泉の夜景。旅館の建物
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/6s), ISO640, WB=Sunny (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

城崎の温泉旅館は外装も昔風の造りになっています。

明かりに浮かび上がる木枠とすだれ。草や木の風合いが、肌触り温かな夜を演出します。

このような温泉旅館にはのんびりした情緒を感じますが、私とは縁がなく、泊まるのは決まって洋風のホテル。公衆浴場が苦手ですし、そもそも公衆浴場に入れる体をしていないので、必ず部屋にお風呂が付いている宿に泊まります。今回の旅行でも旅館や民宿はパス。

night009.jpg: 城崎温泉の夜景。大谿川 (おおたにがわ) 沿いの旅館
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/1.3s), ISO400, WB=Flash (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

あちこちに架かる石橋。城崎の温泉街は大谿川 (おおたにがわ) 沿いに発達しています。このときは9月。石橋の上で湯上がりの涼をとる人もいます。



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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年10月23日の記事は → 「鳴門・高松旅行記・9 (夕暮れの鳴門海峡)

【みぃのつぶやき】 旅行するときには、一箇所に長居することが多いです。その場所の雰囲気をゆっくりじっくり味わいたいから。30分や1時間ですぐ次の観光スポットへ移動しなければならない団体旅行は無理。ギッシリとスケジュールを詰め込んだ団体旅行は、ここに行った、ここも行ったと蛍光ペンで地図に色を塗っているだけのようにしか思えません。

※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。