みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

但馬旅行写真集・18 (城崎へ)

2006年10月22日 18時48分17秒 | 気ままにお出かけ
train009.jpg: 城崎温泉駅に到着した普通列車
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/40s), 0.0EV (Spot metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

秋雨に濡れる餘部駅から1時間ほど列車に揺られ、城崎温泉駅に戻ってきました。

ディーゼルエンジンの振動を座席の下に感じながら、ときに日本海を望みつつ山あいを縫うように過ごした1時間。真っ黒なトンネルを抜けるたびに、ページをめくるように新しい世界が描き出された劇場。

つい先程まで餘部にいたことが夢のように思い出されます。

sea0001.jpg: 列車の窓から余部湾を望む
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/125s), 0.0EV (Spot metering), ISO500, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

雨粒に霞む余部湾は、どことなくさみしげでした。

餘部鉄橋を渡る途中、私の乗る列車に向かって、はるか眼下の駐車場から何回もフラッシュがたかれました。列車が通過していく鉄橋もひとつの絵だものね。地域の足でありながら観光資源でもある鉄橋の存在を再認識する瞬間でした。

打ち寄せる波の音を聞きながら餘部の地で眠りたい気持ちもありましたが、今回はかなわず。その分、城崎の町並みを楽しむことにします。

architecture031.jpg: 城崎温泉街
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/50s), +0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

浴衣姿の観光客が行き交う大通りからわき道に逃げると、車1台がようやく通れる程度の路地が縦横に走っていました。路地の両側には旅館の建物がそびえ立ち、空は申し訳なさそうに縮こまっています。建物は、いずれも階段を横倒しにしたようにギザギザの外観を呈し、ギリギリまで自分の領地を主張し合っています。

確かに、この町は温泉旅館の町。ホテルが建つような町ではありません。

このまま温泉街をぶらつきたい気分ですが、まずは腹ごしらえ。お昼にはご飯を食べるタイミングを逃し、餘部のスーパーでパンを食べただけです。まだ5時を回ったばかりですが、早めの夕食にします。

初めて訪れた温泉街。観光客が多い場所なら飲食店も多いだろうと当て込んでいましたが、意外と少ないものです。考えてみれば、旅館の宿泊客は旅館で出される料理を食べる場合が多く、夕食を外で食べることはほとんどないのでしょう。

温泉街を歩き回り、さほど多くはない飲食店の中から、魚屋さんの2階にあるお店を選びました。階下の魚屋で売られている魚を選んでさばいてもらうこともできるとか。都会とは一味違う、新鮮な魚を楽しめそうです。

food0009.jpg: 海鮮丼
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/2.5s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Auto (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

注文したのは海鮮丼。10種類以上の具がご飯を覆いつくしています。頭も尻尾も付いたままのエビがゴロンと入っているところが豪快。

次第に暮れ行く温泉街の空を眺めながらの夕食。窓の外にも明かりがともり始めました。



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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年10月22日の記事は → 「鳴門・高松旅行記・8 (大鳴門橋と波の音)

【みぃのつぶやき】 このときは海岸まで下りる道が分からず、上から鳴門海峡を眺めるだけでした。今度鳴門を訪れたときには、波打ち際に下りたり岬の先まで歩いたりしてみたい。

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