みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

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但馬旅行写真集・17 (餘部駅秋雨)

2006年10月02日 18時47分07秒 | 草木をめでる
statn016.jpg: 餘部駅のホーム。雨が降る中、木陰から
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/125s), 0.0EV (Spot metering), ISO800, WB=Cloudy (-2), f=45mm (35mm-equivalent: 67mm)

餘部駅のホームは他の駅と同じようにコンクリート製ですが、生け垣の切れ目から南側は土がむき出しになっており、足の裏に土のぬくもりを感じながら歩くことができます。こんな駅、初めて。

パラパラと落ちるだけだった雨粒も、大きくなってきました。木の下に避難します。列車の到着を待つうちに無人駅はしっとりと濡れ、みるみる緑が濃くなっていきます。

餘部駅には屋根のある待合所が設けられていますが、豊岡方面の列車が停車する位置からはずいぶん離れているので、列車が近づいてきたらこの位置に移動しなければなりません。この付近にも屋根を設けるか、停車位置を待合所の付近にしてくれれば便利になるのですが。

駅でカメラを構えているうちに、山道を一気に上った足のだるさも引いてきました。

下の集落から山の上にある餘部の駅まで、細くて急な坂を、1時間に1本しかない列車を逃すまいと早足で上ってきたのです。あまり急いだせいか、途中で息が上がる前に足がだるくなり、前に踏み出せなくなってしまいました。息が上がっているわけでもないのに足を前に踏み出せないなんて、今まで経験したことはありません。

足が動かなくなったそのとき、列車の到着まで残り10分。足がだるかろうが何だろうが前に進まなければなりませんでした。

よいしょと右の太ももを持ち上げて30cmほど前に置き、今度は左の太ももを持ち上げてさらに30cmほど前へ。そんな所作を数回繰り返すと遅いながらも足が動くようになり、何とか列車の到着前に駅にたどり着けました。

普段6~7kmを散歩していると言っても、それは平地での話。ビルの6階まで階段を上り下りすると言っても、それは整った足場での話。呼吸が楽でも足が疲れたのは、歩き慣れない坂道を早足で上ったからでしょう。

考えてみれば、足がだるくなるのも当然です。餘部鉄橋の高さが41m以上ありますから、下の集落から駅に行くには41m上らなければなりません。少し時間に余裕を見て、早めに駅に向かったのが幸いでした。

後は豊岡行きの普通列車を待つのみ。また赤い列車が来るのでしょう。



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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年10月2日の記事は → 「携帯カメラ撮り比べ

【みぃのつぶやき】 携帯電話の内蔵カメラって、機種によってかなり写りに差があります。今使っている携帯は既に使い始めて5年目に突入していますが、下手な新機種よりきれいに写ります。難点は緑が苦手なこと。ピーカンの晴天でないと緑がくすんでしまいます。比較のために過去の写真を載せておきます。

06-09-12_15-04.jpg: 出石城跡の稲荷神社に続く石段と朱色の鳥居 曇天 (雨まじり) での撮影

06-05-08_14-48.jpg: 街路樹 5月の晴天下、順光での撮影

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