みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

葉っぱに落ちる日差し

2007年09月30日 18時17分07秒 | 草木をめでる
leaf0007.jpg: 葉に落ちる日差し
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/100s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

葉っぱに落ちる日差し。足元の植え込み。少しずつ育つ草木。

road012.jpg: 石畳に落ちる日差し
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/20s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

石畳に落ちる日差し。人間が自分たちのために並べた石。人間が自分たちのために植えた木。

石の腰掛けと砂利の道

2007年09月29日 18時49分52秒 | 草木をめでる
road011.jpg: 熱田神宮の南神池を回る道
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.5, SS=1/15s), ISO200, WB=Shade (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

石の腰掛け。熱田神宮の池をぐるりと回る道に置かれていました。

緑に囲まれて一服したいところだけど……蚊が襲ってくるんだよ。

一休みはあきらめて歩きます。靴の裏で砂利がざくざくと音を立てます。砂利道を歩くなんて久しぶりです。最近は駐車場でさえアスファルトで舗装されており、土や砂利の道にはめったにお目にかかれません。

駐車場なんかは舗装しなくても砂利敷きで十分です。土の表面をアスファルトで覆うと、その下の土が死んでしまうと言われています。アスファルトが水どころか空気も通さないため、土の中の微生物が窒息することが原因です。こうなってしまうと、アスファルトをはがしても元の土には戻らないとか。

せめて駐車場くらいは舗装をやめようよ。

緑に覆われた太鼓橋

2007年09月28日 18時24分36秒 | 気ままにお出かけ
bridg026.jpg: 熱田神宮の二十五丁橋
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.8, SS=1/15s), ISO250, WB=Shade (+0), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm), Brightness and contrast decreased

熱田神宮に遊びに行ってきました。行き先は熱田神宮ですが、目的はお参りではなくて、運動と撮影を兼ねたお出かけです。

境内はとにかく広い。1周すると、地下鉄1区間分くらいを歩くことになります。

境内をぶらぶらと歩いて、池を見つけました。池から延びる川には、石造りの太鼓橋が架かっています。西行法師も渡ったなど、いろいろな言われが伝えられている石橋ですが、今は立ち入り禁止になっており、渡れません。見るだけ。

南の空には丸い月

2007年09月27日 23時07分19秒 | 日常のあれこれ
南の空には丸い月。太陽の光を受けて輝くと言われる月。投げかける光は白い。さながら天空のスポットライト。月が昇り、空を巡る。素朴なショーこそ奥が深い。よくぞ月が存在してくれた。

空を、白と黒のまだら模様が流れていく。まるで墨汁が水面を滑るように。

月は、空の白い部分に差しかかるとまばゆさを増し、ベランダに手すりの影を描き出す。黒い部分に差しかかると、輪郭をぼかしながら姿を消す。

白い部分が雲かと思ったら、黒い部分が雲らしい。黒い部分だけが雲かと思ったら、白い部分も雲らしい。白い薄雲と黒い厚雲が入れ替わり立ち代わり月と戯れ、ベランダに影を刻んでは消し、消しては刻む。

やがて、月は煙に巻かれるように黒い棚雲に吸い込まれていった。

去年のアルバム (9月) 後編

2007年09月26日 22時31分49秒 | 日常のあれこれ
rain_000.jpg: 雨の京都駅の往来
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/50s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

めったに人を撮らないのも相変わらず。撮るとしてもシルエットや後ろ姿といった程度。

statn010.jpg: 京都駅の30番線ホーム
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.0, SS=1/2000s), 0.0EV (Matrix metering), ISO800, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

とっさに撮った1枚。ISO感度を戻し忘れています。

この写真は、スポット測光では測光しにくいでしょう。普段は主にスポット測光を使っているとはいえ、こんなときは分割測光に頼ります。

こうして前編から写真を見てくると、分割測光で得られた露出値からほとんど補正せずに撮れていることが分かります。

ただ、分割測光はときに大きく外れることがあります。どんなときに外れるか傾向が分からないので、分割測光を積極的に使う気になれません。

statn013.jpg: 餘部駅ホームの西端
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=2.8, SS=1/1250s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

餘部 (あまるべ) 駅に降り立った後、駅のホームを歩き回った中での1枚。列車から降りた人たちは、駅の風景には目もくれずに鉄橋の方に向かっていきました。

人が消えた後が私の本番。喧騒 (けんそう) が消えた後でないと聞こえない声があります。

駅の声に耳を澄ませて、駅と対話しながら撮る。対話しながら撮るから、望遠は使えない。

tabi0200.jpg: 餘部鉄橋の撮影ポイント (通称「お立ち台」)
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/80s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

餘部鉄橋の撮影ポイント、通称「お立ち台」。餘部鉄橋を見下ろせる位置に木の床が設けられ、三脚を安定して立てられるようになっています。

鉄橋を列車が通過すると、10人くらいいたカメラマンも数分で消え去ってしまいました。

私は、撮影が終わっても すぐには立ち去りません。人の群れが過ぎ去った後の雰囲気が好きだから。余韻に浸り、この場所に元からいた草や木、看板やお立ち台に、列車とともに現れては消えていく集団の感想を聞いてみる。

私の撮影は、撮影しない時間が長い。

bridg006.jpg: 枯れたひまわりの花と餘部鉄橋
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=16, SS=1/40s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-3), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

餘部の村をぶらぶら歩き。静かな村です。そう言えば、カメラマンを見かけません。ついさっきまでお立ち台に群がっていたカメラマンはどこに行ってしまったのでしょうか。

世の中にはいろいろな人がいて、被写体とイメージを狙って撮影に赴き、撮るだけ撮ったらさっさと立ち去る人もいます。

私の撮影はまったく逆で、特定のイメージを狙いません。ぶらぶら歩いて、目に留まったモチーフをそのまま撮っていくスタイルです。

もちろん、このときは鉄橋を撮ろうとして餘部に来たわけですが、構図や色のイメージがあったわけではありません。その場に立てば何か思いつくだろうと、あくまで出たとこ勝負の撮影でした。この撮り方は当面変わらないでしょう。



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