フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

焼夷弾で紅色に染まった空を思い出しました。

2009-12-28 20:26:00 | 日記
12月28日 月曜日 曇りのち晴れ

朝方雨が降ったようで、デッキが濡れていました。
予報通り早めに太陽が少し出てきましたので、暖かくなって来ました。
今日は1時から徒然草の講座があります。年の暮れに迫っての講座は少々迷惑な感じですが、
今年最後の講座ですし、先生にご挨拶もしないといけませんから出掛けていきました。

昨日淋しくなって、学生時代のあるじの写真を探そうとアルバムを眺めて居ましたら、
中世文学研究会の合宿の写真が貼ってありました。わたしが転科試験を受けて、国文科に移った年です。
妙高高原で合宿しました。宅急便が無い時代ですから、資料をザックに入れて背負って行きました。

「尊卑分脈」という大学の講座では見られないような文献も持って行き、毎日8時間勉強でした。
7泊8日だったと思います。初めて研究とはこういう事なのか・・・と知りましたね。
国文でも多少統計学的なことも研究途中ですることがあるのにも驚きました。

理科系のわたしでしたから、初めての体験を市ながら好奇心一杯、楽しかったです。
写真の先生がお若くてずっとスマートなのには驚きましたね。
当然ですがわたしも若かったです。(笑い)

古いアルバムから外して、先生にお見せしました。
カルチャーでの先生しか知らない友人お2人はびっくりされていましたね。
半世紀も前の写真でずっと昔のことを思い出し、先生もニコニコされていました。

習慣新潮に先生の名前が出ていると、元教え子から連絡があったと言うことで、
帰りがけ有隣堂へ御一緒して買って帰ってきました。
わたしは先生の事が書かれた原稿もですが、それ以上に表紙が気に入りました。
綺麗にカットして、額に入れてみようと思いました。魅力的な虎さんが描かれています。
一目で気に入りました。

虎ではありませんが先日、飾ってありました蛙の写真を撮してきていました。
呉服屋さんの展示棚の隅に座っていました。
わたしも同じような蛙を持っていますが、雰囲気が違うのです。
何が違うか、よく見てみましたら、飾られている蛙さんの目の位置が違っているのです。

   

面白いと思って、お店の方に押さえて頂き写真を撮らせて頂きました。
我が家にあるのは目が背中側にあります。その為に蛙を置く時、腹這い状態なのです。
店に飾ってありました蛙の目は、お腹側に目を付けているのです。それでお座りだったのですね。

 

蛙の型紙は背中側もお腹側も同じ物を使っていると思います。
絣の生地を使っているところが呉服屋さんですね。とっても可愛かったです。

カルチャーの帰り道、西の空が今までになく紅色になっていました。
写真を撮りたかったのですが、家の屋根しか写らないと思い諦めました。
気味の悪いほど紅色が綺麗で、ずっと昔見ました、焼夷弾で燃えさかる空の色を思い出しました。

何とも嫌な物を連想してしまった・・・とちょっと悔やみながら、
だんだん紅色が薄くなっていく西の空を見ながら歩いていました。
コメント
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