玉川上水 花マップ

玉川上水沿いの主な野草の生育地図を作ります

アンケートに書かれた記述のまとめ

2023-05-09 11:21:26 | シンポジウム
アンケートに書かれた記述のまとめ

アンケートの後半で理由を書いてもらいましたが、そこに意見を書いた人が多くいました。それを内容からグルーピングしてみました。どの内容に入れるか迷うものもありましたが、一応次のように分けました。
1)計画そのものを見直しについて
2)道路の形状について
3)行政に問題があることについて
4)その他

会場では計画そのものに反対するのは非現実的だということで議論が進みました。アンケートの設問も形状を選ぶというものにしたのですが、記述には意外にも計画そのものを見直してほしい、あるいは、そもそも道路はいらないという記述が多かったのが印象的でした。玉川上水の価値を知ってもらう努力をすることではみなさん一致していましたが、現実路線としての「地下しかない」ことそのものに異論が多かったということは、主催者として確認しておく必要があります。高槻成紀

1)計画そのものを見直しについて
まずはもう一度考え直してもよい計画だと思う。アントニオ・ガウディが木を避けて建物を建てたという話を子供の頃に読んだ気持ちが残っているから。

土地の買収7割の活用法を別に出す。細い道にして両側に菜園を作るとか公園にするとかパブリックに使える道路以外の細長い何かに計画を変えていけたらいいなと思う。子どもや若い人の発想を生かして、細長くなんとか計画する夢でありだと思います。50-60年も前の道路計画であるのに見直しもされず住民から出される意見にも答えずどんどん進められていくのが恐ろしい。2010年に「ご理解ください」で締めくくられた説明会があんまりだったのを思い出しました。上が決めたことを下が従うという流れはもうおしまいで、たとえ計画が進んでいても 見直しで進めてほしいから。3案のメリットデメリットをあまりよく学んでおらず、簡単にどれが良いと意見できないというところです。今まで出された資料などをよく読み込んでおらずすみません。学びの機会が必要と思う。どんな感じになるかの図説メリットデメリット、工夫できることを3形状で比較して見えるような資料があったら見たいです。

小平1小のすぐそばを 四車線ができすぐ青梅街道もあり333もできたら 空気がますます悪くなります。車より自転車の時代です。子供の時からずっと住んでいますが、畑も宅地へどんどん変わり、緑が目に見えて減っています。世界にはコンクリートを剥がして木を植える国もあるのに日本は逆行しているのが情けない悲しい。子供達に豊な緑、市民憲章、小鳥のくる街を残したいです。緑の多い所には良い空気が、良い人が育ちます。私もちかは反対だけどリーさんのいう計画を先延ばしにする。ダメなら、国分さんの言う右折左折信号の ことで大丈夫と思うけど。

植物、鳥、虫、人の生活が破壊される。経済や効率優先する考え方を改めたいから。

道路は生き物にとって害しかない。地域的にも時代的にも自動車を中心とする工事計画などは必要ない。平面は最も避けるべきで、地下、高架はそれぞれの生き物への影響を考えて選択するべき。

動植物同様人も自然の一部であり地球の自然の中で進化してきたということを忘れている。

特定の集団の利益のために公共事業が結論ありきで進んでしまっている。

今さら新しい道路はいらない。できてしまうなら平面でも仕方がない。地下が良いという方向性を示し、「作るまでもない」、「意味がない」という考えになっていくよう示すという手法もあっても良いと思う。

道路計画がなくなるのが一番いい。神宮外苑も中止にすべきもっとみんなで神宮も中止になるように活動した方が良いと思う。それが東京都を変えることになると思う。

人口減少の時代自然を破壊して新しい道路を作ることの正当性を取り直す機会もない理不尽。地下は環境負荷が大きいと思う。膨大な予算をかけ環境破壊をしてまで作るべきではない。次世代が負担をすることになる負の遺産となってしまうと思います。玉川上水は都市に残された貴重な水と緑の回廊。生物多様性に寄与するものであると言う価値観を広めていくしかないと思います。

私は道路より樹木や自然が大事 道路がスムーズに通行できないのは交差点の形状や信号などの問題。広い直線である必要はない。

2)道路の形状について
形状はどれも困るように思い、選べません。地下では地層や地下水への影響はどうなのでしょうか。それでも一番影響の少なさを選ぶとしたら地下でしょうか。

地下化して地上を緑地にするのが良い。広い緑地が創出される。

美しい自然はずっと続いてほしいです。地下が望ましいです。

今更道路が必要なのかに対する答えが作れないと思う。地下にも問題があるのではないか 。跨ぐ形が必要とも思えないが、作るなら金とのバランス。既存++につなぐ形に。今までの延長で変更できないか。

どうしても実行するなら地下しかないと思います。

地下ならぎりぎり玉川上水の自然が守られるため。

地下でも問題はあるが、地下化になった場合はアセスからやり直しとなり、10年くらいは延期になるだろうという話を聞いた。時代はかなりのスピードで変わっているので、今作られてしまうより、とりあえずは残させ、10年延期させて時間稼ぎすれば、道路自体も中止になる可能性がなくはない。

都道328号線は府中・所沢線ですから,事業規模はかなり大きなものと思われます。したがって玉川上水を横断するのではなく,玉川上水の地下を潜る設計・施工で解決できると思います。現在の土木技術では,問題なく施工出来ます。令和の時代の施策が後世に禍根を残すことのないよう,環境保護を取り入れた設計施工を行うよう,働きかけるべきと思います。

3)行政に問題があることについて
地球は人だけのものではありません。そもそも都市計画道路の事業化は役人の利権です。都民が都政に無関心なので、都庁はあちこちで 予算(イコール権力)保持)のためにやってはいけないことばかりしています。とにかくほかの生き物に迷惑がかからない形にしてください。役人をおだてて頭を使わせてください。

公共事業なのに見直せないことを悔しく思う。声が届かないという空しさはあるけど、水口さんや高槻先生、國分さんや関野先生のような未来の話をできるのは救われた。

昨年小平市に請願を提出して、行政を動かすことがいかに大変か身にしみました。しかし諦めず対話を持ちかけることが何より大切だと思っています。

東京都が道路の影響がほとんど無いとしたとか、行政は話を聞かないという見方は、問題が相手にあると決めた対応であると感じました。逆の立場で見たらどうなるでしょうか。土俵がおかしいという議論から始まっても、効果的な策に発展させる必要があり、そのためには「なぜそうなるか」を原動力にするのが有効です。相手に主張を通すための理論武装、筋書き作りは、相手の土俵に立って策を練ることが重要であると考えます。

4)その他

まずは東京都と話し合いをする状況を作ることが重要かと思います。

引き延ばし作戦大賛成

もう少し勉強して考えてみたいです。住民運動を続けている皆さんに感謝します。平面、地下、高架で意見が割れても、分断しないで活動して欲しいです。

新たな分断道路の計画が立たないように玉川上水を有名にすることはとてもいいと思いました。

文化財保護法に意図した国史跡玉川上水の維持保護の立場からのコメンテーターと発表者、コメントがないため、この二者択一の設問自体が問題だと思います。初めて参加する人もいるでしょうから、資料作りを工夫すべき。この程度の年表のみでは全く説得力がない。

最後の方の、行政が聞いてくれないというようなコメントも、面白かったです。
最初の先生のまとめに使われた、牟礼橋の植生の影響についての引用も、興味深いものでした。

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