パール
海の宝石展
日カタール国交樹立40周年
兵庫県立美術館にて7/28~10/14間で開催中です。
サウジアラビアの隣、アラビア半島からアラビア湾につきでた
小さなイスラム国家 カタール。
18世紀後半から19世紀前半にかけて、カタール周辺は、
世界有数の天然真珠の産地だったそうです。
パール展では、真珠の成り立ちや、アラビア湾における真珠採取の歴史、
カタール美術館庁の所蔵品を中心に、華やかな著名人がまとった優美な宝飾品、
多くの日本初公開のもがたくさん展示されています。
中に入ると、とても幻想的で、
鳥肌が立つくらいの雰囲気です。
展示ケースはカタールから・・・
インドネシア産で、
金庫に使われていたもの。
空間のデザインは
フランスのデザインチームによるものだそうです。
とても感動的です。
日本人に縁の深い パール・・・
謎に包まれてきた真珠の誕生と、
不思議な縁で結ばれた日本とカタールの歴史を
ぜひ体感してみてください。
真珠の誕生
天然の真珠は、どんな貝からもできるのだそうです。
ふだん私たちが食べているホタテ貝からも~
貝に寄生生物が入り込むと貝と同じ成分の真珠層で、
何層にも包むという生体反応によって真珠ができるのだとか・・・
でもそれは、とっても稀なことなのだそうです。
アラビア湾の真珠
アラビア湾では、1粒の美しい真珠が見つかるのは、
約2千個に1個。
稀少なピンクの真珠を見つかるのは、
カリブ海で2万個に1個だそうです。
そんな気の遠くなるような作業。
素潜りという命がけの過酷な作業をする潜水夫たちの
アラビア湾での真珠採取の歴史を
展示や、映像で見ることができます。
アラビア湾では古代から真珠採取が行われ、
古代ギリシャ・ローマ・インドを経て、イスラム諸国に伝わり、
ヨーロッパのキリスト教社会にも広まりました。
王族や貴族、時の権力者や貴婦人を魅了したそうです。
故ダイアナ妃の継母 スペンサー伯爵夫人のティアラきれいです~。
真珠の養殖
真珠の養殖に適した環境の日本では、
御木本幸吉氏により真珠の養殖を手がけるようになり、
世界を制覇していったそうです。
神戸と真珠
日本の真珠は神戸から世界中の市場へ輸出されているそうです。
だから神戸には真珠の会社がたくさんあるんですね~。
マリリンモンローが所有していたミキモトの真珠のネックレス。
現在は、ミキモトアメリカが所有しているそうです。
中国の淡水真珠
中国の淡水真珠の大量生産は、世界の養殖真珠市場を
不安定なものにしているそうです。
その現実がとてもよくわかるように展示されています。
普段見ることのできない貝の不思議や秘密を知ることができ、
今回はとても貴重な体験ができましたぁ~大満足です。
ぜひ皆さんも貴重な海の宝石をご覧になってください~
感動です
『PEARLS パール 海の宝石展』
パンフレット・割引付きのしおりは
フレッツ@メディアスタジオにございますので
ご自由にお持ち下さいませ。
by 店長