「何」を語るか？

先日、素敵な名前の方から、“ずっと「独身」だと思っていました。”と言われました。

それは、とても意外でした。

ある才能溢れる未来の「巨匠」は、“すぐに、相当な年上だと思った”と言ってました。

まぁ、その人と同じ世代だったら、私のようなくどい文章は書かないで、もっとすっきりした簡潔な文で理解し合えるのでしょう・・・。「絵文字」なんて手もありますし・・・。


冒頭の、ある天使が誤解したのは、ココではあまり「自分」のことを書かないで、「思った」こと「考えた」ことなど「妄想」ばかり書いているからかな、と思いました。

書くことや妄想することが大好きで、書き始めたらどんどん話が膨らんでしまいます。ひとつのタイトルを書きながら、４つくらいのタイトルのことも頭の隅に順番を待っていることもあります。


でも、「何」かについて書くということは、案外大変です。


例えば、「人」について語る（説明する）のも案外難しいものです。

身長・体重・血液型・生年月日・好きな食べ物・嫌いな食べ物・好きなアーティスト・・・・。数え上げたら、きりがありません。

外見や容姿、時には「年収」まで・・・。「性格」というのもあります。

どんな「人」なのか、判断する「切り口」は様々です。


「判断」することは、「値打ち」「価値」にもつながります。

そもそも「価値」とは、なんでしょうか？

それに、「価値」というものは、案外と絶対的なものでもないように思います。

「蓼（たで）喰う虫も好き好き」だからこそ、世の中うまく回っているんだろうし・・・。

『なんでも鑑定団』が大好きなんだけど、「お宝」って何だろうと思うことがあります・・・。

マニアにとっては、大金を払ってでも手にしたいという物も、私にはただのガラクタにしか思えないものがあります。

それに、「付加価値」というものもあります。

ここに、薄汚れた野球のボール（硬球）があるとします。ただの古くなったボールなのかもしれません。
もし、そのボールが1934年（昭和9年）の「日米野球」で、伝説の大投手沢村栄治がルー・ゲリッグに打たれて１－０で敗れた時の「ホームランボール」だったら、どうでしょう？　もし、本当にあったなら、ある意味、日本で一番高価なボールになるんじゃないかと、私は思います。

それでも、野球なんか知らない人からすれば、ただの「薄汚れた古いボール」＝「ガラクタ」でしかないでしょう・・・。


自分にも「付加価値」が付けられたらいいかなと思っています。

ただし、付加価値は値打ちが「下がる」ことだって、もちろんあります・・・ｗ