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っていうカフカの未完の小説をミヒャエル・ハネケっていうドイツ人が97年に映画化したものなんだけど 映画館でやってたんで観てきたよ カフカって言えば『虫』だろ?って感じで読んだこともあるし 面白いって思ってたしね 『城』っていうタイトルもなんかこう一筋縄ではいかないっていうかカフカだからってのもあるし 未完ってのをどういう結末に仕立て上げるんだっていうところにも興味をそそられた訳 で 始まってすぐにカフカの世界観に引きずり込まれたっていうか 彼らしいっていうか 耳慣れないドイツ語も心地よくて最後まで楽しめたよ 幕の引き方も面白かったしね 条理 不条理とか倫理とか論理っていう理屈っぽいとこも観てて退屈しなかったし なんせ主人公が『測量技師K』っていう名無しなんだけど以外の人には名前はありつつ それがそのまま進行してて違和感がなくなるまで押し通すっていう 条理で考えるっていうことを拒否されるっていうのが心地良かったな まぁ無い物ねだりってとこかな
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