説明するまでもないハンター・S・トンプソンの
自伝的要素を多分に含んでるであろう同名小説の映画化ってことで
観に行ってきたよ
ゴンゾージャーナリズムやビート系を好んでいると公言している
ジョニー・デップが制作・主演をこなしたってのも
観た理由のひとつと言えば分かりやすいだろ?
『ラスベガスをやっつけろ!』の小説も
フィルム(ジョニー・デップ主演)も面白かったけれど
あの倦怠感なんかは感じたことがない人には
どうしたって説明なんてできる訳もなく
バロウズの『裸のランチ』なんかは滑稽な程
悲しい表現になってしまってたけど これは余談か…
このフィルムが面白く感じたのは意外にも
保守的なものだったからかもしれないな
つまりは彼 トンプソンがまだ若かりし頃で
ゴンゾーとして開花しておらず
そのきっかけとなった部分だったと
感じられたからではないだろうか
それはとても青く 少し解放された…
と言ったような印象を受けたね
好みの問題もあるだろうけど
なかなか秀逸なフィルムだと思ったよ
そろそろケルアックの『On the Road』でも
映画化されるんじゃ?
いやいや ニール・キャサディの生き様を映画化
してくれそうな… って期待してるけど
以前『The Source』ってフィルムで
ジョニーデップがナレーションをしてたんだけど
それはまさにビートジェネレーションの人達のことを描いた
ドキュメンタリーだったんだけど
ビートニクの人達をドキュメンタリーで
表現してどうするんだろう? って思うんだよね
彼たちが起こしたり起こしてなかったってことになってしまった
種々の事柄を列挙したところで
何も楽しくないよな?
それよりも伝記風に面白おかしくしてもらいたいんだよ
ニール・キャサディ:ジョニー・デップ
アレン・ギンズバーグ:ベニチオ・デル・トロ
ジャック・ケルアック:マット・ディロン
ウィリアム・バロウズ:スティーヴ・ブシェミ
なんてキャスティングでどうよ??
ジョニー・デップには制作も携わって欲しいところだよ
となると伝記風におもしろく書いてもらわないとね…
誰に??? そこが難しいとこだよな…
とまぁいろいろ妄想してみるってのも楽しいもんだけど
フィルムを観ながらStones Barの
ゴールド(RED BULL風味? かき氷のイチゴシロップ風味?)と
ホップ(普通の発泡酒?)を飲んだよ
ハンター・S・トンプソンと遠いけど遠くもないかな…
ってくらいの関係ってことだったんだけど…
まぁいいよな…