Out of Vogue

似非吟遊詩人TATSUO(HaHaHa!!)の言いたい放題!!

Public Enemies

2009-12-13 15:08:21 | Film


昨日さっそくジョニー・デップ主演の『Public Enemies』を観てきたよ
そう ジョン・デリンジャーの話ね アル・カポネ “ラッキー”ルチアーノ
ボニー & クライドと肩を並べるレジェンドだって話はもはや不要だな
映画化も今回が初めてでもないしね 彼については諸説あるって話だけど 
今回は主演がジョニー・デップ 美化されてる部分が多かったのかも
ただ 久しぶりのGang Filmだったんで ある種の新鮮さを感じたよ

時代は大恐慌って時 その頃の話はいろいろ映画化されてたりして
聞き及ぶことも多いと思う マフィアやギャングなんて言葉も
おそらくそのあたりから知り得たものだと記憶しているよ 

カポネやルチアーノに遅れることおよそ10年
つまりはお膳立てがすんだ頃に表舞台に登場するのが
このジョン・デリンジャーって訳

そう禁酒法の時代マフィアなんかのアルコールの製造・販売なんていう
裏稼業に比べると銀行強盗ってんだからまさに表舞台だよな
ただいずれも国からの圧力に辟易していた一般市民からは
絶大な支持を得ていたっていう それこそがレジェンドに成り得た理由だろう
権力を振りかざしている側の鼻をあかしてくれる他人に
声援を送りたくなるのは当然だろうな

とは言うものの 正義ばかりでないのも事実
多くの血を流してきたのだから裁きを受けるのも当然
Filmの中ではタンジェリンのスカートとなっていたけど
実際には赤いドレスだったんじゃないかな
もしくはタンジェリンが本当で
「The Lady In Red」(赤いドレスの女)っていう表現に
変わったのか…
要するにジョン・デリンジャー最期のきっかけになった出来事だけど
その「The Lady In Red」って言葉がそれを期に
「破滅へ導く女」という意味で使われるようになったぐらい
社会現象だった訳だよ

そんな時代に生きてみたかったとは思わないけど 
傍観するには本当に厚みのある時代だなと感じつつ
楽しめたFilmだったよ

エグゼクティブプロデューサーの中に ロバート・デ・ニーロの名前があったのに
なるほどと思ったのは俺だけではないよな