このところ四角号碼について調べていて、三省堂出版のこの辞書に四角号碼が記されていることを知り、つい買ってしまった。
四角号碼の索引があるわけではなく、写真のように漢字ごとに記されているというもの。
おもしろいことにこの辞書、音訓索引が付いている。おまけに「常用」・「通用」まで付記されている。
中国語の辞書といったら、ピンイン(ローマ字表記)索引・部首索引・総画索引などが定番だと思っていた。
電子辞書の中日辞典(小学館)についていて便利だと思っていたが、紙の辞書についているものがあるとは思わなかった。
いろいろな出版社の辞書を見ていると、おもしろいことに出会うことがある。
全く同じ用例を載せているものがあるのだ。
で、辞書の作成に携わった人の名前を比べてみると、同じ人の名前を見つけることがあり、あっそういうことね! と一人合点している。
一昨年お世話になった先生に教えていただいて買った辞書が『岩波中国語辞典』。この辞書は語彙を選択する際、現代の北京で使用され聞いて分かる語に限ったというこだわりのあるもの。
文末に「不」がある文にであって、其のニュアンスが分からずに先生に質問した時教えていただいたものである。 ちなみに辞書には以下のような用例がある。
你爱我不。
辞書には「あんたはわたしを愛するの」とあるが先生がおっしゃるには、
「あなたは私を好きなんでしょ」っていう感じのほうに近いとのこと。
辞書によって特色があり、なかなか面白い
ということで、手もとに辞書が増えていくのである。