(老子鬳齊口義)
人間本能の趣くままに動いていては、学業は疎かになる。
うん、至極当然のこと! 3週間後には授業が始まってしまう~~~
ということでようやく、読みかけのT先生の論文を取りだした。授業終了前までに質問事項を整理して教えていただかなくては。
この論文の掲載雑誌は所蔵館が少なく、国会図書館に複写依頼をし、郵送していただいた。
論文の資料の一つでもある『古文眞寶』は版の相違するもの百点ほど先生は収集されたと書かれている。
調査カードの授業の時に見せていただいたものは、安政五年(1858)重刊のもの1点だけだった。
授業の際、収集のお話は伺っていなかったので、このような版本を100点も収集なさっていたということに驚いた。
上記の写真は『老子鬳齊口義』(ろうし けんさい こうぎ)著者は林希逸(りん きいつ)。
T先生が鼇頭本と定義される形態の版本で、調査カード記入の実習の際に戴いたコピー。
この論文の冒頭部分で、和刻漢籍のこの形態のものを鼇頭本と定義するに至る理由が述べられている。
・・・ って、書いている場合じゃない、先を読まなきゃ
1回読んだくらいじゃ理解できるわけないんだから