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裁判員制度 今日スタート

2009年05月21日 17時10分55秒 | 司法問題

裁判員制度がきょうスタートする…
2009年5月21日 11:03 カテゴリー:コラム > 春秋
 裁判員制度がきょうスタートする。戦後最大の司法改革と政府は言う。判決に市民感覚を反映させて司法への信頼を高める。そのための扉が開く

▼はずだったが、開く音にきしみが交じる。裁判官と同じ席に座ることになる側の疑問、不安がきしませる。世論調査によると参加に消極的な人が多い。何が国民をためらわせるのか

▼疑問は広報の仕方にも向いた。かわいらしい着ぐるみのマスコット人形を使った街頭での光景が一時期見られた。そういうPRがなじむ種類の「改革」ではないだろう、と感じたことを思い出す

▼報道機関を通じての広報は、参加を促す環境づくりに重きがおかれた。専門用語を平易に改めるなど、いろいろあった。裁判員になったら日当や遠隔地の人には宿泊費も…、というのもあった

▼環境づくりと同じ程度の量の広報が、素朴な疑問の解消に向けられていれば世論調査結果はたぶん別のものになった。重大刑事事件だけが対象になった理由は今も分かりにくい。そもそも市民が人を裁けるのか。答えが見つからないまま死刑判決にかかわる自分を想像してたじろぐ

▼極刑への関与をなくすだけでも様子は違ってくる。民意を司法に、ということでいえば民事・行政訴訟のほうが似合う。3年後の見直し規定があるが3年も待てない。以上、裁判員制度の意義については種々の報道がなされるから小欄では趣を変えた。変えすぎただろうか。
=2009/05/21付 西日本新聞朝刊=


今日から裁判員制度がスタートすることになっている。
実際に裁判が始まるのは、各地とももう少し先の見込みのようであるが、
制度としては、今日からと言う事になる。

この記事でも言ってあるが、民意を反映させたいのなら、
裁判員に裁かせるのを、殺人事件などではなく民事事件にしたら良かったのにと思う。
どうして重大刑事事件だけに限って、素人に裁かせようと計画したのだろう?
常識で考えたら、民間の考えを聞くのなら民事と言う事になりそうな気がするのだけれど・・・・・
裁判員制度で、重大刑事事件を扱わせようと、どうして思いつくのだろう?
どうしても腑に落ちない。

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